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[2012.09.15]

FILE003:ミステリー・サークル


イギリスで発見された非常に複雑なサークル▲
1678年、「草刈デビル(The Mowing-Devil)」の文献▲
ミステリー・サークルとは、広大な畑にいつの間にか、巨大な円形や、様々な複雑な図形が描き上げられる、主にイギリスで頻繁に起こっている不可解な現象です。
海外ではクロップ・サークル(Crop circle)という呼称が一般的みたいですが、コーン・サークルとも呼ばれ、 以前は円環効果、円環現象などとも邦訳されたそうです。
発生原因は、人為的なイタズラ、プラズマ等の自然現象、地球外生命体によるメッセージやUFOの着陸跡などの説が有名です。
ミステリー・サークルとしての最初の報告例は1946年に遡り、50〜70年代にも報告例はあるそうですが、 詳細な記録文書や写真は残されていないそうです。
しかし、80年を境に状況は変わり、同年8月15日に、英南部ウィルトシャーの地元紙が小麦畑に出現した直径約18メートルの3つの奇妙な円形痕を紹介した事が きっかけとなり、それ以降、同様のサークルが相次いで出現し、年間出現数も100個以上を数える様になり、注目を浴び出したそうです。
ミステリー・サークルらしきものの存在は1678年の文献にも登場しており、同年8月22日付けの瓦版記事には、 ハートフォードシャーの畑で悪魔の仕業と考えられる謎のサークルが発見された事が書かれ、 草を刈っている悪魔の絵が掲載されています。
しかし、この話は強欲な農場主の畑が悪魔に刈られて壊滅したという説話に過ぎないらしく、 草を押し倒して出来るミステリー・サークルとは似て非なるものみたいです。
サークルの画像にケータイかざすと何か情報が出てくるかもしれんぞ。割引クーポンとか。
QRコードじゃないんですから・・・。
ってか畑主人にとっちゃ迷惑な現象ですよね。
ダグ・バウワー&デヴィッド・コーリー▲
『トゥデイ』紙の新聞記事▲
1991年9月、英国の『トゥデイ』紙にて、ダグ・バウワー&デヴィッド・コーリーというアーティストな老人コンビが「サークルを作ったのはワシ達だったのじゃよ」と告白しました。
彼らによれば、板にロープをつけた簡単な道具で、 特定の場所を中心にして板で麦を踏み歩きながら円を大きくしていくだけという単純な作業でいとも簡単にサークルを作ったそうです。
ある撮影で検証した際には、僅か8分で12メートルのサークルを作ってみせたそうです。
彼らは1978年頃からこうした活動を行うようになったそうで、 以前、オーストラリア在住中にクイーンズランドに出現したソーサー・ネスト(円盤の巣)と名付けられた “円形に押し倒された草むら”の記事を読んだダグは、ある週末の夜、 常連のパブ「パーシー・ホッブス」で黒ビールを飲みながら、同じものをイギリスの畑にも作って、 世間がどう反応するか試してみようとデヴィッドを誘ったそうです。
最初のうちは年に1個か2個程度作っていたものの、1982年頃から話題になり始めると個数も徐々に増加し、結果的に250個以上も作ったとされているそうです。
基本的に作業は深夜であり、ダグの度重なる深夜の外出に疑念を抱いた妻のアイリーンに問い詰められた為、 ダグは自分達の活動を告白し、途中からアイリーンも加えた3人で作品を作るようになったそうです。
また、彼らの初期の作品はほぼ土曜の朝に発見されており、 これはダグが妻のアイリーンから外出を許されていたのが金曜の夜だった為らしいのですが、 彼女にバレてからは、案外ノリのいい妻も夫のイタズラを一緒に楽しみ、 いつでも外出を許可する様になったので、後年の作品に関しては不定期に発見されているそうです。
(後期の作品には、2人の頭文字「D」が組み込まれている)
何気に農場主が宣伝を目的にサークル作成を依頼していたケースも多かったそうですが、 逆に損害賠償訴訟が発生しかけた事もあったみたいです。
なお、デヴィッド・コーリーは1996年に病死してしまいましたが、ダグ・バウワーの方は健在で、 現在は「circlemakers」なるチームで作品を作っている様です。
