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静岡県浜松市にはですね、ホテル・ロンドンってな県内でもそれなりに有名な廃墟があるんですよ。
ここはですね、1999年に営業が停止されたそうなんですがね、どうも噂によれば、ホテルの管理人が何者かによって殺された(自殺したとも)とか言われてるそうなんですね。
他にも、昔2階の真ん中の部屋で女の人が殺されたってな話もあるそうでしてね、夜間、肝試しに訪れた若者が怪現象を体験したってのが結構あるそうなんだなあ、うん。
ある体験談ではね、怖ぁ~い顔の女が自分らを「ジィィィーッ」と睨んできたとか、写真を撮影したら窓辺にその女の姿が写っちゃったとか、真ん中の部屋の内部で、何でか真っ赤な光が警告みたいに点滅したんで慌てて逃げた・・・なんてのもあるそうなんだ。
しかもね、それだけじゃないんですよ、若者が廃墟で嫌なもん見ちゃったなあ参っちゃったなあって帰宅した後、床についたら真夜中に金縛りに見舞われたそうでしてね、でもって、これ憑いてきちゃったのかなあ、自分のアパートの部屋の周りを何者かが「タッタッタッタッ」ってな具合に、何度も走り回る足音を耳にしたってな話だそうですよ。 そのアパートってのが敷地が狭かったそうでね、普通の人間が周りを走り回ったり出来るはずが無いにもかかわらずですよ。 こりゃ尋常じゃないですよねぇ。
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いらっしゃいませ、廃ホテル・ロンドンへようこそ。 |
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恐いおじさん達の車にニアミスしつつ、噂の現場に到着ざんす。
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何かここ、一説では静岡で最もヤバい心スポみたいですお! |
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いつもそんな事言ってるが、一度も霊出たためしが無いじゃねーか。 大体、すぐ近くに自衛隊の基地があって何か包容感っちゅーか、むしろ余裕を感じるぜ。 |
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だが、ここに近づいてる途中、妙な小学生が俺達を監視していたぞ。あの体型からして間違い無く相撲部だな。 恐らく「怪しい奴らが来た」と大人に報告しているはずだ。 |
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なんて偏見な・・・。意外にサッカー部かもしれないじゃないですか。 |
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偶然すれちがっただけなのに、見ず知らずの奴にこんな風に言われていようとは・・・。 |
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とにかく、あんなガキにまで一見は下校中を装わせてパトロールさせているんだ。ここには何かしらあるぜ。 |
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おい、大概何もねえのに、無駄にハードル上げんじゃねえヨ。 |
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どうやら1階が駐車場で、そのまま2階の各々の部屋へ階段で行けるという、カー・モーテルっぽい造りをしている様だ。 |
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タロットの並びは「悪魔」と「塔」か・・・。これはマズいな・・・。 |
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オメーもいかにも伏線みてーな事言ってんじゃねーよ。 何も起こらず無事終了した時の責任取れんのか? ってかタロットとか似合わねー。 |
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ケケケケ! そーいや、さっきの相撲部のガキ、きっといじめにあっているぜ! そんな感じがした! |
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性格ワリーな・・・。 変なタイミングで理不尽な思い出し笑いはやめなさいよ。 |
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な、なんだってー!? |
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随分と期待と不安を煽ってくれる落書きじゃないかw職人乙www |
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さてはこれ、ネクロマンサーか孔明の罠かもしれませんよ。 |
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どうせなら「ポロリもあるよ」が良かったのに・・・。 |
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あら、ギャラ次第ではこの私がお色気要員として一肌脱ぐのも応相談よ、殿方共! |
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幼女だ!可愛らしい幼女の画像を沢山載せるんだ、大さん! |
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こういった暗黒観光は初参加なのに、いきなり殆どノンストップで何ヶ所も巡り、出会ったばっかの殿方共と朝を迎えてしまったヂェーン。 なお蛇足だが、後の診察結果により、実はこの時(何かのアレルギーとして本人は無自覚であったが)、ちょっとした肺炎にかかっていた事が判明したドンマイ。 |
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センスを疑う様な、禍々しい感じの壁紙が貼られた階段を登り、2階の客室へ参ります。 |
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内部は当然の如くボロボロの散らかり放題。 ベッドですら枠組みをかろうじて残すだけの残骸と化している。 |
