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1947年7月2日午後10時頃、アメリカ、ニューメキシコ州ロズウェル上空を北西に向かって飛行する円盤が
ダン・ウィルモット夫妻により目撃された。 それから2日後の7月4日、ロズウェルから北西120km程のコロナ近郊にあるJ・B・フォスター牧場の管理人であるマック・ブレーゼルが、前の晩の激しい雷嵐の中、落雷とは思えない様な大きな音を聞いた気がした為、翌朝、その正体を確かめようと、自動車で放牧地へと出かけた。 すると、母屋から12km程の所で、見慣れない金属片が散乱しているのを発見した。 その金属片は全長1.2km、幅90mにわたって散乱しており、その中央には深い溝が走っていたそうだ。 驚いたブレーゼルは、とりあえずその金属片の一部を回収し、翌日、お隣に住むプロクター夫妻の家に持っていった。 その金属片は、一見アルミ箔の様で薄いのにもかかわらず、夫のフロイドがナイフで削ろうとしても傷1つつかず、ライターの火で炙っても燃えず、クシャクシャにまるめても、シワ1つ残さず元通りに戻ったそうだ。 奇妙に思ったブレーゼルは、コロナの町のチャベス郡保安官事務局に、この金属片を届け、ジョージ・ウィルコックス保安官に見てもらった。 しかし、これは自分1人の手に負える物じゃないと判断したウィルコックス保安官は、ロズウェル陸軍航空基地へ通報した。 この報告を受けた509爆撃大隊情報部の指揮官ウィリアム・ブランチャード大佐は、牧場を閉鎖し、現場を調査する様に部下に命令を下した。 命令を受けた情報将校のジェシー・A・マーセル少佐とロズウェル基地CIC(対敵情報部)のシェリダン・キャビット大尉とウィリアム・リケット軍曹は、フォスター牧場へ急行し、現場に散乱していた金属片を回収した。 マーセル少佐によると、回収した破片の中には、1〜1.3cm平方の小さな角材があり、それには意味不明な象型文字が刻まれていたそうだ。 金属片は、テキサス州のフォートワースにある陸軍本部に送られた。 そして7月8日の朝、ロズウェル基地報道官ウォルター・G・ハウト陸軍中尉により、「7月4日に空飛ぶ円盤が墜落し、その残骸を回収した」と発表され、このショッキングなニュースはアメリカ国内はもとより、AP通信により全世界に伝わった。 ところが、その数時間後、カーズウェル空軍基地司令部第8航空隊司令官ロジャー・M・レイミー准将が、「墜落したのは単なる気象観測気球である」と発表し、円盤墜落は否定されてしまったんだよ。さらに、円盤墜落の誤報は、全てハウト中尉の責任にされてしまった。 こうして、世界中を一時騒然とさせたこの事件は、あっけなく収束に向かった―――かに思われた。 |
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産業廃棄物の大量不法投棄だったんじゃね? |
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そんなんでいちいち軍が出動しますかいッ! |
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それで、その後どーなったんですか? |
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同8日、牧場を閉鎖状態にまでする軍の厳戒態勢に疑問を抱いた地元のラジオ局KGFLの局長ウォルト・ホイットモアは、牧場主のブレーゼルからコメントを取ろうと、全米にインタビューを流す段取りを進めていたが、ワシントン連邦通信委員会(FCC)の会長スロウィから、同局のオーナーに直接電話が入り、国防上の問題から一切の報道を禁じると通達されたそうだ。 しかも、命令を無視すれば、KGFLの免許を没収し、ラジオ業界から永久追放すると脅された為、やむなく放送は中止された。 また、当のブレーゼルは、1週間近くも基地内に軟禁され、帰宅してからは事件に関して一切口を噤んでしまったそうだ。 その後もマスコミの報道規制は徹底されたが、円盤の残骸の証言者が多数現れ、先の公式発表は軍の偽りの情報ではないかという噂が囁かれる様になった。 そして、実はフォスター牧場に落下した物体は円盤の一部に過ぎず、本体はフォスター牧場から西へ約200km離れたサンアウグスティン平原に墜落していたという話が浮上してきたんだよ。 当時、連邦政府の土壌管理部に雇われていた土木技師のバーニー・バーネットという男が、空から真赤に燃える物体が砂漠に墜落していくのを目撃し、一夜明けて現場に訪れてみると、墜落した空飛ぶ円盤の残骸を発見したそうなんだよ。 円盤は、直径約11mで、ステンレス製出来た様な外観をしており、機体の一部が吹き飛ばされた状態で、地面にめり込んでおり、破損部分から内部が見えたという。 付近で調査をしていた考古学調査団の一行もやってきて、墜落した円盤の周囲を観察していると、なんと、機体の側に横たわる乗員の死体が発見されたんだよ。 その死体は4体あり、どれも背丈が低く、頭髪のない丸い頭部と小さな目、手足は細く、そして爬虫類の様な肌で、ボタンの無いジャンプスーツの様な物を着ていたという。 明らかにこれは、多くのUFO研究家が主張する「EBE(グレイ)」と呼ばれる種族だ。 しかも、その死体の内の1体は、彼らが駆けつけた時には、まだ生きていたという。 その後、現場に軍がやってきて、彼らは将校に事情聴取を受け、この事件を他言しないよう命令されたという。 これが宇宙人の死体回収で知られる「サンアウグスティン事件」だが、主に先の円盤の破片回収事件と併せて「ロズウェル事件」と呼ばれる事が多いな。 この話が浮上してきたのは、「ロズウェル事件」から何十年も後の1978年であり、UFO研究家のスタントン・フリードマンがミネソタ州で講演を行った際、聴衆の中にいたバーネットの知人であるヴァーン・マルティス夫妻が語ったそうだ。 |
