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奇界遺産――そこは狂気が正気と呼ばれるところ。
世界の不思議を追いかけるフォトグラファー・佐藤健寿さん(『X51.ORG』主宰)による同名著書のシリーズで知られる。
その第1作目の表紙を印象的に飾っているアジア最狂のテーマパークが、ベトナムのホーチミン郊外に存在する。
その名もスイ・ティエン公園。
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■関連記事
・珍スポ好き必見!写真集『奇界遺産2』刊行!
・『新・奇界遺産』展 絶賛開催中!!(終了)
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ベトナム ホーチミン
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2014年6月、折りしもサッカーのブラジルW杯で世間が盛り上がりを見せる中、そうした空気を一切無視するかのように、奇界を求めて東京の羽田から空路7時間、ベトナムにやって来ました。
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早速「俺のケツに乗れよマイフレンド」とか言う奴に原付でしつこく追いかけられたな・・・!征服の暁にはこの国バイク禁止じゃ!
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電柱の後ろに隠れて撒くとかベタな漫画みたいな事するとは思いませんでしたよ・・・。 |
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ってか、まごまごしてるとまた面倒なのが来るわよ!
さっさとタクシー捕まえて移動しましょ! |
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スイ・ティエン公園 |
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ホーチミン市内の中心部からタクシーに乗る事約40分、
「狂ったディズニーランド」とも呼ばれる悪名高きスイ・ティエン公園(しばしば「ソイテン・パーク」とも書かれる)の正面ゲートに到着。
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ついにやって来たぜ、ソイテン公園・・・! いや、スィティン公園だっけか?
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エントランス周辺は大勢の人々で溢れ返り、
同地全体のモチーフとなっているベトナム建国の神話をベースにした独特の世界観が早くも広がりを見せている。
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仮にも国を代表するテーマパークだっつーのに、
入場券売り場が奪い合いみてーな雰囲気じゃねーか。ヨシオ、大人3枚な。
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ほとんど順番待たずにどんどん詰め掛けてるわね・・・。
ヨシオ、大人3枚よろ! |
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アンタらもっと思いやりのある大人になってくださいよ。御意・・・。
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入口の人混みで揉みくちゃにされつつ、どうにか入場。
仏教テーマパークらしく、四聖獣(龍・鳳凰・麒麟・玄武)を中心とした巨大な怪物のオブジェが出迎えてくれる。
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「いらっしゃいませ」と言わんばかりにペコペコと可動するジジイのオブジェ。
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スイ・ティエン公園の全体マップ。
東京ディズニーランドとシーを足した敷地面積(100ヘクタール)よりも広大(106ヘクタール)というから驚きである。
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こんなのマジメに遊んでたらとても1日じゃ周りきれねーぞ・・・。
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赤パンのネズミも移動に疲れてサボりだすレベルね・・・。 |
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駐車場の方にも銭を咥えたガマカエルを象った興味深い建物があったのだが、何やら様子がおかしい。 |
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周辺には無造作に看板などが積み重ねられており、とてもバックヤードっぽい雰囲気。
どうやら園内で以前使われていたものの廃材置き場だったようだ。
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なんで客が普通に来れちゃうところに置いてあんのよ・・・。 |
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木陰でゆったりハンモックでゴロ寝する地元の人々。
日本人にもこれくらいのゆとりはほしいものだ。
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敷地が広大であり、まごまごしていると日が暮れてしまう為、橋を渡って
第一目標である表紙のプールへ早速向かう。
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とは言え、途中途中でいちいち気になるオブジェが設置してある。
恐るべしスイ・ティエン公園。
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くっそ、これは一応撮影しない訳にはいかぬというものじゃい! |
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なんだよ、この先が思いやられる意味不明な彫像は・・・。 |
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奇界の中枢であるプール・エリア「ティエン・ドン・ビーチ」の入口。
この先に進むには、別途入場料が必要となる。
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はやる気持ちを抑えゴテついたゲートをくぐると、ついにヤツが我々の前にその姿を現した。
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これを撮影しにわざわざベトナムに来たようなもんじゃからな。 |
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バッカじゃないの!?巻き込まれる方の身にもなれっつーのよ。 |
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しかし、ホントCGみたいな場所ですね。どうしてこうなった・・・。 |
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高さ70mの国王像が見守る極彩色のプール。
まさにザ・奇界遺産(THE WONDERLAND'S HERITAGE)と呼ぶに相応しいカオスが支配する狂気の王国だ。 実際、異世界に迷い込んでしまったかのような感覚に陥る。
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このサイトもそろそろ『超奇界帝国の逆襲』に改名するか。
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バーカ、簡単に流されてんじゃないわよ! せめてもっと街中でも口にしやすいタイトルにしなさいよ! |
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荘厳な雰囲気で聳えるこの像は、龍神の子にして伝説のベトナム初代国王ラック・ロン・クアン(貉竜君)。
いつも名前を忘れてしまう為、当サイトでは便宜上、「奇岩王」と勝手に命名する。
(愛称は「奇界王」でもいいと思ったが、それは既に『奇界遺産』の解説を担当している荒俣弘さんの称号らしく遠慮した)
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奇岩王の反対側で向かい合うこちらは多分、王妃アウ・コー(嫗姫)の像。
仙人の子であり、王との間に100人の子を設けたとされる。
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こうして表紙と実物を見比べてみると、
奇岩王も時を経て色々と変化している事が伺える。
渡航前のリサーチで分かっていた事ではあるが、
元々の赤茶けたカラーリングから顔色の悪い感じにペンキが塗り替えられ(『奇界遺産』刊行後の2011年頃らしい)、
しかもリゾート感を出したいが為か、周囲に邪魔くさいヤシの木まで植えられてしまい、表紙の写真を再現するのが難しくなってしまっていた。
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クッソ、余計な事ばっかしてんじゃねえよ運営!空気読めや!
