世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーJKの風谷葵です。ここでは、日々いろんな所からよせ集めたオカルトニュース&コラムなどを、私独自の素晴らしい見解を交えつつお送りしちゃいますよ。
地上絵と言えばナスカ平原のものが有名ですが、 オーストラリアには「マリーマン(Marree Man)」と呼ばれる世界最大の地上絵があるそうなんです。 「スチュアートの巨人」とも呼ばれるこの地上絵は、南オーストラリア州の中央部の町マリーの西60km程の台地に位置し、 1998年6月26日、当時マリーとクーバーペディの小さな町の区間を飛行していた チャーターパイロットのトレバー・ライトさんによって発見されたそうです。 その姿は、鳥の群を分散させる為のスティック(あるいはワラビーにブーメラン)を投げようとしている狩猟中の先住民のようで、 この巨人の身長は4km(横幅2km)、線の長さは全長28kmといった大きさらしく、 誰がいつ何の為に描いたのか分かっていないらしいです。 とは言え、一見すると古代文明の遺産のようですけど、 どちらかと言うとランド・アートと呼ぶのが相応しい代物のようで、 発見後に地元警察が調査を行ったところ、トラックの走行した跡や、簡易トイレが設置されていた痕跡などが見つかり、 現代の何者かによって意図的に制作されたものだという事は判明しているそうです。 実際、あるアメリカ人のグループによる犯行声明も出されたそうですが、 真実なのか単なる売名行為なのかは不明のようです。 ただ、これ程のスケールの作品が誰にも知られずに制作された点と、 制作者が依然としてハッキリしていないという点、 何を目的として描いたのかも全く不明という点からも、なんともミステリアスな存在だと思います。
ところで、伝えられるところによると、当時、マリーの町から200km程離れた場所に位置するウィリアムクリークホテルにて、 シェーン・アンダーソンさんという人物は、 地上絵の位置を詳細に記載した匿名のファックスを受け取ったと証言しているそうですが、 彼は冗談だと思ってそれを無視してしまったという謎の出来事もあったそうです。 なお、一部の人々は、マリーマンの制作者は、南オーストラリアのアーティストであるバーディウス・ゴールドバーグさんだったのではないかと信じているそうです。彼は元々、宇宙から見える作品を作る事に興味があったらしく、 2002年に亡くなる前に、友人に「マリーマンを作成する為に1万ドル支払ったよ」という旨の話をしたという 報告もあるそうです。 地上絵は現在、発見から17年の時を経て侵食が進んでいるらしく、 劣化により上半身の姿はほとんど消えかかっているみたいです。 一応なんとなく痕跡は目にする事は出来るようですが、早ければ年内には全て消えてしまうという風にも言われているそうです。 ・・・奇妙な惑星・地球の人類による絶景といった感じですね。 でも一体こんなの、どうやって描いたんでしょうか。 ミステリーサークルみたいな複雑な図形もそうですけど、これだけの大きさとなると、 結構な人員を割いて皆で団結してやらないと、何kmも作れないですよね。 うちの学校のクラスなんか、文化祭の出し物にやる気無さ過ぎて、 適当に空き缶アート風の門を作ってお茶を濁そうとしてるくらいですからね~。 (スケールの小さい話題へ)
■関連記事 ・カザフスタンで50個以上の地上絵が発見される ・ナスカの地上絵が新たに約100個発見される ・AREA51周辺に不可解な地上絵を発見 ・風谷葵の冒険~World mystery on the Google Earth~ ・森の卍フォレスト・スヴァスチカの謎