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うっかり見つけちゃってもかなり面倒ですしね・・・。 |
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2階外部のバルコニーっぽい通路。 柵も何も無くて危険なので、現役の時もここは従業員くらいしか使っていなかったと思われる。 |
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ただ構造上、2階の各部屋を自由に移動可能なルートはここしかないので、廃墟となった今は普通に活用します。 |
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しっかし、やっぱ心霊モノは夜中じゃねーと雰囲気出なくて困るな。 |
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別に肝試し目的で来てる訳じゃねーからな。 日程の都合もあるが、基本的に暗いと写真が撮り難くてファックだし。 |
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ただ、霊感の強い香具師曰く、「周囲の林の中に女性の霊一人、建物には男性の霊が複数いて夜行くと襲われるかもしれない」らしいですお。かく言うオイラも少しだけですが、何となく嫌な気配を感じます。 |
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単にコッソリ住み着いた怪人ルンペンのアジトという可能性もありそうですが・・・。 |
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ディズニー的な奴とサンリオ的な奴が2月25日に来たらしいが、詳細は不明である。 また、室内に謎の半透明の球状がチラついているが、何度も言うがただのホコリだろこんなもん所謂オーブとして現れた霊的存在なのかもしれない。 |
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ロンドンなのに畳ばりの和室も備えられていた様だ。 大体潰れる様なラブホはこーいうコンセプトの甘い造りの廃墟が多いですな。 |
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荒れ放題の内部だが、明らかに営業時からのものではなく、何者かにより持ち込まれたっぽい微エロ系雑誌やら何やらがあった。 わざわざこんなトコに捨ててく奴の心理が未だに理解出来ない。 |
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ところでホテル・ロンドンっつーけど、一体これのどこら辺がロンドンなわけよ? |
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んなもん知らんが、もしかすっと外観が城っぽくて、テムズ川沿いにあるロンドン塔を意識したからとかじゃねーの? |
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だとしたら、少なくとも“霊が出る場所”っていう皮肉な共通点は得られたみたいっすね。 |
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悪趣味な金のシャチホコっぽいベッドの残骸がありました。 かつてはこんなトコで何人ものカップルがチョメチョメな(ry |
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ところで、例の2階の真ん中の部屋ってここの事なんですかねえ? |
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ああ、殺人事件があったとか何とかの?ウッソくせえ~。 |
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こんなダサい部屋で息絶えちゃ浮かばれねーぜ・・・。 |
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ぼちぼちお腹も減ってきたので、手すりも何も無い外付けの階段(ボロボロで今にも崩れ落ちそう)から撤退。 |
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そうそう、最近新しい必殺技を考えてるんですけど、どんなのがいいと思います? |
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ふむ、「ライダー・マネー・ロンダリング」とかどーよ? |
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いや、「ライダー・ロリコン・クラッシュ」なんかいいんじゃねーか? |
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調査結果:特に何も起こらず無事終了しました。 規模こそ劣るものの何処と無く千葉のホテル活魚を思わせる廃墟であった。 建物のパッと見た感じの造りや、過去に忌まわしい事件が起こったという舞台背景も、似ている気がする。 もっとも、昼間であった事を抜きにしても、活魚ほど緊張感を要する様な恐い場所とは思えなかったが。
と言うのも、この廃墟のすぐ裏が現在、結構な敷地面積を持つ老人介護施設か何かが建っており、常時大勢の人間が近くにいるので、人里離れたトンネルなどのスポットに比べると、いささか情緒や緊張感に欠けるのだ。
それでも、実際ここを訪れて恐い目にあったという記述が個人ブログなどで見かけられる様に、俄かには計り知れない、人間界の隙間に生じた魔界が密かに存在しているのは確かであろう。 |
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思い切って「ライダー・エターナル・カンチョー」もいいぞ! |
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それだったら、「ライダー・アブノーマル・ブレイク」の方がイケてる! |
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