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1901年、アメリカの民俗学者ヴァルデマール・ボグラスは、ロシアのシベリアでチョウクチ部族のシャーマンと、暗い部屋の中である実験を行ったそうでしてね。 シャーマンはドラムをどんどん速く叩き、自分自身をトランス状態にしていくと、やがて驚く事に、ボグラスは奇妙な声が部屋中に響くのを聞いたそうなんですよ。 声は部屋の四隅から聞こえてくる様で、英語とロシア語で話していたそうですねえ。 ボグラスによれば、事前にその声を録音出来る様に蓄音機を設定しており、再生してみると、6m程離れたシャーマンの声が背景に聞こえる中で、奇妙な声は蓄音機のラッパに向かって直接話された様に、はっきり聞こえたそうです。 これは、電子機器で霊の声を録音した実験として知られている最初の例です。 この様に、本来聞こえるはずの無い音声がテープに録音されていたり、テレビやラジオ等からそうした音声や映像が受信される現象の事を、電子音声現象=EVP(Electric Voice Phenomena)と言い、これら電子機器を介して霊界と通信を行なう事は、ITC(Instrumental Trans Communication)と呼ばれてましてね、霊界の死者が生者にコンタクトを取ろうとしてるなんて言われているんですねえ。 1920年代には、あの発明王トーマス・アルバ・エジソンが、死者との交信を実現する為の霊界通信機を作り出すのに没頭していたそうなんですねえ。 まあ残念な事に、エジソンはその機械を完成させる前に亡くなってしまったんですがね。 しかしですね、1931年10月18日、エジソンは死の床で医者に向かって「向こう側はとても美しい」と言い、午前3時24分に息を引き取る瞬間、不思議な事が起ったそうなんですよ。 エジソンの助手の中の3人の時計が、彼の死亡時刻に止まったんですよ、ええ。 また、その3分後に実験室の時計も停止したと言われています。 彼が死者の霊との交信の可能性を助手達に実演したのかもしれませんねえ。 1986年にはですね、西ドイツの電気音声現象研究家クラウス・シュライバーが、マーティン・ウェンツェルの技術的な助けを借り、光電子フィードバック方式を用いて、テレビモニタ上に世界で初めて霊界からの映像受信に成功したんですよ。 それはモニタに無数の点が現れた後、小さな楕円が大きくなって画面から消え、数分後に複数の顔が現れ喋ったと言います。 しかもですね、なんとシュライバーは、18歳で亡くなった愛娘のカリンも映し出したそうなんですよ。 |
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彗星から地球を救う為に、我が身を犠牲にして核ミサイルをブチ込みに行く直前の別れの映像じゃねーのか・・・。 |
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ああ、「パパはお前の事を愛している」「私もよ、パパン」って感じのビバ!アメリカなシーンですね。 |
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んなもん受信するかッ! |
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それにしても、機械なんか回りくどいもん使わないで、言いてえ事があんなら堂々と直接出てきてはっきり言やあいーのによ、霊が。 |
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口が達者な霊なんか最恐な気がしますけどね・・・。 |
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電子音声現象が発生する原因として、科学的にいくつか考えられる。 例えば、テレビの砂嵐の様な単純ノイズ音を長時間聞いていると、別の音や言葉に聞こえるという事があり、それは情景分析という聴覚の働きによるものだそうだ。 テレビの放送終了後の砂嵐のノイズには、あらゆる種類の周波数が含まれている為、人が勝手に意味のある音として推測したと考えられるのである。 また、電波の混信で放送されていない所で音が聞こえる事があるという。 さらに、大気圏には強い電磁波によって空気の分子が電離し、イオンの状態になって、電波を反射して吸収する電離層がある。 電離層は上空70〜300kmに渡って広がり、地上に近い方からD・E・F層に分かれ、日中のラジオ放送の様な中波と呼ばれる周波数帯の電波は、D層に吸収されてしまうが、夜になると紫外線が無くなる為、D層の活動は弱まり、中波はその外側のE層で跳ね返され、地上との反射を繰り返して、遠くまで届く様になるのだよ。 テレビの音声周波数は超短波で、どの電離層にも反射せず突き抜けるので、テレビ放送は電波を直接受信しなければ見る事が出来ないが、E層の中で、太陽黒点の影響や大気の流れ、磁力線等の条件が重なる事で、一時的に超短波を反射する特性を持つスポラディックE層が発生すると、電波の混信が起こる場合があるという。 地球に落ちてくる流星は大気圏に突入すると、空気の分子と衝突して双方から電子が飛び出す為、流星が通ったあとはプラス・マイナスの電子からなる層が出来、電子密度が高い為に電波を反射して電波散乱を起こす事があり、この層にテレビ放送が反射して混信すると、聴覚の情報分析が働き、原因不明の音声が聞こえるという可能性があるのだよ。 |
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いやいや〜、兄さん、それだけじゃあ説明つかないですよ。 1959年にね、スウェーデンのフィルムプロデューサー、フリードリヒ・ジュルジャンソンが、鳥の声を録音したテープに人の声が混ざっているのに気づいたんですよ。 しかもその声は、彼の死亡した母親からのメッセージであったそうなんですよ。 そんな事があってから4年間、ジュルジャンソンはEVPを録音し続け、1964年に著書『宇宙からの声』を出版し、公表したんですね。 そいで1967年に、ラトビアの心理学者コンスタンチン・ローディブが、ドイツ語に翻訳されたジュルジャンソンのその著書を読んで興味を持ち、独自の実験を重ね、何千何万というEVPを集めた。 で、1972年に、イギリスの会社ベリング&リーが、ラジオ電波を遮断出来る実験室を利用して、ローディブと共にいくつかの実験をしたんですよ。 科学者の何人かは、テープに録音される声はハム無線機の電波が電離層に反射されたものだと考えていたそうでしてね、それを遮断してしまえば、テープに異変が生じるはずが無いと思っていた。ところが、ここでも奇妙な声が新品のテープに録音されたそうなんですよ。 1992年6月12日には、なんとクラウス・シュライバーや、フリードリヒ・ジュルジャンソン、コンスタンチン・ローディブら、既に亡くなっていたEVP研究の先駆者達が、テレビや他の電子機器を通じて、こちら側の研究者達にメッセージを送ってきたってな話ですよ、ええ。 |
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ミイラ取りが見事にミイラになってんじゃんかヨ。 |
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一体どんなメッセージだったんでしょうねえ・・・。 |
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「ヤベえ、もしかして俺って死んでる?」って感じのじゃ・・・。 |
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そんなん、ガッカリもいいとこですよッ! |