正しい道をふみまよい、はたと気づくと闇黒《あんこく》の森の中だった。 ――ダンテ・アレギエーリ(『神曲』地獄篇・第一歌より)
[2017.01.07] 2016年の正月、リア充達が名立たる神社仏閣における初詣の様子をSNSに投稿する中、陰キャどころか闇キャでひねくれ者の我々は、とあるベトナム寺院へと参拝していた。
[2016.12.18] お伝えしていたとおり、 先日、東京・原宿で小嶋独観子さん初の個展『グロテスク☆ポップ~地獄と世俗展~』が開催されました。3日間限定だった為、本当は行きたかったけど、用事があったり遠方に住んでて無理だったという人もいると思いますので、 今回は展覧会の様子をお送りします。
[2016.12.03] アメリカ・アリゾナ州にあるセリグマンは、古き良き時代の空気が残るルート66の小さな田舎町だ。近年はアニメ映画『カーズ』に登場する町のモデル(即ち聖地)になった事で注目を集め、 多くの人々が訪れている。しかし、そんな一般人向けの有名観光地である一方、町のあちこちには奇妙なオブジェが散見され、 何気に珍スポット的な要素も兼ね備えている魅力的な場所なのである。
[2016.11.18] 東京23区の北端に位置する足立区竹ノ塚は、郊外への関所として埼玉に隣接するベッドタウンであるが、そんな閑静な住宅街の中でTPOをガン無視し、見たら思わず「ナニコレ!?」と叫んでしまいそうな、ピンクのド派手な一軒家がある。
[2016.10.27] UFOディレクターとして知られる矢追純一さんは、 かつてUFO番組を作った理由について、「心の余裕が無い現代人に、空を見上げて欲しかった」という風に語っている。つまり、そこに例えUFOがいようがいまいが、とにかく少し立ち止まってみる事で、生き急ぐ我々がいつしか忘れてしまった大事な何かを、思い出させようとしてくれたのだ。という訳で今回は、そんな宇宙(そら)を感じさせるUFO関連の場所を3件ご紹介します。
[2016.10.12] 埼玉の隅っこにある魔改造された個人宅、八潮秘宝館に訪れて衝撃を受けたあの日から約1年。 2016年秋、館長の兵頭喜貴さんに第三回一般公開にご招待された為、性懲りもなくまたお邪魔してきました。 結論から言って、その大幅アップデートぶりに驚愕した。まさかの2回連続となったが、前回の記事と併せてご覧いただければと思う。
[2016.09.25] 埼玉県八潮市には、事もあろうに自宅を秘宝館に改造してしまった兵(つわもの)が存在する。これまでその家の内部は、一部メディアの取材にのみ限定的に公開されてきた為、 半ば都市伝説の様な印象であったが、最近になって初めて一般公開が行われた。 今回はその時の様子を記したものである。
[2016.09.15] 愛媛県松山市、有名な道後温泉に程近い場所にある石手寺(いしてじ)は、 表向きは四国八十八ヶ所霊場の第51番札所として多くのお遍路と観光客を集める古刹であるが、 その一方で境内にはB級臭を漂わせる奇妙な要素で目白押しな珍寺でもあるのだ。
[2016.08.15] 夏の風物詩と言えば、やはり心霊モノ。 よく怪談話をしていると幽霊を引き寄せるとか、幽霊のいる場所は他より温度が低くなる等と言われる。 という訳で今回は、灼熱の暑さを吹き飛ばすべく、背筋も凍りつくアメリカのホーンテッド・プレイスをご紹介します。
[2016.07.29] アメリカ西部のアリゾナ州セドナは、言わずと知れたパワースポットであり、 癒しやエネルギーを求めて、赤い岩山に色々な意味で意識高い系の人々が集う、スピリチュアルの聖地である。おまけにUFOの目撃が後を絶たないと来れば、 オカルトサイト的にもスルー不可避のワンダーランドなのである。
[2016.07.13] 青森県は恐山を内包する事が象徴するように、数多のミステリースポットが存在する未知の国(みちのく)である。本州最果てという独特な位置関係や、三内丸山遺跡に代表される古代文明の歴史が根付く風土など、日本の特異点とも言えるこの不思議で美しい土地の中でも、特にマニアックな2ヶ所をご紹介します。
[2016.06.26] 青森県の下北半島中央部、むつ市に位置する恐山は、本州最果ての霊場として日本人にとっては馴染みが深い。高野山、比叡山と並ぶ「日本三大霊場」の一つとされ、特に死者の霊を呼ぶイタコの口寄せが行われる事で有名な地である。
[2016.06.20] 東京・原宿で6月17~19日に開催された「珍寺大道場大博覧会2」。 昨年に引き続き、今年も皆大好き『珍寺大道場』が再びネットを飛び出し、リアル世界でファンキー・ブッダ・エクスペリエンスを提供してくれるというので、ちょっくら行ってまいりました。
[2016.06.18] 現在、東京・渋谷で6月11日から開催中の「『神は局部に宿る』都築響一 presents エロトピア・ジャパン展」。3年前に催された新宿秘宝館に続き、編集者・都築響一さんの日本のエロ文化にまつわる貴重なコレクションが再びご開帳されるという事で、見に行ってまいりました。
[2016.06.15] 韓国南方のリゾート地・済州島(チェジュド)の探索から早数年、 驚くほど更新を棚上げし、うっかり長期に及んでしまった秘宝ツアーも、今回でようやく完結する。
[2016.05.27] 広島県呉市の山中には、個性的なコンクリ仏像が乱立するにも関わらず、 地元人にも知られていない中国地方を代表する珍寺がひっそりと存在する。
[2016.04.03] 大分県別府市の背後には、温泉地の源である活火山が聳えるが、その山腹には遊園地の廃墟が残されている。九州暗黒観光の旅も、いよいよ大詰めを迎える。
[2016.03.11] 世界は謎と不思議に満ちている。奇妙な場所は、何も遠い異国や辺境の地ばかりにある訳じゃない。そう、我々の身近な日常の生活圏にも、程度の差はあれ数多く存在しているのだ。という訳で、前回に引き続き、 今回もいくつか小ネタ的物件を集めてみました。
[2016.02.10] その昔、ベトナムのメコン川の中州で、世界平和を祈りながらひたすらココナッツだけを食べて暮らしたという、伝説のカルトがある。その名もずばり、ココナッツ教団。
[2016.01.13] エリア51――UFOや宇宙人などのオカルトに興味がある者ならば、誰しも一度聞いた事はあるだろう“世界一有名な秘密基地”である。