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※この日、世間はバレンタイン。 |
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でも僕らは廃墟。 |
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去年の夏にバーベキューやったついでに立ち寄った廃墟である岩●●クリスチャンセンター。 かつてはホテルで結婚式場でキリスト教の施設であったらしく、割と最近まで営業していた様だ。 |
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粉雪が舞う凍える中、今回はこちらにお邪魔致します。 |
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いや、駅前で待ち合わせのはずだったんだけどさ、うっかり間違えてここに来ちまったから、ついでにな。 |
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ボンジュール! そもそも埼玉の田舎で朝8時集合は貴族的にもツラいものがありますぞ・・・。 |
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まあまあ、やっぱ週末は朝から廃墟探索に限るお! 来ちゃったもんは仕方ないから、とりあえず中へw |
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そんな“とりあえず生で”みてーなノリで・・・! ってかオメー、渋滞にハマって1時間遅刻してんじゃねーか! ワシの5時起きを返せコラッ! |
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ゆ、雪に脆弱な都市部の交通網の所為だお!ドンマイだお! |
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便所だった場所の下から入ります。 いざ逝かん、禁断の地ウン●ランドへ。 |
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他にルートは無いのか、このクソ野郎。垂直じゃない入口がよ・・・。 |
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なお、今回はやはりバーベキュー以来ぶりの再会となる『日本廃景』のYARUO君が同行しております。 廃墟に来るとアドレナリンが分泌しテンション上がりまくりな彼のサイトでも、既に探索記事がアップされておりますので、コチラも併せて読んで頂くとより面白いかと。 |
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ホントにこっから入るのかお?無茶しやがってwえんがちょwww |
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やれやれ、まあ傷つく事を恐れていては何も得られないからな・・・! おケツに入らずんば何とやら・・・ってやつか。 |
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座薬じゃないんだから・・・。 “虎穴に入らずんば虎子を得ず”と言いたいんですね、分かります。 |
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オラ、来るならとっとと来やがれ。モタモタしてっとファックすんぞ。 |
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地上と地下との境界線。 かつて出入りに使われていたと思われる階段も、現在は鉄板張りでしっかり封鎖されている。 |
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内部に入るなりすぐ近くに脱衣所が。 どうやら地下浴場だったとこからお邪魔したらしい。 |
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で、こちらが浴室。看板によれば女風呂だったみたいですね。 桶や椅子、シャンプーがそのまま残されていた。 |
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んじゃ、試しにそこの湯船入ってみろよ。 意外にあったかいかもしれんぜ。 |
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先に進もうとすると、動かない扉の障害物が行く手を阻みやがっていた。これは股間に気をつけざるを得ない。 |
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よっこいしょ~、午前中の30過ぎの体にはいささか堪えますぞ・・・。 |
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そんなアキバの妖精みてーなデカいカメラとか持ってくるからじゃろ。 |
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通路を抜けて建物から一旦外に出ると、再び冷たい雪が容赦無く我々を覆った。 廃墟×河原×粉雪のコラボは何となく風流であるが、同時に哀愁も感じさせる。 |
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浴場と本館を結ぶ階段から撮影。 ここの下にも何かあったのだろうが、今では部分的に解体されてしまった様で、無造作に散らばった瓦礫と露出したコンクリの土台だけが虚しく残されている。 |
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夏にバーベキューやった河原が眼下に見える。 あの時は人々で賑わっていたこの場所も、冬場は寂しいものだ。 |
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そーいや、あん時の割り勘のお釣り、まだ返して貰ってねーぞ。 |
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いいじゃないの、たかが数百円くらい今更・・・。 ってかよく覚えてんな・・・。 |
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ホッホッホッ。 あの買い過ぎたヤキソバの残りは、今も車の中に非常食としてありますゾ。 |
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ってか、あの時の帝国の記事の所為で、俺の写った画像2ちゃんで晒されたじゃないかおw |
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ワシなんかオメー、どっかのドアホに、サンタ姿が何故か教団の女性メンバーと間違えられて晒し刑にされたっちゅーねん! ノーモア冤罪事件! |
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惨状のメリークリスマス。 (参照記事:その1/その2) |
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あっはっはっはっ、いやー、世も末でカオスだねえ、全くw |
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貴ッ様が写真のぼかし処理を怠った所為じゃろがコラボケいッ! |
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でもって、こちらが本館の裏口。 表側にガッチリした鉄壁のバリケードがある割りには、裏側はゆるゆるウェルカム状態であった。 |
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ほう、ドタマ隠してケツ隠さずってやつか。こいつァ好都合じゃな。 |
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そういや昔、じいさんが言っていた。 「廃墟と女と敵モンスターは、バックアタックで攻略するに限る」と。 |
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しまった、俺とした事がライトを忘れてきたおorz 男爵さん、そのイケてるヘッドライト貸してくださいお! |
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まず来たのは地下の広間。 ゴテゴテした天井のシャンデリアとかから察するに、披露宴や集会の場として使われていた様だ。 今では当時の華やかさは感じられず、フラッシュ焚かなきゃ真っ暗闇である。 |
