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2014年秋に久しぶりに行われた心霊ツアー。
今回は数多の霊場が存在するという四国までの遠征である。 果たしてどうなる事やら?
(※画像は以前ツアー車中の会話で何故か産まれた「廃墟少女るいんちゃん」。廃墟=Ruinと雨=Rainを掛け合わせた廃墟好きという設定の無口系萌えキャラであるが、記事本編とは特に関係無いので気にしないように) |
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東京から一路、廃墟専用戦闘車両ジムニーでひた走ること10数時間、ようやく四国入りを果たす。
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おっ、瀬戸大橋じゃねーか。暗くて全然何も見えねーけど。 |
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ケケケ、今回は魑魅魍魎が蠢く死国まで遠征だぜ! 2、3人くらい憑れ帰っちまうかもな! |
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ほっほっほっ、狭い車内がギュウギュウ詰めになってしまいますな。 |
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もっとも、当初は霊がウヨウヨいるであろうお盆頃に行く予定だったんじゃがな。 |
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ちょうど台風が直撃した所為で延期してしまいましたからねえ。
こっちの方は結構シャレにならない被害が出たようですし。 |
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あえて大雨洪水の中を心霊スポット巡りというのもオツなものと思ったんだけどな。 |
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ちょうどこの頃、加藤鷹さん(後にBotと判明)の心霊写真の存在を論破するツイートが話題になっており、
車内でもサブカル系男子3匹の興味を引くトークテーマとして盛り上がった。
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私もかねがね、全裸美女の霊の目撃例が何故無いのか疑問に感じていた(男はすっこんでろ)。
あの世にもBPOみたいな組織があるのかもな・・・! |
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おっぱいちんこ心霊写真論破説に対する私個人の意見としては、白装束ユニフォーム説をあげますな。 |
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午後9時半、サービスエリアで夕飯。
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四国に来て讃岐うどんを食べぬ訳にいくか!
むしろ今回、半分はうどん食う為に四国まで来たんじゃい! |
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ケケケ、廃墟マニア足る者メシはマックかコンビニの二択と決まっているが、たまにはグルメも良かろう!
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ほっほっほっ、我々の遠征頻度で毎回名産品に舌鼓を打っていたら破産してしまいますからな。 |
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四万十川の赤鉄橋 |
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そんなこんなで草木も眠る丑三つ時、高知県四万十市のとある鉄橋に到着。
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ようやく目的地に着いたようじゃな! 海外行く方が早いレベルじゃねーかゴルア! |
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出来れば高速使わずに下道で廃墟探しながら来たかったけどな。 |
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都内出たらいきなり渋滞に巻き込まれましたからな・・・。 |
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意を決して闇夜に赤く浮かび上がる鉄橋に接近。
辺りは静まりかえり、小雨混じりのいい感じな雰囲気。
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夜中に心霊スポット探索とかえらい久しぶりじゃー。
大体な、分別のあるいい年こいた大の大人がだ、平日に心霊スポットに逝くとか、社会通念上は言語道断というものじゃからな。 |
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どの口がそんな台詞を言うのだ。 つーか場所は本当にここであってるのか?かなり普通な感じだな。 |
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この普通な感じがかえってリアルなのかなーと思うのですよ。
トワイライトゾーンは我々のすぐ身近な場所に潜んでいるという事ですな。 |
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ここで今回我々が第一目標に設定していた心霊スポットの曰くについて説明しよう。
そもそもは、2ちゃんねるのオカルトスレに投稿されたある書き込みが発端であった。以下に引用する。
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地元で最近噂になっている話です
ほとんどフェイクなしなので、分かる人には分かるかも
私の地元には、原型は大正時代まで遡るという古い橋があります
現在は鉄橋となっていますが特徴的な色形をしており、街の中心部に位置することから
地元のシンボルかつ生活に欠かせない橋として愛されています
さて、とは言っても古い橋ですから、数年に一度補修や塗り替えの作業が必要です
今年も先日から市に委託された業者が橋の周囲に足場を組み、塗り替えを行っていました
ですがある時からその作業がぱったりと止み、途中のまま足場も撤去されて
工事は無期延期となってしまいました
交通量の多い橋ですから、作業は夜間を中心に行われていました
しかしその作業中、毎夜毎夜必ず「出る」んだそうです
ある時は老人と孫らしき影が手を繋いで歩いていたとか
ある時は若い女性に声をかけられたとか……
とにかくそれがたまの話ではなく毎夜必ずあるとのことで
工事はとうとう中止になってしまいました
この話を聞いて地元民が真っ先に思い当たるのが
