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[2016.08.15]

バケモンGO
~ゴーストバスターなら知っておきたいアメリカ恐怖の心霊スポット15選~



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夏の風物詩と言えば、やはり心霊モノ。
よく怪談話をしていると幽霊を引き寄せるとか、幽霊のいる場所は他より温度が低くなる等と言われる。
という訳で今回は、灼熱の暑さを吹き飛ばすべく、背筋も凍りつくアメリカのホーンテッド・プレイスをご紹介します。

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01. リトル・ピープル・ビレッジ

コネチカット州ミドルの森の中には、 朽ちかけた石造りのミニチュアハウスが複数放置された奇妙な廃墟が隠されており、 呪われた場所として見なされているそうだ。
いくつかあるバージョンの中で最も有名な物語によれば、昔この地に住んでいた夫婦が家の周囲で妖精を見かけるようになった為、 彼らの為にこの人形サイズの家を作ったものだという。
ある日、森の中で不思議な声を聞いた妻は、自分達が妖精と共存していると信じ、 夫に小さな村を構築する事を指示する。
やがて妻は、自分が妖精の女王であると思い込む妄想に取りつかれ、 彼女の奇行に我慢出来なくなった夫がとうとう妻を殺害するという話である。
同地には様々な不気味な噂があるようだが、中でも特に興味深いのが、「王座」と呼ばれる石造りの椅子に座った者は、7年以内に死亡するという話である。
ただ実際のところ、ここは20世紀初頭には湖畔のリゾート地に繋がるトロリーの路線上にあったらしく、 これらの建造物は停留所の一部で、道端を魅力的にすべく建てられた観賞用の庭だったそうだ。
そして、それがトロリーの廃線に伴って、いつしか忘れ去られたものが、現代になって再発見されたというのがどうも真相らしい。

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02. ベル・ウィッチ・ケイブ

テネシー州ロバートソン郡のアダムズにあるこの洞窟は、 アメリカ国内有数の心霊スポットとしてよく名が挙がる場所である。
ここは今から200年程前、数多くの怪現象に悩まされ続けたベル一家が住んでいた土地にある場所で、 彼らに起こった一連の事件は、大勢の人々に目撃され、多くの文献にも記録されている。
当主のジョン・ベルが知り合いの 霊媒師に泣きついた結果、ケイト・バッツという人物の霊が屋敷に取り憑いてる事が判明した。
彼女は生前、近所で「魔女」と呼ばれる変人だったらしく、ジョン・ベルと過去にトラブルになった事があったという。
1817年から始まった怪現象は、1820年にジョン・ベルが亡くなった事で一応終息に向かった。
現在、同地は立ち入り禁止となっているものの、 好奇心旺盛な人々による肝試しが後を絶たず、謎の女性の声が聞こえたり、 不気味な写真が撮影されるなどの様々な心霊現象も報告され、未だに呪われた場所であると考えられている。
どうやらこの土地は、元々ネイティブ・アメリカンの埋葬地に建てられていた事や、 魔女裁判が行われていた頃に、魔女とされた女性達が避難していた洞窟であったらしく、 ベル家に降りかかった災いは、それが原因で引き起こった、 ポルターガイストの一種であるとも考えられているという。

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03. ヴィリスカ・アックス・マーダー・ハウス

アイオワ州にあるこの家は、かつて殺人事件が起こった幽霊屋敷である。
今から約100年前の1912年6月10日、 当時ここに住んでいたジョサイアB.ムーアとサラの夫婦と子供4人の一家6人+2人の客が、 何者かによってベッドで就寝中に斧で惨殺されるという凄惨な事件が起こった場所らしく、 容疑者が何人か浮上したものの、 現在も犯人が不明のまま未解決事件となっている。
現在、この家は歴史的価値が認められて保存されており、所有者に手数料を支払えば宿泊が可能である為、 数多くの心霊現象が発生する場所として、各地からゴーストハンターや超常現象研究家が調査に訪れているという。
尚、2014年には、この曰くつき物件にやはり調査に訪れていた男性が、 何故か自分自身の胸に鋭利な物を刺して病院に運ばれるという不気味な事件が発生している。