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わざわざ持ってきたんですか・・・。結構ズッシリするでしょうに・・・。 |
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奇怪兄さん@奇界遺産 |
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いいか、ちゃんと本の表紙が分かるように撮るんじゃぞー!
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わざわざ持ってきたんですか・・・。結構ズッシリするのに・・・。 |
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暇そうなプールのスタッフが爆笑してるじゃないのよ恥かしい・・・。 |
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ところで、著者の佐藤さんには以前お会いした際にご連絡先を教えて頂き、
何度かやりとりさせて頂いていた為、今回も別件のついでに画像を添付してメールを送らせて頂きました。
その結果、このようなコメントを頂戴しました(以下、一部抜粋)。
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それからスイティエンまで奇界遺産をわざわざありがとうございます。
こんな写真まで撮って頂いて、著者冥利につきます。
それでは、今後もお体に気をつけて良い旅を!
佐藤
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とても好感触・・・!
旅のプロである著者様ご本人から励ましのお言葉まで頂き、こちらこそありがとうございます。
今後も奇界遺産巡りの旅を続ける為の、絶大な燃料となりました。
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炎天下の中、今すぐ飛び込みたくなるような足元で揺らぐ水面の誘惑を我慢し、
『奇界遺産』でもあまり多くは掲載されていなかったプール・エリアの細部を舐め回すように見て回る事に。
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頭上で巨大魚が泳ぎまわる、ヘンテコなプールサイドを進んでいく。
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目前に迫る奇岩王のご尊顔。実に神々しい。 ちなみに正式名は「ラック・ロン・クアン・マウンテン」というらしい。
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なんと、奇岩王の体内はウォータースライダーになっていた。
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なんでやねんッ!ヨシオ、ちょっと試しに滑ってみろ。 |
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さらに奇岩王の体内を進む。
無機質的であり生物の内臓的でもある世にも奇妙奇天烈な空間だ。
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そしてその中心には、宇宙人のような謎のクリーチャーが奇岩王の体を下から支えていた。
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まさかコイツこそが奇岩王の本体だというのか・・・!?
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アバンギャルドな竜宮城といった感じの外観。
随所に職人のクレイジーなまでのこだわりが見え隠れし、訪れた者を「なんでこんな所にいるんだろう・・・」という気にさせる。
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ウォータースライダーの出口である巨大な龍のトンネル。
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一応『奇界遺産』の表紙を再現しようと、
更衣室の建物2階から同じアングルでの撮影を試みたものの、ご覧のとおりヤシの葉が入り込んでしまう残念な状況であった。
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一脚と広角レンズでも駆使しないと難しいかもですね・・・。 |
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いつまでチンタラやってんのよ、いい加減諦めなさいよー。 |
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なんやかんやで1時間も長居してしまったので、
我々は奇岩王との別れを名残惜しみながら、プール・エリアを後にした。
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ベトナムに来た動機の大部分を占める聖地巡礼を果たし、既に結構な満足感であったが、スイ・ティエン公園の探索はまだ始まったばかりである。
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ダチョウ倶楽部みたいなポーズの像がいる謎の建物。
気になったので靴を脱いで内部を覗いてみると・・・
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サイケデリックな祭壇が祀られていた。
地元の人が当たり前のように祈願しているのを見ると、ちゃんとした宗教施設のようだ。
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なんでこんなイカれた遊園地の中でわざわざお参りしとるんじゃ・・・。
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土着信仰とアミューズメントが混ざりまくってるわね・・・。 |
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園内の中央付近にある人工池「ドラゴン&タートル・レイク」。
定期的にショーも行われているらしく、大勢の人々が集まってボーッとしていた。
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ほのぼのとした人々の憩いの場だが、
一方で目の前には、高さ36mの異形の千手観音像(アヴァローキシュテーシュヴァラ)がデーンと鎮座するカオスな空間となっている。
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ここはボスキャラばっか出てくる無理ゲーのステージかよ!?