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何処のイジメられっ子だ、コイツは。 |
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マルコメ君って感じですね・・・。 |
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何よりファッションがイケてないわ・・・。 |
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その後、回収された死体は、フォースワース基地へ行き、ライト・フィールド空軍基地へ運ばれたそうだ。 そして、同年6月にテキサス州ダラスにある軍の病院で、医師2人と看護婦1人によって、死体の解剖が行われたと言われている。 運ばれてきた死体は、ひどい悪臭を放っており、3体の内1体はキレイな状態だったという。 死体の特徴としては、頭部が異常に大きく、目が窪んでおり、耳と口は穴が開いているだけの様で、手が異様に長く、指が4本しか無く、指先には吸盤上の突起物あったそうだ。 ちなみに、この証言をした看護婦は、直後に転勤になり、飛行機事故で死亡したそうだ。 1995年8月には、この墜落事件で回収された宇宙人の死体解剖フィルムなる物が出回り、世界各地で公開され、大きな話題を呼んだんだが、お前達は覚えているか? これがそのフィルムのワンショットだ・・・! |
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ママァ―――ッ! |
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うわァ、何かお腹が膨らんでますね。妊娠中だったのかしら? |
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便秘中だったんじゃろ。 |
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専門家によれば、「解剖の行ない方に関して特におかしい所は無いが、1つ気になったのは、普通ハサミは親指と中指で持つが、このフィルムの検死医は、親指と人指し指で持っている。しかし、単なるクセだとも考えられる程度の事」だそうだ。 また、フィルムの年代については、使用されているフィルムのコダック社が鑑定したところ、1927年、1947年、1967年に使われたロゴである事が判明し、フィルムの状態から、「ロズウェル事件」が起こった1947年の物であることが、認定されたんだよ。 つまり、このフィルムは、本物であるという可能性が極めて高いと言っていいだろう・・・! |
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残念ながら、そのフィルムは良く出来た偽物だよ。 |
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何だとッ!? |
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ビデオの撮影の仕方が、軍のカメラマンがやってるという割には非常にお粗末でね、解剖シーンが検死医の背中で見えなくなったり、無意味にズームアップして、映像がピンボケになったりするんだよ。 また、バーネットの目撃談も、それが書かれた日記に現代のインクを使用してあり、偽造である事が判明している。 そもそも1998年に、アメリカのTVプロデューサー、ロバート・キビアットが、ロンドンの制作会社によるでっちあげだと暴露しているんだよ。 ご丁寧に、異星人の作り方まで記述されたサイトまである位だしね。 |
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・・・情報の鵜呑みは禁物だぞ、早見! それこそ軍が真実を隠蔽する為に、メディアを通じてでっちあげたニセ情報だ! 確かに、1997年10月4日、アメリカ国防省のジョン・ハインズ大佐が、50年前の「ロズウェル事件」についての正式発表で、墜落した残骸は円盤ではなく、当時進められていたソ連の核実験を監視する為の極秘計画「プロジェクト・モーガル」に使われた気球であり、宇宙人の死体と思われていた物は、パラシュート降下が人体に及ぼす影響を調査する実験に使われたプラスチック製のダミー人形だったと円盤墜落説を改めて否定したが、その実験は、実際には「ロズウェル事件」の数年後に開始されたはずなんだよ。 また、軍は墜落した物体がモーガル気球だったと発表しておきながら、それを裏付ける写真等の証拠を一切提示していない。大体おかしいと思わないか? 何故事件発生から50年も経って、そんな正式発表をしたんだ。 軍には、いや、アメリカ政府には、決して知られてはならない秘密があるとしか考えられないだろう・・・! |
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人形がダッチワイフだったとかなんじゃね? |
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・・・・・。 |