数年前にこの橋から飛び降り自殺をした女子高生の話です
受験に失敗して心を病み、ある平日の朝に橋の欄干を越えて飛び降りたのです
その時橋には沢山の車が通っていましたが
車を停めて声をかける合間もないほど迷いなくアッサリと飛び降りていった、
しかしもしあの時振り向かれていたら自分は一生その顔を忘れられなかったろうと
現場を目撃した人が話していました
また更に数年前には上流での焼身自殺や同様に飛び降りなど、
実は血生臭い話も多い橋なのです
半分だけきれいに赤く塗られた橋が、今後すべて修繕されることはあるのでしょうか…
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1403514213/
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ネット情報を漁ってみると、
どうやらこの古い橋というのは、四万十川にかかる血の赤色のような鉄橋を指しているらしい。
そして、この話に興味を抱いた髭男爵@心霊スポット大好きの提案により、
今回のツアーが敢行される運びとなったという訳なのである。
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こんなん財政難に陥って修繕費ケチった市の裏工作じゃねえか・・・。 |
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おいおい、幼女の霊かと思ったら女子高生の霊なのか!? せっかく四国まで来たのに!ファック! |
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私はここで待機しております故、どうぞごゆるりと・・・。 |
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いやいや、こんな時間かけて来たのに、物件をチョイスした張本人が来ねえのかよ!? |
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ほっほっほっ、私はドライブが好きなので、運転が出来ればそれで良いのでございますよ。 |
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噂がマジかデマかはさておき、
心霊スポットとしては比較的新しいこの物件は、
市街中心地からも程近い場所にある一見何の変哲もない鉄橋だ。
鉄骨部分のペンキも真新しく塗られているようであった。
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しかし、歩道を進んでいくと、
橋の半分くらいから先の鉄骨は、それまでの塗装状態とは明らかに異なるあちこち剥げた古いままの状態になっていた。
確かに噂のとおり、作業が途中でストップしたような印象を受ける。
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なるほど、ここか。
この辺でそろそろ、心霊写真のひとつやふたつ写らねーもんかな? |
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怪しい人影なども、特に現れる様子はない。
多少誰かしら来てヒヤッとなるような展開も期待したのだが、
さすがにこの時間帯になると橋をほっつき歩くような人は皆無だった。
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肉眼では見えないそこら中にもののけがウヨウヨいるのかもしれんぞ・・・! |
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もっとも、霊より蚊が恐ろしい今日この頃だがな!(※そんな時期でした) |
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しばらくウロウロしてみたが、特に怪奇現象が起こる気配はない。
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どうじゃ?
謎の異音や機材トラブルとか起こったりしねえか? |
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これだから、この手の橋だのトンネルだの、地味な物件は嫌なんじゃよ・・・。 |
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そもそもこの橋、そんなに高い場所にある訳でもないし、自殺にむいてなくね? |
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遠路遥々やって来た割に、正直拍子抜けな感は否めない。
深夜でも車の交通量はそれなりにあり、これと言って嫌な空気でもない。むしろ初秋の四国の空気がおいしい。
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orz
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こちとら東京から車でなんやかんや15時間以上かけて来とんねん…!生暖かく出迎えるのが筋ってもんだろう…! |
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どうしたんだ、急にそんな取引先に謝罪するようなポーズで。 |
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こうでもしないと画ズラが地味過ぎるじゃろーが!
常に刻々と変化する状況に合わせて、演出プランを考えているんじゃよ! |
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ほっほっほっ、いやはや、これはやってしまいましたなー。 |
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ホテル・ニュー鳴門 |
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夜が明けて、四国の絶景を堪能しながら次の目的地へ。
(ここまでも珍スポや廃墟に何ヶ所か立ち寄っていますが)
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すっかり陽が高くなっちまったな!
この爽やかな青空じゃ心霊もクソもねえな・・・! |
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心洗われる景色ではないか!まさに廃墟日和といった感じだな! |
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我々にいたっては大魔王さんと合流する前の、一昨日の夜も心霊オフ逝ってますけどね。 |
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ああ、吹上トンネルで吹上げていたぞ(風が)!
