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[2004.04.18]
驚愕!東松山の奥地に伝説の神秘珍々ニコニコ園は実在した!!



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古来より埼玉県東松山市にあると言われている呪われし領域「神秘珍々ニコニコ園」。
訪れた事がある者達からは「この世のものとは思えない」「全身を覆われる恐怖に襲われた」「トラウマになった」等の証言が後を絶たない為、別名「悪夢の園」とも呼ばれるッ!
今回探検隊は、その狂気の世界に決死の潜入を試みた!
果たして探検隊の行く手には、一体何が待ち受けているというのだろうかッ!我々は最悪の事態に直面したッ!

今回我々探検隊が行く東松山は熱病やマラリアが多いと聞く。(※デマ)
我々には大きな目的がある。だが、その前に隊員の身体が第一だ。
もちろん、マラリアの予防薬は全員に飲ませてある。
だが、いくら我々が万全の注意をはらっても、大自然の前に絶対などというものは無く、理不尽な思いをして途方にくれる時もある。
それを乗り越える為には確固たる信念と洞察力、そして野生の危機センサーが必要である。おい!準備終ったか!?
よーし、出発ッ!!

ニコニコ園へ続く密林の険しい道を我々は進む。
密林の探検は想像を絶する過酷なものであった。
密林では、あらゆる場所に死と隣り合わせの危機が潜んでいる。
一瞬の気の弛みが死を招くのだ。
途中の橋が雨期の増水で消失していた為、我々は迂回を余儀なくされた!
これからの困難な道のりを予感させるものであった!

オラー、お前らとっとと降りてこんかーい。

うっひゃあ、急な斜面ですねぇ・・・。
ここで足を滑らしたら、ひとたまりもありませんなぁ。

ヨシオ、早く逝って行ってくれよ!

いいか、お前ら!慌てず、ゆっくり降りるんだ!
(以後独白)
探検にアクシデントはつきものだ。
全てが予定通り行くこと自体、奇跡だと考えて良い。
わんぱくでも良い。大切なのは慌てない事。
そして万が一に備え、万全の準備を整えておくことだ。
逆境は人間を成長させる。
この先、多くの困難が予想されるが、 私は隊員達がそれらの困難を乗り越え、たくましく成長する事に期待している。


ズルッ

うわぁぁぁぁーーーっ!!!

た、隊長ーーーッ!!!

突然のアクシデントに見舞われながらも、なんとか密林地帯を脱した我々は、ニコニコ園のものと思わしき奇怪な看板を発見した!



危ない!飛び出し

老若男女憩いニコニコ場

武蔵野博美館

三途の川のエンマの裁き

美人画珍銭○秘等数千点

神仏数百の不思議

一億年化石の秘

一生の楽しい想い出館

ゲラゲラ

ニコニコどころかゲラゲラかいっ!爆笑じゃねーか、おい!

早くもニコニコ園の精神的な洗礼を受けた探検隊一行!
だが、こんなもので怯んでいてならないッ!
これはまだ、ほんの序章にも過ぎないのだッ!
一行は苦笑しながらも、ニコニコ園へ続く一本道をさらに奥へと突き進んでいった!


そして、ついに我々はニコニコ園に到着したッ!!!

我々は遂に目的の場所に辿り着いた。
だが、喜びに浸ってはいられない。
本当に危険なのはこれからなのだ。
何しろ人がトラウマになる程、恐ろしいものと対峙しようというのだ。
その為にも全員が今まで以上に、視覚や聴覚を研ぎ澄まし、 人間が本来持つ危機センサーを働かせる必要がある。
若者よ、野性を失うな!
それが自らの命を守る術なのだ!


▲ニコニコ園正面入り口で、潜入を躊躇する隊員達

ここ、ほんとにニコニコ園なんですか?
普通の民家っぽいんですけど・・・。なんか入りにくいっすねぇ~。

よし、屡!先に進むんだ!

ええッ!?何故に俺がッ!?隊長こそ、お先にどうぞ!