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ここで式を挙げた新郎新婦もガッカリな光景じゃな・・・。 |
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幸せな夫婦生活を送っている事を祈るばかりだお・・・。 |
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1階ロビーのフロント。笑顔で迎えてくれるスタッフの姿はもうない。 |
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現在は固く閉ざされた正面エントランス。 埃が多いせいか、オーブっぽいもんがよく写る。 |
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そういえば悪霊さん、最近教団サイト全然更新されてない様ですが・・・? |
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ああ、まーな。近いうちにまた更新するぜ。 あとさ、男爵プログラミング得意なんだったら廃墟サイト作ってよ。 |
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ふむ、リンクをクリックすると有料アダルトサイトに飛ぶ仕様で良いなら作りますぞ。 |
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ロビーに在りがちな飾り絵。 表面が鈍く輝いていて奇麗だが、こーいうのは制作を依頼するとどれくらいの値段がするんだろう・・・とか野暮でどうでもいい事が気になったりする。 |
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2階の宴会場らしき広間。 少し前は畳や障子、乱雑に積み重ねられた布団とかがあって和風テイストたっぷりだったらしいが、何処の業者が持ってったのか、今ではサッパリしてしまっている。 |
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ってか床が柔らけッ!何じゃこりゃッ!? 日本語吹き替えの声優をタレントが勤める洋画くらい不安なクオリティーじゃなッ! |
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前来た時はいろいろ残ってたのに、全部なくなってて残念だお・・・。 |
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別部屋の壁には意味深な痕跡が・・・。 ちなみにキラキラ光ってるのはよく見ると文字のシールであり、「すくいぬしいえすさま」「みんなでてんごくにいこうよ」とか宗教的な事が綴られている。 |
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はあー?んなもん本当にあったのかよ、夢でも見てたんじゃね? |
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以前来た時は、確かにここに奴の絵が貼ってあったんだお! |
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ケッ、教団の関係者によって回収されたのかもしれんな。 |
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在りし日の神のお姿の画像を、『日本廃景』からパクってきました。 場所柄的にも、これは当然イエス・キリストを描いたコラージュと捉えるのが普通なのだが・・・。 |
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どう見てもオウム関連施設であったしょうこう・・・いや、証拠だろ。 |
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しょーこーしょーこー、しょこしょこしょーこー♪www |
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誰であったにせよ、なかなかの変態紳士っぷりですな。 |
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ドリンクバーなどで見かけられるジュースの機械。 買うと結構なお値段がしそうだが、放置されているという事は払い下げる余裕も無かったのか、単に営業時から壊れ気味だったのか・・・。 |
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宴会場の舞台壇上を側面から。 それなりにスペースが広いので、ここでも何らかの催し物が開かれたりしたのだろう。 実際、この施設ではキリスト教のセミナーや、子供達を交えたレクリエーションなどの集会が度々行われた様である。 |
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新婦のお色直しに使われたと思われる化粧台が並ぶメイクルーム。 今や廃墟マニアくらいしかその鏡に映るものは無い。 |
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さらに奥にも鏡の間って感じの部屋があった。 ホーンテッドマンションなら鏡の中から霊が不気味な笑顔でコチラを見ているところかもしれんが、今はただ、勇敢にも製菓会社の陰謀に抗い、チョコを貰う事を諦めた拒絶したアウトローな奴らの姿が映るのみである。 |
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うおっ、何処の“ナイスガイ”かと思いきやワシじゃねーか! |
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“きん菅井”じゃねーヨ! 若い女だけならまだしも、老婆に間違えられてたまるかッ! |
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3階の大広間。 恐らく大人数の披露宴会場として使われた部屋なのだろう。 あの背景画の前辺りの席に新郎新婦がいて、初めての共同作業とかしたっぽいですね。 |
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(キリッ)かつてここには幸せが沢山詰まっていたんだお・・・。 YARUOにも家族を持つ日が来るのかお・・・? |
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いや、一概にそうは言えませぬぞ。 廃墟オフで出会った廃墟好きの女性と結婚し、休みの日は一家揃って廃墟巡りする様な素敵な家庭を築く可能性も・・・! |
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こちらは反対側。 見た感じ、100人以上は入れそうなキャパシティーっぷりだ。 |
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広間の外通路。ここの廃墟は落書きが全然無いですね。 |
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配膳用のエレベーターがあった。 見かける度に試しに一度乗ってみたくなる人が、全国に結構いるはずだと信じている。 |
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何となく窓から外の景色を望む。天気は依然として芳しくない。 |
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もし、あの橋の上に警察がズラッと並んでて「無駄な抵抗は止めて投降しろ!」なんて言ってきたらどうするお・・・! |
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フッ、無論ワシの恐ろしさを嫌と言う程教えてやるさ。 まずは窓から全員でケツを出して振ろうぜ。 |
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大魔王さん、今日はやたら「ケツ」というワードが多いですな・・・。 マイブームですか? |
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以上、いきなり予定外の道草をムシャムシャ食ったが、ようやくこれから本来の目的地に向かいますオーバー。 |
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オマケ(後日談)
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