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イエティとは、ネパールのサガルマータ(エベレスト)山麓クーンブ地方に住むシェルパ族の言葉で、"Yah"は岩、"thi"は動物を指し、「岩に棲む生物」という意味の、一般にはヒマラヤの雪男として知られている獣人UMAです。 体長は小型の1・5mから、大型では4・5mにも及んでいるとされ、ゴリラの様な感じに全身体毛で覆われているとされています。また、完全な二足歩行で活動するそうです。 シェルパ社会では、このイエティと思われる獣人の民話が多く伝わっていますが、あまり話そうとはしない様です。 古い記録によれば、1832年にイギリス人のB・H・ホジソンが、イギリスの科学雑誌に、ネパール人が語る怪物「ラクシャス」としてイエティを紹介しています。 しかし、ホジソン自身はオランウータン等の誤認だと否定的な説を述べています。 また、1889年にはイギリス陸軍のL・O・ウォーデル中佐が、インドのシッキム州北東部の標高5200m付近の峠で、イエティのものらしき足跡を発見しており、1921年にはハワード・べリー中佐率いるイギリス陸軍の遠征隊がエベレスト北壁の世界最初の登頂を試みていた際、ラプラタ山道の積雪を背にして移動する多数の黒っぽい動物の群れを目撃し、それ以来イエティらしき生物の目撃報告が増えたそうです。 世界的にイエティの存在が有名になったのは1951年、イギリス人登山家エリック・シプトンがエベレスト北側を探索中、1.5kmにわたってメンルン氷河上を横断する長さ45cm、幅32cmの巨大な足跡を発見し、その写真が12月6日付けの新聞紙『UK Times』で公表された事によります。 その大きさから人間のものである可能性は薄く、動物の特徴である親指が他の指と離れている拇指対抗性が見られず、5本中2本の指が妙に発達していたそうです。 1986年には、物理学者アンソニー・B・ウールドリッジによって、150m程離れた地点からイエティらしき生物の写真が撮られています。 さらに、イエティは少なくとも3種類はいるだろうとも言われております。 大体のプロフィールはこんな感じです。
ラクシ・ボンポ(またはメティ):体長1.5m程でおとなしく、穀物を食べ、比較的低地に棲む。
リミ(またはチュティ):体長2〜4m程で、標高2400m程の比較的低地に棲む。
ニャルモット:体長4.5m程、肉食でヤギやヤクを襲う。凶暴で人間を襲う事もある。 |
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ラクシ・ボンポ、君に決めたッ!(サトシっぽく) |
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合コンじゃないんだから、そんなセレクトいらんですよ! |
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本当にいるんですかねえ、そんな雪ゴリ。 |
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遭難しちょった毛深い巨漢でも見間違えたんじゃねーか? |
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実はだね、2003年9月13日に、ヒマラヤのイエティ(雪男)を調査している青森県弘前市の登山家で日本山岳会青森支部長の根深誠氏が、「イエティと考えられていたのはヒグマの一種」と結論付ける調査結果が発表されているんだよ、残念な事にね。 根深氏は12年前からネパール、ブータンなど十数ヶ所でシェルパ族のガイドと聞き取り調査を続けてきたそうなんだがね、日本語で雪男と訳される動物は、現地では一般に「メティ」と呼ばれ、シェルパ以外の民族の殆どがヒグマの一種「ヒマラヤン・ブラウン・ベア」だと説明したそうだ。 ゴリラの様なイメージは、1954年にイギリスの新聞紙『デイリー・メール通信』に掲載された想像図が人々の意識に定着したものだそうだ。 また、根深氏は「これまでの探検隊は強すぎる架空のイメージを探し続けた為、シェルパの人々も続々と訪れる探検隊に影響を受け、存在を信じる様になった。 結局、イエティとは伝説の独り歩きによる産物だ」と分析している。 まあ、私自身も前々からそうじゃないかとは思っていたがね。 |
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ソウダッタノカー! |
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まあ、ワシ的には雪女が無事なら、雪男なんざどーだっていいがな。 |
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しかし、二足歩行の説明はどーなるんですかね? プーさんじゃあるまいし、クマが立って歩くなんて・・・。 |
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ええ、ボリショイサーカスとかの芸を仕込まれたクマなんかは、多少立って歩いたり出来ますが、自然のクマが立ちながら歩行するなんてのは考え難いです。(不気味だし) この事からも、古から続く数多くのイエティ目撃報告が、全てヒグマによるものだと断定する事は出来ません。 |