もっと他に週末の趣味は無かったんかよ。穀物不足だってのに。
元気なおじいちゃん達もいたもんですね。
私も今度、友達誘って作ってみよっかな。
ただでさえ数少ないダチが減るぞ・・・。
サークル作成を実演しているダグ・バウワー&デヴィッド・コーリー▲
「ワシに踏み倒せぬ畑はない」と言わんばかりの サークル王ダグ・バウワー▲
ところで、彼らが自身らの活動を告白した理由は、「クロップ・サークルを宇宙人や超常現象と結びつける人があまりに増え、国家を始めさまざまな公共機関でこの現象が議論され始め、自分たちのせいで税金が無駄にされるのは忍びないと考えたから」だそうで、 彼らはミステリー・サークル製作の功績を称えられ、1992年にイグノーベル賞の物理学賞を受賞しています。
ハローキティ生誕30周年記念イベント用のミステリー・サークル▲
現在では広告目的で作られるものもある様だ。
© サンリオ
しかし、そもそもダグ・バウワー&デヴィッド・コーリーが活動を始める1978年以前からもサークルは発見されており、 イギリスで発見されたサークル全てが彼ら2人によるものというのは考えにくいですが、 少なくとも1987年以降は、世間で騒ぎになったサークルを真似て作ったという 通称サークルメーカーなる若者グループが英南西部に多数いた事(イギリスだけでも1992年時点で20団体以上)が分かっており、 そのうちいくつかは現在でも活動しているらしく、なんと制限時間内にオリジナルのミステリー・サークルを作るコンテストが行なわれている程みたいです。
作成方法はやはり、板を使って稲をなぎ倒していくというやり方らしいです。
また、やはりサークルの発見がほとんど月曜日である事も、 休日の土曜と日曜を利用した人間により作られているという事を示唆している模様です。
もはやミステリーでも何でも無いサークル活動じゃな・・・。
日本でも昔、学校の校庭に机が「9」の字に並べられた事件があったそうですけど、それに近い雰囲気ですね。
押し倒されたサークル中心部▲
「龍の天気予報」と名付けられたサークル▲
レッド・ツェッペリンのアルバムジャケットにも使用された有名なものだ。
しかし、ミステリー・サークルをイタズラの一言だけで片付けれない要素として、 人間が作物を踏んで作ったサークルは稲が折れているのに対し、 しばしば本物と鑑定されるサークルは折れずに曲がっており、 その曲がっている部分の遺伝子組織が変化している事があるそうです。
これは強い放射線などを浴びなければ起きず、 アメリカの生物物理学者でBLT研究所のリーダーとしてミステリー・サークルを研究しているW. Cレーベングッド博士によれば、 サークル内で採取された麦の節の細胞壁が突然変異を起こしたかの様に膨張し、細胞内が小さな穿孔だらけになっている事を発見したそうです。
また、サークル内とサークル外での麦の種の発芽状況の比較でも、前者の方が異常に早い事が突き止められており、 これらの研究結果はレーベングッド効果と呼ばれ、ミステリー・サークルの真贋を判別する目安になっているそうです。
もっとも、発見されたほとんどのサークルの稲は折れたり千切れたりしているらしく、 ダグ・バウワー&デヴィッド・コーリーが作った人間によるサークルからも 折れずに曲がっているだけの稲は見つかっており、 サークルメーカーらが作ったサークルからも自然界レベルの放射線は検出されているそうです。
しかし実際、英南西部で未確認飛行物体の目撃や撮影が多いのも事実で、 1982年7月3日には、ウィルトシャーのウエストベリーの畑に異音を伴った光る棒状の物体が飛来した直後、 直径約38メートルのサークルが出現したという事例があるそうです。
また、サークル内では異常エネルギーが発生し、電磁波などに影響を与えるともされ、 テレビ局の取材でサークル内に入るとテープレコーダーなどの機器が突然作動しなくなるも、サークルの外に出ると正常に戻るなんて事があるのだそうです。
ミステリー・サークルには人間が世間を驚かす為に作った物と本当に宇宙人が作った物とがあるのかもしれません。
宇宙人が額に汗して板踏んで作ったんじゃね?
