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[2004.09.28]
生き残れ!悪夢の無人島サバイバル



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前回、東松山のニコニコ園で原住民に襲撃され、からくも脱出した我々探検隊!
だが、気づいた時には、何故だか絶海の孤島に漂着していたッ!



▲めでたく無人島に漂着(※イメージ)

こ、ここは一体・・・?

ようやく気がついたようだな、屡。
私など3分も前から気がついていたぞ。

た、隊長っ!ど、どーなってんですか、この状況は!?

うむ、どうやらニコニコ園を脱出した後、決壊した川の洪水に巻き込まれ、そのまま海洋へと流され、ここに漂着したらしいな・・・。

ここはどこなんですか!?

正確にはわからんが、私の長年の経験で培った野性の勘によれば、恐らくここは太平洋のドまん中・・・ミクロネシア連邦ヤップ島の南西500キロ程の位置だ。

ウソんッ!?何でそーなるんですかッ!?

この湿気をおびた風、これはミクロネシア独特のものだ。
それにあの植物、あれもミクロネシア独特のものだ。
さらにそこのカニ、そいつもミクロネシア独特のものだ。
また、あの空を見てみろ。あれも・・・

わかりました。

そーいや他の2人はッ!?

わからん・・・、が、彼らも我々と同じく、近くに流されたはずだ。
よぉうし!周辺の調査も兼ねて、探しにいくぞ!

何を探しにいくんじゃ?

ぬおッ!お、お前らいたのかッ!?何をやっていたんだ!?

珍しいカニがいたんで、あちこち探しに行ってたんですよ!
ホラ、こんなに獲れましたよ!

バカたれいッ!隊長であるこの私の指揮無しに勝手に動くなっ!

あ、ヨシオッ!そこにもカニがいんぞ!捕獲じゃッ!

あいさー!

お前ら、話を聞けーッ!

と、その時!隊員が何かを発見したッ!

隊長っ!アレを見て下さいッ!

ん!?「オレを見て下さい」だと!?
あいにくだが屡、私にそんな気は・・・

アレですよ、アレッ!

おお、あの窪みは住居に出来そうだな・・・。
よっし、荷物を持て、向こうに移動だ!
それと、全員の荷物の中身を確認しよう。
食料はまとめてこっちに置くんだ。

スマン、俺の持っていた食料は、どうやら流されてしまったらしい・・・。

私の持っていた大量のすこんぶも流されてしまいました・・・。

ぬう、マズイな。
私のは缶詰は無事だったんだが、缶きりが流されてしまった・・・。

ガハハ、喜べッ!ワシが己らにご馳走してやるぞいッ!

ええッ!?食料持ってるんですか!?

ワシはお前らと違って、セキュリティーがペンタゴン並じゃからな!
ほれ、つつしんで食らうがいいわ!

隊員の持っていた唯一の食料とは!?
おちんちんちょこれ~と!

これかよッ!!

ほう、なかなかリアルだなァ、おい・・・。
無いよりマシだ。少しずつわけて食べよう。

まさか、おちんちんに助けられる事になろうとはな・・・。何気うまいし。

よし、食べたら各自行動開始だ!
私は周辺の探索に行ってくるから、お前達は魚やカニ等の食料を捕り、火をおこしておくんだッ!

こうして、生き残りをかけた、隊員達のサバイバル生活が始まった!

火をおこすったって、原人じゃあるまいし、こんなもんで出来るかよ・・・。



▲原人の様に頑張る屡

うおおおおーッ!!!

ボッ

やった!ついた!ついたぞーッ!!

ガンバレー、そのままだぞー、消えるなよー!

消えた。
一方、他の隊員達は・・・
ヨシオはカニ捕りに没頭し・・・
大魔王は雨の海岸でSOSしていた。
もちろんケータイは通じない。


▲水平線を睨み、思いを馳せる大魔王

ビンラディンは今、一体何処にいるんじゃろう・・・。

んな事考えてる場合かッ!

と、その時ッ!

おーい!お前らー!

あ、隊長!

反対側の入り江で、洞窟を発見したぞ、おい!
ここより良い住処になるかもしれん!ちょっとついて来い!

隊長が発見したと言う洞窟に向けて、探険隊は移動を開始した!

隊長!これって、階段ですよね?

ああ、私もさっき発見して驚いたよ。
この島には未知の部族が潜んでいるのかもしれん。
ここから先は、気を引き締めて進むぞ。静かに、素早くな。



▲ナイフ片手でジャングルに挑む熱血隊員

行く手を阻む枝や葉をばっさばっさとなぎ落としながら、どんどん進んでいく!
ようやく我々は洞窟の入口に到着した!と、そこには衝撃的なものがッ!
十字架だッ!!

