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[2005.06.07]

大珍走!ルーヴル・ライト



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世界最大規模を誇るルーヴル美術館は、1793年に設立された、ヨーロッパで最も古い美術館の1つだ。
所蔵品数は約35万点と、館内に置かれた作品を全て見るには、ゆうに5週間はかかると言われる。

てえ訳で、今回はルーヴル美術館にやってきました!
予想通り、平日の朝一は、さすがに空いてますね。
今のうちに入館しますぜ!

フランスパン持ってな。

・・・なしてそんなの・・・持ってるだすか?

オヤツですが、何か?

もっとコンパクトなもんにしろでござるッ!

入館するには、ドッキドッキの荷物検査を受けねばなりません。
果してクリアなるか?
(※記事にはしてませんが、この前日、オルセー美術館の荷物検査にて、大魔王のピコハンが危うかったりしました)

係りのお姉さんが、明らかに引きつった笑顔で迎えてくれたよ!
やったぜ!

と、次の瞬間ッ!
フランスパンが引っかかったぴょん。

そんなこんなで、ルーヴル美術館に入館。
さすが迷路と言われるだけあって、広い広い。

進んでいると、階段の上に何やら神々しい物体が見えてきました。

サモトラケのニケ!

『サモトラケのニケ』は、勝利の女神ニケの彫像であり、1863年にサモトラケ島(現:サモトラキ島)で発掘され、その後、断片が順次発見され、復元された。大理石製で高さは328cm。
紀元前190年に、シリアのアンティオコス3世との海戦に勝利したロードス島の人々が、それを祝ったものとして作ったという説がある。
あのナイキの由来としても有名だ。

ヲイ、これ、首とか無えじゃんか。
何か猟奇的じゃな。(※良い子はマネしてはいけない感想)

なッ!?

「豚に真珠」とか、「猫に小判」って言葉を思い出すでござる・・・。

はい、とっとと移動しまして、次に見学にやってきたのは・・・

ミロのヴィーナス!

『ミロのヴィーナス』は、ギリシア神話におけるアフロディテの像で、ヴィーナスはアフロディテのラテン語における名前Venusを英語風に読んだものだそうです。高さは203cmで、材質は大理石。
紀元前130年頃に、アンティオキアの市民メニデスの息子アレクサンドロスによって作成されたと考えられている。
1820年4月8日に、エーゲ海のメロス島の小作農ヨルゴスによって、古代の体育場の跡で発見された。

ほお・・・。

また、腕が無いからサスペンスチックだとか言わないだすよね?

いや、ええ乳じゃと思ってナ。
(※良い子は絶対マネしてはいけない感想)

美術愛好家を全て敵に回す気でござるかッ!?

半ケツもまた、神秘的な味わいが(以下略)

(※内容に一部不適切な表現があった事をお詫び申し上げます。)

ニケの部屋から先に進むと、天井が高い部屋に出た。
13~15世紀の華やかなイタリア絵画が、大量に展示されている。

次の部屋に移ると、そこには一直線に床が何処までも続いていた。
ここが、あの有名な「グランド・ギャラリー」だ。

そして、あの問題作『岩窟の聖母』を過ぎると・・・

ついに我々の前にその姿を現した・・・。

これぞ、天才レオナルド・ダ・ヴィンチが生み出した至高の傑作!
ハゲのおっちゃんが邪魔だけど。

モナ・リザ!

・・・・・・・・・。

(あ、あの大魔王さんが、今回は何も悪態をつかないだす・・・。
きっと、声にならない感動にうちひしがれるているんだすね・・・)

(夜の美術室で目え動かす奴だ・・・)

(※内容に一部不適切な表現が~以下略)

どうやら、これまで『モナ・リザ』が展示されていた「国家の間」は空調が悪く、絵画への損傷も懸念された為、日本テレビの寄付金約480万ユーロ(約6億7200万円)で、2001年から改修工事が行われ、2005年4月6日から、「モナ・リザの間」と改名され、一般公開される様になったっぽいですね。

で、「モナ・リザの間」を抜け・・・

次にやってきたのが「ダリューの間」。
でっかい絵が壁に飾られまくっています。

お、大魔王が椅子に腰掛けて何か読んでるぞ!

『ダ・ヴィンチ・コード(上巻)』じゃん!

ふうん・・・ふんふん・・・ほお・・・ほほお・・・。

何もこんなトコで無理して読まなくても・・・。

うっさいわ!
本当は館長のジャック・ソニエールが殺された「グランド・ギャラリー」で読みたかったんじゃが、あいにく椅子が空いてなかったんじゃよ、ちきしょー!

妙なこだわりだすね・・・。

はい、ここでちょっと注目!

この美術館に展示された作品を全て鑑賞しようとすれば、5週間はかかると冒頭で述べましたが、旅行者の殆どは、有名な3点をおさえた省略コースをとるそうです。
はい、その3点こそが、今までご紹介してきた、『モナ・リザ』、『ミロのヴィーナス』、『サモトラケのニケ』であり、これらを観る為に館内を全速力で駆け抜けるわけです。
小説の主人公で、ハーヴァード大学教授ロバート・ラングドンは、これを「ルーヴル・ライト」と呼んでおり、コラムニストのアート・バックウォルドは、この3大傑作を5分56秒で観てまわったと誇らしげに書いていたとの事。

『ダ・ヴィンチ・コード(上巻)』26ページより引用

ちょっと待った。5分56秒ってホントに凄いタイムなのだろうか?
確かに館内は迷路の様に広いが、いまいちその凄さがわからない。

という訳で、今回、我々がその「ルーヴル・ライト」に挑戦してみたいと思います。もちろん、5分56秒より速いタイムを目指してね。

よーいドン!

「シュリー翼」の入口からスタートです。

まずは、『ミロのヴィーナス』を鑑賞!(10秒くらい)
やべえ、お昼近くになって、見物客が増えてきたよー。

さあ、次は『サモトラケのニケ』だ!

『サモトラケのニケ』鑑賞!(5秒くらい)
芸術について、和やかに語る舌を持たぬ彼らは、名作の間を、ただひたすら駆け抜ける!

いよいよ最後は『モナ・リザ』だ!

にしても、美術館だってのに、体育会系なこって・・・。

やっとゴールの「モナ・リザの間」に到着!

注目のタイムは果して・・・!?

ゼェ、ハァ・・・3分36秒。

コラムニストのアート・バックウォルド
(誰だか知らんが)に勝利!やったぜ!

でも、ぶっちゃけ殆ど鑑賞してない様な・・・。

観た事は観たじゃろがッ!

【鑑賞―かんしょう―】

(名)スル
芸術作品を味わい理解すること。

三省堂提供「大辞林 第二版」より

ちなみに、現在『ダ・ヴィンチ・コード』の謎に迫る、新コンテンツを制作中です。そのうち公開するんで、お楽しみに!

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