彼らも割りと暇をもて余してるんですかね・・・。



オリバーキャッスルビデオ▲
ミステリー・サークル周辺では、しばしば浮遊する光の球が目撃され、それに関するビデオも多数撮影されています。
中でも有名なものは1996年に撮影されたビデオ映像でしょう。
同年8月11日午前5時頃、ジョン・ウェイレイという青年がイギリスのオリバーキャッスルにてサークル出現の瞬間を撮影したもので、 何処からか飛来してきた計4個の謎の発光体が畑の上で弧を描くと、僅か10数秒の間にサークルが形作られていくやつです。
しかし、後に青年はビデオの内容を否定したらしく、 ある方面から圧力がかかった為ともされたそうですが、調査の結果CGである事が判明したそうです。
また、これらと同様の映像はいずれも、懐中電灯に風船をくくりつけて飛ばすなどしたイタズラや捏造である事が分かっている様です。
どう見てもCGです本当にありがとうございました。
これはちょっとクオリティーが残念な感じですね・・・。
青海省の砂漠に一夜で出現したミステリー・サークル▲
砂漠上に滑らかなラインが広大に延びる▲
現在、ミステリー・サークルは人為的に作られたものという見方がほぼ通説となっているが、 ここ最近でも世界各地で謎のサークルの発見がなされており、2011年8月には、 中国北西部の青海省デリンハ市周辺の砂漠に巨大なサークルが発見されている。
現地メディアが報じた目撃者の証言によれば、一夜のうちに突然、直径2キロにも及ぶ対称的で非常に精巧な円形が出来たという。
通常のミステリー・サークルの直径である約40〜200メートルを遥かに凌ぐ大きさである。
現場には人間が機材を用いて作業した様な痕跡は全く無く、 中国国内の記録では、これが初めてのサークル現象だという。
また、現地では1970年代に宇宙人の遺跡を発見されたと騒がれていたらしく、 現地の化学精錬所のエンジニアは、そこで発掘された鉄管の破片を研究した結果、 かなり古い年代のもので、人類のものではないとの結果を出していたという。
村おこしの為に村人が徹夜で頑張ったんじゃねーか?
むしろサークルより宇宙人の遺跡の方が気になりますってばヨ。
シンプルだが従来のものと微妙に特徴が異なるサークル▲
2008年5月14日には、 オランダのアムステルダムにあるスキポール空港近くの麦畑で3つの巨大なサークルが発見された。
サークルは農場の母屋に近い場所に一夜のうちに出現し、飼い犬や馬も全く異常な素振りは見せなかったという。
今回のものは円形で非常にシンプルであるが、サークル内部の麦は高温で焼かれたかの様に、 場所によっては炭化しており、麦は色が抜けて完全に乾燥した状態になっていたそうだ。
また、土は螺旋状に隆起しており、倒れ込んだ麦が隆起した土の尾根に埋まっているものもあったという。

芸術性すら感じさせる様々なミステリー・サークル▲
ミステリー・サークルの発生原因として、あまりに幾何学的な形状が現れる事から 人間の仕業ではなく宇宙人による説やプラズマ説などが主張されたが、これはCADを用いて入念な設計を事前に行っていた為であるそうだ。
また、ダグ・バウワー&デヴィッド・コーリーも、例えば気象専門家が竜巻が原因である可能性を指摘すると、 彼らはそれを受けて小さな右巻きの円の外に左巻きの円を持つサークルを作って発見させたりして、 わざと自然現象での説明を困難にしていたという。
また、80年代後半にイギリスの気象学者ジョージ・テレンス・ミーガン博士が唱えた プラズマによる自然現象説がしばらく有力視(早稲田大学の大槻義彦教授も同調し日本でも有名に)され、 そのサークル発生のメカニズムを簡単に説明すると、英南部の様に起伏に富んだ地形では 気象条件によってイオン化された期待の集合体、すなわちプラズマの渦が発生しやすくなり このプラズマは電気的なノイズを発して発光しながら、 回転柱になって急速に降下し、その回転運動が小麦などの作物を倒伏させるというものだ。
これは火の玉の様に見える点が一部の目撃例と一致し、 シンプルな形状で規模の小さいサークル発生の説明には成り得るものの、 幾何学模様などの複雑なサークルを説明する事は出来ない。
一方、少し変わった説ではあるが、未知の力によりサークルが生成されるという見方もある。
ミステリー・サークル周辺では、震動の様な正体不明の怪音(ウグイスの一種の鳴き声とも)が聞かれたという証言があり、 1989年に科学者達がイギリスの麦畑で蝉と滝が交った様な音を録音している。
NASAの分析によるとこれは動物の音ではなく、リズムに不思議なものが含まれているという。
また、近年サークルの形状が複雑化にしてきた事に比例して、音波も高くなっているそうだ。
この異常に高い音波には治癒力があるという説があり、 例えばパーキンソン病患者の震えが止まったり、麦畑に行った患者の網膜にあるコブが萎縮したという。
ミステリー・サークルが出現するポイントは、遺跡や聖地を直線で結んだいわゆるレイライン上に多いとされており、 磁場と磁場の境目から発せられた目に見えないある種のエネルギー波の様なものがあるのかもしれない。
初出:[2002.10.10]
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