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こんなの地獄と大して変わらないじゃないのよ・・・。 |
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『奇界遺産』でも同じ場所と思われる写真(台座の大亀)が載っているが、
佐藤さんが撮影に訪れた頃にはまだ仏像は無かったらしく、2010年以降に80億VND(約4,000万円)かけて作られた模様。
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小林幸子っぽい・・・。金のかけ方を間違えてねえか・・・。 |
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小さい子供が見て泣き叫んだりしないのかしら・・・。 |
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園内のド真ん中で唐突に飼育されている虎。
スイ・ティエン公園には奥の方に一応ミニ動物園もあるのだが、
何故かコイツだけ先行して場違いな感じで衆目に晒されていた。
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休日のおっさんみたいな雰囲気出しちゃってるじゃない・・・。 |
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屋内ミニ・ゲレンデで-15℃の世界が体感できる「スノウ・キャッスル」。
茹だるような暑さのベトナムでは、つい入りたくなってしまうナイスな施設だ。
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既に十分過ぎる程に色々ある園内だが、土地が有り余っているのか、
現在進行形で新しい何かが建設中であった。
特に立ち入り禁止にしている様子も無く、野放しにされた工事現場にお客が入り放題だったり、
こういう東南アジア的な大らかさは嫌いじゃない。
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エリアの境ごとにあるゲート付近も何だか楽しげ。
何故か全然可愛くない子供のオブジェも多くあった。
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こちらの気になる建物は「フェアリー・フェニックス・プレイス」。
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銭を咥えた巨大な鳳凰。
欧米では東洋のフェニックスともみなされ、縁起のよい鳥である事から、
日本の新一万円札の裏面にも平等院鳳凰堂の屋上の彫像の姿が描かれており、何かと銭と縁が深いようである。
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内部はライド型のアトラクションになっており、
架空の川をボートに乗って、約3万年前の原始時代から現代までの人類の進化の過程を辿るというものらしい。
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園内の中程にあるド派手な金色の寺院「ロング・ホア・ティエン・バオ」。
何をモチーフにしたのかは不明だが、思い切ったデザインに脱帽である。
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なんじゃ、この顔がついた巻きグソみたいな建物は・・・!?
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コラコラ、あたしまで育ちが悪いと思われたらどうすんのよ!? |
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フラッと内部に入ってみると、木馬やら電飾やらがあって、いかにもB級な雰囲気。
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さながら派手にパーマ中の美容室の如く並ぶ神仏像。
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そしてガバッと開いた口の階段を登って2階へ。
このサイトみたいな青空背景のドーム状の内部には、
やはり派手な電飾の後光がついた金色の仏像様ご一行が鎮座されていた。
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菩提樹の下で悟りを開くお釈迦様を中心に、
九頭龍や巨人のおっさんの滝など、意味不明なオブジェが取り囲む散策路。
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ちょうど突然降ってきたスコールを回避出来る緑豊かな場所があって、良かったじゃないですか。 |
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まさに天の助けってやつね。 主にあたしの日頃の行いがいいおかげよ、感謝しなさい! |
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巨大な獅子が連なる山脈が印象的な「ゴールデン・ユニコーン・スクエア」。
女神の像や弥勒菩薩像が配置され、休日には広場の地面から水が噴出すという。
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パレードか何かで使用するのだろうか、
手作り感溢れるオブジェが適当に保管された物置もお客が入り放題。
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著作権ヤバいシリーズのキャラ発見!
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あったまテッカテーカー!?
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ベトナムでも人気なようで何よりですが・・・ってか、しずかちゃん(?)の足バキバキに折れてますね・・・。 |
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手足の生えてる位置も明らかにおかしいじゃん・・・。 |
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ハハッ!
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たとえ神や仏が許しても、夢と魔法の王国に抹殺されんぞ!?
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「ユニコーン・プレイス」。 地獄巡りのアトラクションらしく、同様のお化け屋敷的な施設は園内に何箇所かあるようだった。
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とにかく広い園内。
いくつもの広場やストリートが連なっており、半ば迷子になりながら感覚任せで進む。
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あちこちで見かける売店。
ビビッドな色合いの商品が数多く並べられて楽しげな雰囲気。
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ここでもやはり、何処かで見た事あるけど微妙に違うキャラクターのフィギュアなども、特に悪びれる事無く堂々と売られていた。
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よく見るとどれも100均みたいなクオリティですね・・・。 |
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地底世界を冒険する「古代の宝物ミステリー」なるアトラクション。
その辺にある建造物もいちいちスケールがデカく、ふざけている。
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そして至る所に立ち並ぶヘンテコなオブジェの数々。
1995年のオープン以来、今も増殖を続けているようである。
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再びハンモックだらけのリラックス・ゾーン。
このスタイルはベトナムで一般的に親しまれているのか、園内各所にあるようだった。
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何やら客を試す洞窟も。
足場の下が水溜りになっており、一瞬の油断が命となる場所だ。
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おっ、この先はまた違う雰囲気のエリアになってるみたいじゃぞ。
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お次は一体どんなろくでもないものが待ち受けてるんでしょうかね・・・。 |
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ったく、鬼が出るか蛇が出るかって感じだわね・・・。 |
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誰かの脳内妄想を具現化したかのようなスイ・ティエン公園。
ご覧のとおり敷地が広大で見所が多過ぎる為、今回はこの辺まで。
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次回、後編ではぶっ飛んだ遊園地エリアの様子を中心にお送りします。乞うご期待。
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読者の皆さん、ちゃんとついて来れてますか?次回に続きますよ! |