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[2017.11.03]

あやしい珍寺探検隊
〜青木ヶ原樹海奥地に謎の宗教施設・乾徳道場は実在した!!


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富士の裾野に広がる原生林・青木ヶ原樹海と言えば、世界の不気味な場所の定番として、海外サイトでも紹介される程の自殺の名所だ。
しかし、そんな禁断の森の中に “人が住んでいる”という噂があるのは、あまり知られていない。
かの名著『完全自殺マニュアル』では、「謎の坊主をあなどるな!」という記載でその存在の注意がなされているが、 樹海には彼が修行しながら暮らす宗教施設「乾徳道場」があるのだという。
今回我々はその実態を探るべく、果敢にも樹海の奥地を目指した。
11月12日に都築響一×小嶋独観トークイベント「魅惑のセルフ仏の世界」やるから来てね!新刊の冊子も売るよ!
気にせずまた宣伝とか、どんだけだよ師匠・・・!


胎内巡りを終えた我々は、陽も傾きだした事もあり、若干焦りつつ目的地の樹海へと急いでいた。
しかしその道中、我々を誘惑するとある存在に遭遇した。



ギャガ━━ン!
国道沿いの変態紳士!!



いきなり大変失礼しました。
我々もいきなり出くわしたので、同じような気分を味わって頂ければという趣向でした。
お前ナニ余計なもの見つけてるんだよ!急いでるんだよ!
仕方ないやん!こんな大きいの見せつけられたら!

すぐ側にファミレスとかあるのに何てハレンチな・・・と思いながら周囲を伺うと、 さらに道路の反対側にも、何やら気になる建物があった。
困るなあ!もう!一応覗いてくか!
さすが師匠!普通の大人なら絶対にスルーするとこだぞい!

情報量が多くていい感じのお店の外観。
「小さな宝石博物館」とあるが、 焼きもろこしと一緒にパワーストーンを売ってたり、色々と香ばしい雰囲気がそそる。

店員さんに促され内部へ。
「宇宙の隕石から化石まで 石の事なら何んでもあり」の看板が怪しい印象に拍車をかける。

願いが叶うと云われる「宇宙の隕石」なんてレアアイテムがあった。
持ち上げてみるとかなりズッシリくる重さだった。
これが一個20万円だと・・・。
流れ星の残骸でも願い叶うのかよ。

店内には所狭しと宝石やパワーストーンが展示・販売されていた。
「安値日本一に挑戦」のアナウンスが何処かの家電量販店っぽい。

隣のスペースでは、恐竜の化石が展示されていた。
特に買い物はしなかったが、なかなか自由な感じで良かったと思う。
あとホウトウ買いたいから道の駅に寄って。
お前ちょっといい加減にしろよ。

乾徳道場


思えばこのサイト、これまでも見えない力に引き寄せられるように、何かにつけ樹海を訪れている。
ここらで軽く、その樹海クロニクルを振り返ってみよう。

心霊スポット探索で樹海人に遭遇。九死に一生を得る。

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全身ハチミツを塗られ大木に一晩放置プレイ。九死に一生を得る。
(※サイト未掲載ネタ)
おちち落ち着けえええ!

そんな訳で、色々な思い出が詰まった樹海だが、今回はいつもの鳴沢村周辺ではなく、少し離れた「精進口登山道」というワイルドなルートから初めて入る。
地図によると大体3キロ進めば着くはず。
出来ればもっとコンパクトな車で来たかったなあ。

ちなみにこの登山道の入口近くには、ネタに困ったメディアに“樹海の謎の集落”として一時期よく取り上げられた場所があるが、実際は謎でも何でも無い「精進湖民宿村」という宿泊施設群であり、今回の目的地とは別の場所である。

ビビリながらもひたすら車で林道を突き進む。
“樹海の謎の坊主”とされる日蓮宗系の住職は、少なくとも以前は実在していたらしく、 奥さんと一緒に森の奥でひっそりと修行生活を送っていたという。
おい、何か車の調子が悪くなってきたぞ。どうしてくれるんだヨ。
樹海じゃ、全て樹海の異常磁場の所為じゃ。


せっかくなので、アドベンチャー感がある樹海横断の様子は、動画でもお楽しみください。
それにしても、今回はユルいお寺巡りではなく洞窟やら樹海やら廃墟やらの探検ツアーとなって、同行した珍寺ファンの女性隊員には申し訳ない事をしたと思う。

登山道に入ってから約30分後、乾徳道場の入口に当たる分岐地点に到着。 近くに車を停めて、ここからは徒歩移動となった。
自殺集団と間違われぬよう、皆ハイキングっぽいハイテンションで!
うん、分かったから落ち着け。

早速我々の行く手を阻むかのような倒木があった。
折れた部分がまだ新しく、割と最近こうなったようだ。
どんどん深入りしていく感じがする・・・。
別に探検ムードをこれ以上盛り上げなくても・・・。

油断してるとすぐに見失いそうな細い登山道を進む。
ちなみにこの時点で電波が無く、 自分達の正確な位置が分からないという、とても不安な状況であった。
方角的には多分こっちであってるはず・・・。
多分てお前、樹海でその感じは死亡フラグだぞ・・・。

ギャガ━━ン!
数百メートルは歩いただろうか、やがて前方に急にプレハブ小屋の様なものが見えてきた。
とても人が住んでいるとは思えない深い森の中の為、一瞬信じられなかった。
どうやらめでたく着いたようじゃ・・・。
ホントにこんな所に住んでるのか・・・。

住職は4WDの車を持っているという情報もある為、こちらがその車庫なのかもしれない。 仮にそうでも、倒木で今は通行不可能だが。

小屋から少し進むと、 明らかに人工的な石造りのスロープの先に、母屋の建物が見えた。
間違いない、目的地の宗教施設「乾徳道場(けんとくどうじょう)」だ。
ここが樹海人・・・いや樹海住職・・・ジュカ住・・・JJの住処か・・・!
呼び方とかどうでもいいよ。

木々に覆い隠され最初は分かりにくかったが、左手には古い墓石が立ち並んでいた。
樹海の奥地というだけで十分不気味なのに、ご覧の有様である。
異様な雰囲気に、女性隊員達が堪えきれず恐怖を訴え始めた。
樹海というか呪界なのかもな・・・!
よりいっそう恐がらせる事言うなよ・・・!