▲先頭での潜入をマジで嫌がる屡氏
我々は、あらゆる危険と恐怖が支配する悪夢の園へ足を踏み入れた!

なんじゃこりゃぁ~~~ッ!(松田優作っぽく)

我々を歓迎するかのような大量の奇怪なオブジェ!
関東第一神秘珍々ニコニコアハハ園

バス10台駐車可

どーいう事じゃ!?な、名前が長くなっちょるじゃないか!
しかも、第一ってこたぁ、第二、第三を作る予定じゃったんか!?
それ以前に、バスが10台停まる程、人が来んのかッ!?

(小さな声で)た、隊長~ッ!

大きな声を出すなッ!!なんだ?

これを見てください!

見学料500円

誰かいる・・・って事か?

隊長!こっちに家があります!

何ぃッ!?よし、ちょっとコンタクトしてみろ!
見学料を払わずに先に進めば、とんでもない事になりかねん!

ま、また俺ッスかぁ~!?

気をつけろよ!友好的な部族かどうかわからんからな!
相手を刺激しないように・・・ゆっくり、良く周りを見て…、あれ、何だ?

隊長の危機センサーが早くも危険を察知したッ!
カマだ!!

く、首狩り族だッ!屡、コンタクトをやめッ・・

ピンポーン♪

え?

その時、我々に緊張が走った!



が、一向に何の反応もない。

どうやら留守らしいな・・・。
よし、気を付けて、ゆっくりと細心の注意を払って進もう。な!

いざ、狂気の世界へッ!

(声をひそめて)シ――ッ!動くな!静かにしろ!
は、は、は、ハックシュー!!!(※クシャミ)

な、何事ですかっ!?

(声をひそめて)あそこに誰かいるぞッ!
見つかったらタダでは済まん!
姿勢を低くして、ゆっくり、後退するんだ・・・。

た、隊長っ!

お、お、落ち着けぃッ!

あれ、置物ッスよ。


▲微妙なピースで聖なるオヤジがお出迎え
我々は近代文明の中でしか通用しない常識を捨て去り、眠っていた本能を呼び覚まし、前進を続けた!

なんか息がつまるとこだなぁ~。

た、隊長っ!こ、これを見てください!

今度は何を発見したんだ!?

右奥 地獄の三丁目
左 三百米 珍々道

こ、これは・・・罠かもしれない!
全員で右に行くのは危険だ!屡、ちょっと偵察してこいッ!

ま、またまた俺ッスかぁ!?
隊長、俺に何か怨みでもあるんですかッ!?

・・・・・。早く逝け行けッ!

今の間は何ですッ!?

果たして、この文字が意味するものとは一体ッ!?
その時、屡の前に信じられない光景が繰り広げられたッ!
まさに地獄絵図!!!!!

どわ―――ッ!!!

よし、左に進むぞッ!

しかし、左へ進んだ一行にもニコニコ園の毒牙が襲いかかる!
容赦なく押し寄せる理解不能の精神的攻撃!!

ギニャ―――ッ!!

いずれも地獄だったというわけか・・・。(財前教授っぽく)

な、何なんだここは・・・!?

果てしなく続く魔廊を、我々は息を殺してひたすら前進し続けたッ!

いやぁ、しかし彫刻だらけだなぁ・・・おい。

歌丸美人彫二十体

一体どこに美人がいるんですカ!?

おお、こんなとこに古き良き時代のコミックが!

天下の珍品 北斎マンガ

グシャグシャで微塵も読めねぇ・・・。

と、その時!
隊員がまたもや何かを発見したッ!

隊長っ!ここに休憩所があります!

んじゃ、ちょっくら入ってみるか!

待て、待てぃッ!これこそ罠かもしれん!
うかつに扉を開けるのは危険だ!よし、しばし・・・

ガチャッ(扉開封)

・・・・・。(無言)

果たして、扉の奥に我々を待ち受けているのは天国か地獄かッ!?
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