どうも、お久しぶりです、1人オカルト女子部の風谷葵です。 海外ソースの翻訳にやたら手間がかかる「超トンデモ通信」、5年の沈黙を破り、装い新たにまさかの復活です。 思わせぶりに足された「Z」に特に深い意味が無い事はさておき、 ここでは、日々いろんな所からよせ集めたオカルティックなニュースを、 私独自の素晴らしい見解を交えつつお伝えしちゃいますよ～。
アメリカのペンシルバニア州ストラウズバーグには、 かつて、家などの室内に水を具現化し、雨の様に降らせるという謎の能力を持った通称 レインボーイなる人物がいたそうなんです。 1983年2月24日、当時21歳であったドン・デッカーさんは、 窃盗の罪でモンロー郡矯正施設で懲役1年の服役中だったそうなんですが、 彼の祖父の葬儀に出席する為、週末だけ特別に休暇を与えられたらしいです。 そして葬儀の後、ドンさんは友人家族のボブ・キーファーさんと妻のジーニーさんらと久しぶりに再会し、アン通りにある キーファー家で一緒に夜を過ごす事になったそうなんですが、 この時、ドンさんは2階のバスルームで、窓の中に冠を被った老人のビジョンを目撃したと夕食時に語ったみたいなんです。 何処からともなく水が発生▲ するとどうやら、寒気を感じて一種のトランス状態に陥ったドンさんの手首に深い引っ掻き傷が現れ、 その直後、食卓の頭上から大きな音が聞こえてきたかと思うと、台所の鍋やフライパンが揺れて、 壁や天井から水が滴ってきたそうなんです。 ジーニーさんはすぐに家主のロン・ヴァン・ホワイさんに電話をかけ、 すぐに奥さんと一緒に調査に訪れたらしいんですが、 家の唯一のパイプは反対側の場所にあった為、 どうも単なる水漏れなどではなかったそうなんです。 そして、どう見てもドンさんの様子がおかしい事もあり、仕方なく、 ロンさんの妻によって地元の警察が呼ばれたそうです。 通報を受けてリチャード・ウォルベルト巡査とジョン・バウジャン巡査が駆けつけてくると、 驚くべき事に、もはや家の内部で雨が降っている様な状況となっており、 しかもよく見ると、水滴は物理学を無視して床から天井に上がったりもしていたそうです。 レストランにて「ちょwこっちも雨降ってきたったwww」の図（再現ドラマより）▲ なお、こんな状況でもお腹は空くという事で、 ドンさんとジーニーさんは家の向かいにあったレストランで何か食べに行ったらしく、 ドンさんが家を出ると雨も降り止んだそうなんです。 しかし代わりにレストランの中で雨が降り始めたらしく、 店のオーナーであるパム・スクロファノさんは、 ドン・デッカーさんが悪魔の力を持っていると考えたそうで、 試しにレジで彼の手に金の十字架を渡してみたところ、 彼の手が焼けどしたそうなんです。さすがにこの時点でドンさんも内心「あれ？やっぱこれ俺の所為じゃね？」と 思い始めたそうですが、彼らが家に戻ると、再び雨も降り出したそうです。 こんな感じで、巡査らにも手に負えない状況だった為、上司に報告し指示を仰ごうとしたそうですが、 しかし、事なかれ主義のチーフ、ゲイリー・ロバーツさんは事件は単なるパイプの水漏れに過ぎず、 報告書の提出も調査の継続も行わないよう巡査達に命令したそうですが、 ウィリアム・デイヴィス巡査とジョン・ランドル巡査は、 命令を無視して翌日も調査を行ったそうです。 どう見ても取り憑かれているドン・デッカー（再現ドラマより）▲ すると今度は、ドンさんの体が神秘的な力によって中に浮かび上がったり、三ツ爪の痕が彼の首に現れた直後、 見えない力によって体をブン投げられたりしたそうなんです。 結局、この謎の雨は金曜の夜から日曜まで降り続けたそうで、 ドンさんはその後、元の矯正施設に戻されたらしいんですが、 今度は彼のいる独房内で雨が降って来たそうです。 こりゃもうダメだという事で、 仕方なくドンさんの悪魔祓いを行う事となり、 ウィリアム・ブラックバーンさんという牧師が呼ばれたらしく、 もはやプールの様になった独房での必死の祈りの末、 どうにか事態は収拾したそうで、この儀式以降は、 再びドンさんが雨を降らせる事は無くなったそうです。
このB級ホラーな話を信じるか信じないかは貴方次第ですが、 少なくとも9人の人物が目撃証言している事件であり、 事件後何年も経ってから行われたインタビュー時のドンさんによる話も、 非常に一貫性を保っている事から、ただの作り話ではないっぽいです。 ドンさん自身は、幼少期から彼を虐待していた祖父の霊が 死んでからも彼を傷つけていたんじゃないかと考えているそうですが、 一方、ニュージーランドの超常現象研究家ロバート・バーソロミューさん（本業は教師）は、 「こんな劇的な現象が起こりながら、 何故誰も動画や写真を撮影せず、テレビ局に連絡もしなかったんだろうか？」と 懐疑的な見解を示しているそうです。 また、彼の推論だと、ドンさんがトランス状態に陥ったのは、 祖父の死や刑務所暮らしによって抱えていた極度のストレスによるものと考えられ、 建物の内部で雨が降ったという現象も、 プレハブ住宅研究アライアンスという機関による報告に基くと、 ペンシルバニアではたまにある冬場の湿気の問題で、 屋根の外面の雪が屋根裏に入る暖かい空気で溶け、 一部氷でせき止められて溜まっていた水が漏れ出たという事で説明付けられるんじゃないかと考えているそうです。 ・・・いやあ、例年よりも早い梅雨入りで鬱陶しい時期になっちゃいましたけど、 建物の中まで雨に降られたらたまったもんじゃないですよね。水は多分溜まっちゃいますけど。 もしかしたらドンさん、うっかりアメアメの実でも食べちゃったのかもしれませんね（？）。 そういえば私も、出かけようとすると度々ゲリラ豪雨になる気がするんですが、 ま、まさか私も覚醒前の能力者だったりするのかも・・・！？（中二病）
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