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[2010.02.19]

過剰防衛スタンド・バイ・ミー



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<大魔王を探せクイズ(答え)>
正解は矢印のところでした!君はすぐに分かったかな!?
えっ、もしかしてどうでもええかな!?


さて、コンビニの粗食で朝飯を済まし、2ちゃんのスレに書き込まれていたというタレコミ情報を元に、かつて王蟲・・・いや、オウム真理教の関連施設であったといわれる廃墟にやってきましたよ。
その建物は、交通量も疎らな峠の途中にひっそりと佇んでいた。

で、これは第何サティアンなんじゃ?

それは知らんが、我が教団では「オウムの里」と呼んでいる。
スレでは「オウムハウス」とか書かれてたが。

懐かしいですな、ここは私が初めて来た廃墟なのですよ。
普通に30代になってからですけど。

よしっ、武器の装備も出来た事だしイクとしようか。
こうしてマシンガンを抱えると乳首が勃つぜ。


内部は可も無く不可も無く、宿泊施設であった事が伺えられる普通の構造をしている。
いささか埃の多さが気になる程度で、特筆するものは無い。


何故こんなキャプションに困るダメなアングルで撮ったのか定かでは無いが、こんなの載せなきゃならない位、いちいち撮影する程のもんがなかったという枚数不足事情を察して頂ければ甚だ幸いである。


2階の浴室。
建物の外観写真にあった、ちょうど中央の三角の窓の所に位置している。壁も割と奇麗で近代的な造りだ。

これ、ちょっと頑張れば外から結構見える感じだよな。

ボクは覗きなんて卑怯なマネはしないよ。
お金を払って堂々と見せてもらうよ。

この変態がッ!


まあ、ここの廃墟はこんなもんでしょう。
アクセスも悪くマイナーな物件の様なので、他と比べてあまり荒らされていなかったが、教団の関連施設とされている割には、それを臭わす様な代物も見かけられなかった。


しかし、実はここからが今回のメインディッシュなのです。


山の中という事で周囲に民家は見当たらないのだが、廃墟の隣の敷地前には、何故か名前(?)が書かれた郵便ポストがありました。

お隣だから「トナリヤ」かい!ダメだこりゃ!

そんな“いかりや”さん口調で言われても・・・。


そして、その奥の方には、周囲の風景に埋もれるかの様に民家っぽいものが建っているじゃありませんか。

アレが死体が転がってたとされる廃屋だ・・・。

ほう、うっかりポアされた信者でも見つかったのか?

ボンジュール、ある廃墟サイトの管理人がここに凸したところ、2階の部屋で息をしてないっぽいミイラみたいなおっさんが転がってるのに遭遇し、一目散に逃げたって話があるそうですよ。

噂ではその部屋、未だに死体の腐敗臭みたいな嫌な臭いがするっぽいぜ・・・。


一見すると何の変哲も無い民家の様であるが、雨戸は固く閉ざされ、心霊スポットとはまた違った不気味な雰囲気が漂っている。

ここ好きじゃないんですよねえ、何か気持ち悪い。クロワッサーン。

もし野良人が住み着いてても蜂の巣にしてやんよ!
オラオラオラッ!!(タタタタタタ・・・)

ボクもボクなりの平和的交渉で事態を解決してみせるよ・・・!
(タタタタタタ・・・)

無意味に発砲しまくんじゃねーよ。
いつも役に立つ前に弾切れや故障してんじゃねーか。


家の内部を2階から見下ろすとこんな感じ。
意外にも外観から得たイメージよりも、何となくお洒落な造りだ。


だが、部屋には遺物が生々しく大量に残されていて、日光がシャットアウトされた異様な空間が存在していた。

見た感じ普通の個人宅っぽいのに、何でこんな山の中に一軒だけポツンと建ってるんでしょうかね?

多分アレじゃん、隣の建物の管理人が住んでたとかじゃねーの?

近くに民家もコンビニも無いってのにご苦労様な事だね。
そりゃ廃墟にもなるさ。


タンスもご覧の有様だよ。
金目の物を狙った盗人の被害にあったかの様な雑然とした状態に。


そしてここが問題の、おっさんの死体の様なものが転がっていたらしい部屋だ。
確かに、明らかに誰かがこの座椅子をベースに生活していた様なビジョンがまざまざと浮かんでくる、生々しい孤独死の現場といった雰囲気である。

やはり、何となくだが臭うよ・・・。

今回は別にワシぶっこいてないからな。

いや、これは死の臭いさ・・・。

たまたま野生のおっさんがいたってだけの話だろが。

いやー、分からんぜ。
案外ホントにコッソリ遺棄された死体とかだったのかもしれんぞ。

オルヴォワー、私はそちらの部屋に入るのは遠慮しておきますよ。


とりあえず住人が『Newsweek』愛読者だったのはよく分かった。

こんな山ん中にいても、世界情勢とかに興味津々なんじゃな・・・。

さよなら、もう二度と来ないよ、トナリヤさん家。
そのままゆっくり朽ちていくか、とっとと解体されちまうがいいよ。



オマケ

近隣では有名な廃墟らしいGロッヂ。悪霊と因縁の物件でもある。

何故こんなところへ?

ちょっと久しぶりに挨拶しにな。

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