後ろの刻字を確認すると、江戸末期の天保年間の墓のようだった。

自然と会話も小声になりながら、恐る恐る建物に近づいていく。
謎の坊主は24時過ぎると殺人鬼になるって噂もあるそうじゃぞ。
しょうもねえ都市伝説だなー。

もっとも、現在も住職がここに住んでいるかどうかは不明だ。
既に高齢の為、樹海を離れたという情報もあるようだが、 興味本位で近づく余所者を快く思わない何者かがいるような、そんな気がした。(※写真はあくまでイメージです)

木造の平屋が連なったような乾徳道場。
自殺志願者を思い止める為に活動している訳ではないようだが、助けを求めた場合は保護してくれるとも言われている。
住職自体もはフレンドリーなお人柄だったらしく、挨拶するとお茶やお菓子を振舞ってくれたり、車で樹海の外まで送ってくれたという話まであるようだった。
一応寺みたいだし、「珍寺大道場」でネタにしてみては?
謎が多すぎて扱いづらいってば。

引き戸やシャッターはしっかり閉じられ、曇りガラスの窓からも内部の様子は分からなかった。
ただ、人のいる気配は感じられず、恐らく留守の様であった。
あるいは、息を殺して家の中から我々をコッソリ監視しているのかもしれんぞ。
お前なんて恐ろしい事をサラッと言うんだヨ。

入口部分の張り紙には意味不明な内容が書かれており、 いかにもここが宗教施設である事を物語る演出となっていた。
とてもヤバい感じがするぞい・・・。
ここで一体どんな修行を・・・。

住職は戦後、自分がどう生きていくべきか迷い、やがて自殺を考えるようになってこの場所に辿り着いたそうだ。
そして死ぬ気で修行を始めたそうだが、死なれては不味いと思った近隣の人々に小屋を建ててもらい、 昭和30年代から住み始めたという。

不便な立地である事は間違いないが、 敷地内には仮設トイレが見受けられる他、よく見ると屋根にアンテナが付いていたりと、ある程度住もうと思えば住める環境が構築されている模様だ。
また、住職は車で時々買い物にも出かけていたそうだが、どうやって収入を得ていたのかは誰も知らないらしい。

本来、樹海は国定公園なので、建造物を建てる事は一切許されないはずなのだが、 どうもここは、その辺の管理体制がいい加減だった時期に築かれたそうだ。
その為、半世紀近くこの地に住んで既得権を獲得している事を理由に、 たまに役所からある立ち退きの催促もスルーだったようだ。

ストーンサークルっぽく意味あり気に立っていた溶岩石。
先程の変態紳士の所為で、一瞬別のモノに見えてしまった。
バカモン、修行が足りんぞ修行が。

道場の目の前にある墓石の下には、ポッカリと口を開けた洞穴があった。「精進御穴日洞」である。
まだライト持ってたら、ちょっと中覗いて来なよ。
今日はもう洞窟に十分入ったっちゅーねん。

この地は元々、富士講(山臣講)の行場だったそうで、 かつてこの洞穴で即身仏となった僧侶を守る意味合いもあって、乾徳道場は建てられたとも言われている。
こんな湿気の多いところで即身仏とか無理だろ。
何でそんなあっさり論破するんじゃ。
なお、どうやら洞穴の上の墓は、誓行徳山という人物のものらしい。
彼は19世紀初頭に活動した修行者で、浅間大菩薩のお告げによってこの精進御穴を開山し、 断食行を行った後、天保3年の旧暦9月3日(現在の10月)に亡くなったという記録があるようだ。
一般的な即身仏の様に、遺体がミイラ化したかどうかまでは定かではないが、その辺の話から拡大解釈された可能性はある。

ところで洞穴の前には、 まだ新鮮な献花のバケツが供えられ、周囲に清めの酒が撒かれているようだった。
まるでつい先程まで、誰かがここにいたような状態に息を呑んだ。
さてはこれ、樹海人の仕業か・・・!?
やっぱり来てる人がいるようだね。

辺りを漂う独特のアルコール臭の大元と思しき酒瓶も、生々しくそのまま放置されていた。
時期的には、先述の誓行徳山の命日が近かった為、墓参りに訪れたのだろうか。
・・・えーと、そろそろ人間界に帰ろうか。
・・・うむ、そうしようか。

住職がこちらにまだ住み続けているのか、あるいは定期的に富士講絡みの関係者が通っているのかは分からないが、 少なくとも現在信仰系の聖地という印象ではあった。
人々の強い思いが染み付いているような空気感に圧倒された我々は、こうして樹海を後にした。


オマケ

帰り道、以前から気になっていた魔界の牧場に立ち寄った。
よっしゃ!こうなりゃ皆で普通に記念撮影しようぜ!
うん、君1人で撮りたまえ。

ここから少し見えた赤富士がとても綺麗だった。

ソフトクリームも心なしか闇堕ちしてたけど、新鮮な感じでおいしかったです。


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