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04. バニー・マン・ブリッジ

バージニア州フェアファクス郡クリフトン周辺には、「バニー・マン」なる化け物が出没すると言われる場所がある。
バニー・マンは、全身白いウサギのスーツ(または皮膚)という格好をしている殺人鬼の霊的存在で、 毎年ハロウィーンになると、「フェアファクス・ステーション・ブリッジ」という鉄道線路下の陸橋トンネル内に、 斧を持って現れ若者を襲うのだという。
この噂は、1973年頃からメリーランドとコロンビア特別区を中心として囁かれる様になったそうで、地元の住民(主にティーンエイジャー)の間では有名らしい。
現在このトンネルは、もっぱら「バニー・マン・ブリッジ」と呼ばれ、 「バニー・マン」と3回唱えると現れると言われているらしい。
しかし最近は、ハロウィーンに誰かが訪れるのを防ぐ為、郡警察がトンネルに監視カメラを設置し、周辺パトロールを強化しているそうだ。

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05. I-4デッドゾーン

フロリダ州セミノール郡デイトナビーチとオーランドの間にある州間高速道路4号線は、 約400m程の比較的短い区間であるにも拘らず、1963年以来ほぼ2000回にも及び交通事故が発生しており、 全区間の中で年間最も多くの事故が起こる為、「I-4デッドゾーン」と呼ばれ、恐れられている。(※「I」=「Interstate」は州間高速道路の意)
ここ数年では、道路上を横切って浮かぶ光の球や、道路脇でヒッチハイクする幽霊、さらに幻のトラックなど、 様々な奇妙なものが人々に目撃されているという。
どうやらこの高速道路が建設された土地は、以前は聖ヨセフのカトリック・コロニーと呼ばれる8組の家族が眠る墓地だったらしく、 実は未だにそのうちの一家族のドイツ人4名が埋葬されているそうだ。
1960年代にこの高速道路が完成した時点では、まだ彼らの墓は保持され、移築が予定されていたそうだが、 何故かその後、結局放置されたまま、新しい道路の建築工事による土砂で埋められてしまったらしい。
そうした背景があってか、不遇に恨みを抱いた家族の霊によって、事故が引き起こされているのではないかと噂されているようだ。

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06. オーシャン・アベニュー112番地

ニューヨーク州ロングアイランドの町アミティヴィルの郊外には、1970年代に全米を震撼させた恐怖の住宅が今も存在する。
この事件は、『アミティヴィル・ホラー(The Amityville Horror)』というタイトルで書籍化してベストセラーとなり、 その後は映画化もされ、日本でも『悪魔の棲む家』の邦題で公開されている。
1975年12月、 新婚のジョージ&キャシー・ラッツ夫妻が3人の子供を連れて、 オーシャン・アベニュー112番地の家に引っ越してきた直後から、ポルターガイストを始めとした怪現象が次々に発生した。
実はこの家は、過去に殺人事件が起こった事故物件だった。
ラッツ一家が越してくる1年前の1974年11月13日、 家の前の住人であるロナルド・デフェオJr、通称“ブッチ”が、頭の中の妙な声に「殺せ」と強要されて、 就寝中の自分の家族6人をライフルで射殺するという、凄惨な事件を起こしていたのだ。
28日間に渡り、ありとあらゆる恐怖に見舞われラッツ一家は、最終的には家を逃げ出してしまったという。

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07. リジー・ボーデン・ハウス

マサチューセッツ州の小さな町フォールリバーには、 19世紀に殺人事件があった家が今も残されている。
1892年、当時ここに住んでいたアンドリュー・ボーデンと彼の妻アビーが、何者かによって、斧で頭を割られて惨殺された。
警察の捜査により、普段から継母と不仲だった娘リジーが殺人容疑で逮捕されたものの、凶器の斧も、返り血を浴びたはずの服も発見されず、証拠不十分で彼女は無罪となった。
しかしその後、地下の物置で柄の壊れた灰まみれの斧の刃が発見され、事件の数日後には、台所で古くなった服を燃やしているリジーの姿を、知人が目撃していたと言われている。
現在、このボーデン一家が暮らしていた家は、ランドマークにして博物館となっているそうで、興味を持っている人は誰でも殺害現場を訪れる事が出来、マグカップやトレーニングシャツなどの記念品まで買う事が出来るという。

