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[2016.12.18]

グロテスク☆ポップ
〜血みどろカワイイ「地獄と世俗展」の簡易レポ〜


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お伝えしていたとおり、 先日、東京・原宿で小嶋独観子さん初の個展『グロテスク☆ポップ〜地獄と世俗展〜』が開催されました。
3日間限定だった為、本当は行きたかったけど、用事があったり遠方に住んでて無理だったという人もいると思いますので、 今回は展覧会の様子をお送りします。

会場は今回も「デザインフェスタギャラリー原宿」。
若者やリア充で賑わう大通りから逃れるように少し路地に入って、 『珍寺大道場大博覧会2』以来、半年振りにやって来ましたよ。

しかし、相変わらずゴチャついた要塞の様な外観である。
目立つので分かり易くて良いけど、そのうち崩れ落ちないかと少し心配になる。

内部に入ると、力強く個展名が縫われた看板の奥に、 エキゾチックな雰囲気が漂う独観子ワールドが広がっており、 2日目の昼間にして既にだいぶ疲労感漂う和やかに接客するご夫妻の姿が見えた。

突如として師走の原宿に出現した地獄。
中央の円卓には、 これでもかというくらい地獄や珍寺関連のファンシーなグッズが折り重なって陳列されていた。

これらは全て、独観子さんがミシンをかっ飛ばしたりして作ったハンドメイド作品であり、その場で購入可能だった。

周囲の壁には大型のタペストリーが吊り下げられていた。
今回のメインテーマであるタイの地獄寺名物のヒョロ長い巨人裸族の幽霊や、 水上自転車ガイコツ君など、当サイト的にも懐かしいビジュアルの面子がチラホラ見かけられる。

訪れた時はちょうど、親に連れられた白人の小さい子がこれらの地獄絵図を楽しげに見ている場面だったので、 いきなり客層の幅広さというかグローバルさに感心させられた。

自撮り熟女マキエマキさんをテーマにしたタペストリー。
こちらはあくまで世俗の部分を担当している作品だ。

ダンサーのウズメゆきこさんをテーマにしたタペストリー。
こんな感じで、 独観子さんの知人が普通に作品化されてたりして、とてもフリーダムである。

どさくさに紛れて、地獄とか無関係そうなトラの涎掛けが混じってると思いきや、これも一応タイの寺院ワット・バンプラのトランス奇祭“ワイ・クル”でなされるお守りの入墨を再現したものらしい。

独観子さんに「つけてみ」と言われてつけてみたら、ご覧の有様である。 背景も相まって地獄に突き落とされたようだ。

もはやお馴染みとなった台湾の神様・甲子太歳金辨大将軍(通称・目から手)の缶バッジも売っていた。
値段もお手頃価格で、珍デラーにはマストアイテムと言いたいくらいオススメの品だ。

今回の会場限定販売である独観さんの地獄本『地獄八景亡者戯』。
マニアにはこれだけで十分嬉しいが、なんと大将軍の缶バッジと珍寺大道場シールのオマケ付きだった。お買い得過ぎて逆に恐い。

あまりにも強烈なオーラを放つ異形の偶像。
独観子さんがツイッターで見かけてとりあえず造ってみたそうだが、 どの国の何の神様なのか分からないらしく、謎に包まれた存在という事も含めて非常にグッと来る。
ゼーレマークの元ネタである「黙示録の仔羊」にも似ているが、依然として詳細不明である。

少し離れたところには小型バージョンもあった。
突然変異したコダマの様でもあり、この体育座り感がそそる。

可愛らしい仏様の編みぐるみ。
つい手に取ってモフモフ触りたくなった。

隅っこの方には、 伝説の美女の実る木マカリーポンを再現した立体作品が設置されていた。時期的にヤバいクリスマスツリーの様だ。

奥には地獄研究家の椋橋彩香さん(通称・地獄ちゃん)が、タイ各地の地獄寺を現地取材した「地獄寺レポート2016」が閲覧出来た。
この写真の時点でも30ヶ所くらいの地獄寺が紹介されていたが、翌日にはさらに10ヶ所程のページが追加されていた。
圧倒的な情報量も然る事ながら、そのストイックな研究姿勢からは、それこそ地獄のマグマの様な熱き思いが感じられた。

地獄まみれの中において、一際シャレオツなレリーフ作品。
これは夏に与論島の海辺で拾ってきた貝殻を利用して制作されたものらしく、 素人目でもとても手間がかかっていると分かる見事な代物だ。

端的に表現するとエロアートなのだが、 地獄の中に混在している事もあってか、まるでとても美しい秘宝の様に思えた。

今回の個展名が「天国と地獄」ではなく、あえて「地獄と世俗」とした事からも察せられるように、 こうした俗っぽい内容は、ある意味、この現代社会こそが天国でもあり、地獄でもあるという事を物語っているのではないか・・・とかいう 無駄な深読みも出来て面白かった。

これなんかほら、全裸美女がひしめきあって、まさに健全な男の子的には天国そのものである。

カラフルなスカートを腰に巻き、 「誰か着ろ着ろ」とアパレルグッズの試着を勧めてくる独観子さん。
なんとなく、年末の上野のアメ横のような風情を感じた。

それにしても、準備期間が4ヶ月程度とは思えない展示品の物量には驚かされた。
(※独観子さんがテレ屋なので、目から手を被って頂いてお送りしております)
「この作品いいですね」的な素材も撮っときましょう。
独観子:ヤラセな感じむかつくー!

ご来廊された珍スポ好き俳優の我善導さん(ドラクエのトルネコ役など)を 囲んで偽家族写真のような記念撮影。
珍スポ・珍寺フリークを始めとした色々な方々とお話も出来て、非常に楽しかった。

エグいモチーフながらも、おどろおどろしい感じは無く、 むしろ女子力すら感じる程に可愛くデフォルメされ、別次元のものに昇華された作品の数々。 まさにグロテスクでポップな展覧会だった。
「地獄」の手ごたえも上々らしいので、もしかしたらそう遠からず、第二弾もあるかもしれません。
創作意欲溢れる小嶋独観子先生の次回作にご期待ください。


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