旧の方はガッツリ閉鎖されてもう入れなくなってたけどな! |
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そういや悪霊さん、オフで同行した方がmixiで連絡先を知りたいと申しているようですが。 |
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徳島県鳴門市の峠道、鳴門スカイラインの途中に聳えるこの廃墟。
元々はバブルの頃に建てられた「ホテル・ニュー鳴門」という名の宿泊施設であった。
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ちげーよ、ホテルだよ。一説には四国最恐とも言われる有名物件だ。 |
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いやはや、ここに訪れるのも久しぶりでございますな。 |
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渦潮で有名な鳴門海峡や淡路島など、瀬戸内海の景色を一望する国立公園内の高台という好立地にありながら、
どういう訳か数年で営業破綻し、今では長年放置された廃墟の心霊スポットと化している。
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外壁は崩壊し、もはや骨組みだけと化しつつある建物の入口。
一見すると平屋のような小規模な物件に見えるが、実はここは施設のほんの一部に過ぎず、
崖下に建てられた5階建ての最上階に当たるのだ。
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ケケケ、ウェルカム状態で入り易くて好都合ではないか。 |
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自殺防止の為なのか、屋上のネットが気になりますな。 |
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かつてはレストラン(スカイライン沿いのドライブイン)であったという内部はこんな感じ。
先日の台風の影響などもあったのだろうか、崩壊が激しい為、等間隔に並ぶ支柱以外は特に何も無い状況だ。
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しかし当時の面影はほとんど無いような状況ですなあ。 |
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廃墟からの美しいオーシャンビュー。
これだけの眺めで何故潰れたのかという疑問がやはり頭をよぎるが、噂ではオーナーが精神に異常をきたして病院に収容されてしまい、
その後に支配人が浴室で焼身自殺してしまった事で閉鎖を余儀なくされたと言われている。
以来、霊が棲みついているという事で、買い手もつかず、長年放置されているという。
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瀬戸内の海が美しいじゃーないか。
・・・いや、だからどうすんだよこれ、一応心霊モノだぞ。 |
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ここも夜に来るべきだったが、高知から遠くて普通に朝になったぜ。 |
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ほっほっほっ、この晴れ渡った天気も裏目に出ましたな。 |
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すぐ下の方には、蔦が生い茂った客室棟の建物が見える。
同じ"Ruin"という単語で表す場所ではあるが、廃墟というより遺跡に近い印象を受ける。
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支柱に貼られていた厨二っぽい謎の御札。
心霊系の映像作品にも登場する有名物件である事から、
よく分からないアーバン・エクスプローラー(都市探索者)も定期的に訪れているようだ。
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あまりに撮るもの無いから、ついこんなの撮っちまったぞい。 |
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漢字ばっかで珍走団っぽい雰囲気の代物だな。 太陽の教団シールの方がイケてるぜ。 |
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四国八十八ヶ所霊場でも最近韓国人が謎のハングル語のシール貼って批判されてるのを思い出しましたよ・・・。 |
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ここで報告されている心霊体験談としては、
建物の中に入ると空気が変わり体調不良になるとか、
地下1階の大浴場で焼身自殺したオーナーの霊が出るとか、
廃墟後にやはり1階で焼身自殺した男の、黒い影のような霊が出る、などといった噂があるそうだ。
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アレはどっかいっちまった。 昔の画像でうまい事合成しておいてくれ。 |
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崖下の客室フロアに続く階段。
ダンジョンの入口感がもの凄い。
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少し覗いてみたが、どうも足元の崩落が進んでいるらしく、
ここから先は危険と判断、今回はスケジュールも押していたので引き返した。
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ホテルの同じ敷地内には、駐車場を挟み少し離れた場所にも廃墟があった。
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こちらには一応残留物があったが、
粗大ゴミばかりで何の施設として使用されていたのかは伺い知れなかった。 |
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徳島が誇る心霊廃ホテル。
今回はたまたま昼間であった為、図らずも風光明媚な景色をお届けしてしまったが、
近くに街頭もろくに無いこの場所に闇夜に訪れたならば、背筋も凍る戦慄の物件と化すであろう事は、
想像に難しくないはずだ(読者に委ねるスタイルかよ)。
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青木ヶ原樹海 |
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午後10時、なんとなく樹海なう(場所は風穴の駐車場)。
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おい、ちょっと待て。 もはや四国ですら無いじゃねーかよ!タイトルに偽りありだろ! |
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予定していた廃墟が取り壊されてたんだよ! 細かい事はいいっこなしだぜ! |
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刹那の煌きに翻弄されるのもまた、廃墟マニアの宿命という事ですな! |
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何度目だ樹海、と思いつつ周辺を軽く散策。
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大体こんな時間にこんな場所ウロついてると、自殺オフか何かと思われて補導されちまうぞ。 |
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我々は怪しいものではない、ちょっと夜の樹海が好きなだけなのだ!と言い張るしかないな。 |
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そして怪し過ぎて尿検査になるんですな、分かります。 |
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原生林の真ん中を貫く富士パノラマラインも、
この時間帯になると車1台通らない。
ただ、時折静寂を破り、遠くの方から木霊してくる車の走行音らしきものが、何者かの唸り声のように思えて不気味であった。
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全裸美女の地縛霊とかはいねーか?ブスは成仏しとけ。 |
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しかし霊も自殺志願者も見当たりませんでした。 やはり恐怖の現場に行ったからと言って、
そう簡単に出現するという訳ではないようだ。 テントで一泊しても出ないんだから、ついでに立ち寄ったくらいでは尚更だ。
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さて、実はこの後、そろそろ引き上げるかと思って車に戻ると、
車内のエアコンフィルターが何故か消失し、足下に水が溜まるという怪奇現象が発生。
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霊め、さては俺達を水攻めにして溺死させる気だな!? |
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エアコン自体も故障してしまったようです・・・。
これは四国で何人かテイクアウトして来てしまったんじゃ・・・。 |
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普通霊がいたら気温が下がるだろうが!暑くなってどーすんじゃよ! |
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