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08. ダドリータウン

コネチカット州北西部のコーンウォールにあるダドリータウンは、住人がいなくなって久しいゴーストタウンである。
元々この地は、1630年にイギリスから入植してきたウィリアム・ダドリー達により開発され、 最盛期は数百人程の人口を持つ集落であった。
しかし、18世紀後半から怪現象が多発し、不審死や自殺者も出た為、結果的に引っ越す住人が続出し、 やがて町は、今日のように建物の廃墟を僅かに残しながら、森の中に覆い隠されてしまった。
実は、ダドリー家の先祖であるエドマンド・ダドリーは、 ヘンリー7世への反逆罪で処刑された為、アメリカに渡った子孫もその呪いを引き継いでしまったのではないかと 言われている。
現在、すっかり荒れ果てた同地は私有地内にある為、立ち入り禁止となっているが、 それでも好奇心から周辺に訪れる若者が後を絶たず、依然として怪現象の報告がなされているという。

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09. スタンリー・ホテル

コロラド州のロッキー山脈の麓にある由緒正しいこの高級ホテルは、 スティーブン・キングにホラー小説『シャイニング』を執筆するインスピレーションを与えた場所として知られているが(映画の撮影もここで行われた)、この世の者でない存在もチェックインしている幽霊ホテルでもあるのだ。
それはホテルの公式サイトが開き直ってネタにしてしまうくらいで、 深夜になると、初代オーナーのスタンリー夫妻の霊や、従業員の子供の霊が頻繁に出現するらしい。
また、客室で物が勝手に動いたり、電気が点滅したりする怪現象が起こったり、宿泊客により偶然撮影された不可解な写真のSNS投稿が後を絶たない。

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10. ゲティスバーグ古戦場

ペンシルバニア州にあるこの激戦地跡は、1863年の南北戦争で両軍合わせて 8000人近くが命を失った(死傷者という括りだと5万人以上)場所である為、当然の如く数多くの兵士の霊が目撃されたり、 不可解な写真や映像が撮影されている。
その為、開き直って地元では、当時の衣装に身を包んで町歩きするゴーストツアーが頻繁に催行されている程らしい。
超常現象の多くは戦場跡を中心に発生するものの、 遺体もろくに埋葬されなかった膨大の数の戦死者の魂が、無念の思いを抱えて町中を彷徨っているとされ、 一部ではアメリカ屈指の呪われた町とまで言われている。
ゲティスバーグで特に霊の目撃が顕著なのが、デビルズ・デンと呼ばれる岩場で、 ここは連合軍兵士が狙撃する為のポイントだったという。
観光客や超常現象研究家が訪れると、オーブやEVP(電子音声現象)、足音やカメラの異常といった定番メニューの他、 葉巻の香りや砲撃の匂いのようなもの(通称ファントム・スメル)が感じられたりもするという。

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11. サンアントニオの幽霊街道

テキサス州のサンアントニオには、 通行する車に怪現象が起こると言われる道がある。
ここの踏切では、1938年にスクールバスが列車に衝突し、乗っていた子供達が全員死んだという悲しい事件があったとされる。
その為、現地では亡くなった子供達の霊が出現し、 車を停めると、上り坂にも関わらず、何者かに車が押されて勝手に前に進む感じがしたり、 走行中に車が揺さぶられたとか、子供の声や囁き声が聞こえた等の体験談があるという。
また、踏切の通過後に車体にパウダーを振り掛けると、小さな手の指紋が浮き上がってくるという話もあるそうだ。
ただし、同地で過去に衝突事故が起こったという事実は無いらしく、別の場所で発生したものがいつしか誤解され、 噂として定着してしまったのだという。
また、車が押されるという現象は単なる目の錯覚によるもので、 実は上り坂に見える坂も実際は僅かに下り坂であるという事が判明しており、 日本各地にある「ゆうれい坂」等の名称で知られる場所と同様のものと考えられる。