た、隊長、これは一体何なんでしょう!?

むう・・・、この十字架は、この洞窟が誰かの墓であるという事か、あるいは、財宝のありかだという事を示しているのかもしれん。
よゥしッ!とにかく、これより洞窟に突入するぞ!気を張れぃッ!

ついに我々は洞窟に突入した!
そこは、闇と静寂が支配する不気味な世界であった!

暗すぎて前が全然見えないな・・・。

屡さん、ケータイ持ってるじゃないですか!
それのモバイル・ライトを使えば、いくらかマシになりますよ!

あ、そうか。

一途の光を頼りに、闇の奥へと突き進む探険隊!
果して、この先に一体何が待ち受けているというのだろうかッ!?

油断するなよ・・・。
こーいう洞窟にはな、吸血コウモリや人食い大蛇が潜んでいたりするからな。
(以後独白)
現代文明に慣れ過ぎてた我々にとって、洞窟は恐怖を感じる場所である。 一度明かりを失えば、一歩も進む事ができない暗闇。
時間の感覚もまるで無い。
隊員の誰もが、その見えない敵と戦い、疲れ果てている。
だが、我々には、いかなる状況におかれても、決して諦めないという信念がある。
己の五感を研ぎ澄まし、一歩ずつ進んでいくしかないのだ。

身体が通るギリギリの狭さを突き進む!

進んでくにつれて、どんどん天井が低くなってきますねぇ・・・。
ちゃんと頭上に注意を払ってないと危ないですよ~。

ゴツンッ

うぎゃッ!いでぇぇぇ・・・!
わ、罠かッ!?

全員が広いスペースに出たその時ッ!

静かにしろッ!

どーしたんです?

何か聞こえるぞ・・・。

コウモリが羽ばたく音とかじゃないですか?

違う・・・。足音だ・・・!

・・・・・何も聞こえないんじゃが。

この穴の奥の方から聞こえるぞ!間違いない!
この先には地底人クルピラがいるッ!

マジカヨッ!?

しかし、穴の入口が狭すぎてこれ以上は進めませんよ。

んなもんブッ壊せばいーんじゃよ。

自然が何万年もかけて作った物を壊すなんて事は許されんよ!
残された方法は1つしかないな・・・。

どーするんですッ?

・・・待機だ。

―――3時間後―――

ふわァ~。クルピラまだー?

大体、そんな奴本当にいるのかよ・・・。

グ―――ッ、ガー――ッ!(※睡眠中)

(独白)水も食料も無い中、隊員達の疲労もピークに達していた。
クルピラは数メートル先にいる。
いやしかし、その僅かな距離が永遠に縮まりそうにないのもまた、1つの現実だった。
私は隊員達に決して最期まで諦めるな、と言い続けてきた。
だが指揮官として、そろそろ決断を下さなければならない時が来たようだ。
我々はその正体こそ突き止める事は出来なかったが、闇の封印を解き、地底人の存在を裏付ける証拠を掴んだ。
それが出来ただけでも、今回の探険は成功と言っていいだろう。
撤退も恥ずべき事ではないッ!

と、隊長が撤退を宣言しようとしたその時ッ!

どわァ―――ッ!!!

隊員の1人が、断末魔の様な叫び声をあげたッ!

一体全体どーしたァ!?

屡さんがッ!潜んでいた蛇に噛まれて失神しましたーッ!!

なにィ!?オイッ!
血清持ってこいッ!!ケッセーッ!!

んなもん無いですよッ!

ヤバイぞ、コイツ息しちょらんぞッ!おいコラ、永眠すんなッ!

マッズイな・・・!
こりゃショック症状を起こしている!
このままでは命が危ういぞ、おいッ!

一瞬にして洞窟内は修羅場と化したッ!
屡隊員の命は果してッ!?

ど、どーしましょうッ!?

落ち着けィ!
こーなったらば仕方が無いッ!
私がマウス・トゥ・マウスで人工呼吸して、甦生させるッ!

とどめをさす気かッ!?

気道確保ーッ!逝くぞいくぞーッ!

ひーええええーッ!(目を覆うヨシオ)

ブッチュウ~・・・

んんん・・・。

・・・う~~~ん。

ガバッ

ゆ、夢か・・・。

こんなオチですが、何か?

(※ロケ地:神奈川県・猿島)

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