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12. ガイザーグランドホテル

オレゴン州ベーカーシティにあるこの高級ホテルは、 事もあろうに幽霊が毎晩の様に出没すると言われる全米最恐レベルの現役物件である。
その恐ろしさは海を越えて、遠い日本でも数々のテレビ番組で取り上げられている為、知っている人もいる事だろう。
News Week誌では「世界一心霊現象が多発するホテル」として紹介されており、 例えば、313号室では誰もいないはずなのにシャワーを浴びる音が聞こえたり(かつてこの部屋で暮らしていた老人の霊の仕業だという)、 302号室では寝ているとベッドにバラの匂いがする女性(オーナーのメイベル・ガイザーの霊)が腰掛けて、 部屋の物を動かしたりして起こしてきた・・・等といった恐怖体験が語られているそうだ。
しかし、このホテルで最も恐ろしい場所は、地下室にある食糧倉庫だという。
ここは怪現象が多発するという理由で、午後9時~午前7時まで立ち入り禁止になっているらしい。
また、この倉庫の奥は危険エリアで、過去に従業員が攻撃的な霊に襲われそうになった事が何度もあるらしく、 経営陣しか入ってはいけない場所となっているそうだ。

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13. マウンズビル刑務所

ウェストバージニア州にあるこの刑務所は、 1866年から1995年にかけて、アメリカ国内で最も危険な凶悪犯を収容していた場所だ。
それ故、所内では残忍な殺人事件や暴動が続発し、過去に1000人を超える囚人が命を落した、全米一血が流れた刑務所と言われている。
生前が極悪人だったという事もあり、出現する霊も殺意に満ちた攻撃性の強いタイプが多く、 そうした意味でも非常に恐怖度の高い場所となっているようだ。
現在、刑務所は閉鎖されているものの、死刑用に使われた電気椅子の展示がある等、観光地として一般に開放されており、 シャドーマンと呼ばれる不気味な黒っぽい影の様な存在が度々出現し、写真に写り込んだりもするという。

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14. コーラル・キャッスル

フロリダ州のホームステッドという町には、珊瑚の岩で作られた奇妙な建造物がある。
これは、ラトビア人移民のエドワード・リーズカルニンが、 1920年から1951年までの31年間に渡り、生涯をかけて築き上げた城だという。
彼が26歳の頃、「スウィート・シックスティーン」と呼んで愛していた16歳の恋人に結婚式前夜にフラれた事がきっかけとなり、 彼女の愛を呼び戻す為の捧げ物として、1000トン以上もの珊瑚の岩を材料にしたこの城を、たった1人で造り続けたそうだ。
しかし、巨大な岩を重機も使わずにどうやって運んだのか等、建築方法については謎も多く、色々な憶測を呼んでいる。
エドワードは64歳で病死し、結局恋人にその思いが届かなかった無念からか、同地では彼の霊が目撃される事があるとか無いとか。

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15. フランクリン城

オハイオ州クリーブランドの大通りに位置するこの歴史的な建物は、同州で最も恐ろしい幽霊屋敷として知られている。
1860年に建てられ、4階建てで20以上の部屋からなる同地には、 元々ドイツ移民であるハンネス・ティーデマンの家族が住んでいた。
しかし、娘と高齢の母親が立て続けに亡くなるという不幸が続いた為、 ハンネスは家族の死の連鎖から妻を遠ざけようと、次から次に家の増改築を行い、 現在の城の様な状態になったとされる。
だが結局、その後妻も亡くなり、 1人残されたハンネスも1908年に死亡した。
実は家族の死にハンネスが関与しているという噂もあり、これまでに何度も霊が目撃されているという。

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