お祈りって言うより物乞いって感じの動きだわ・・・。
|
|
|
|
|
よく見ると、近くの片隅にも合掌したガイコツが椅子に腰掛ており、
妙に気になる異様な雰囲気を発していた。
|
|
|
|
|
|
製作中か故障中なのだろうか。
体のほとんどが骨組み(元々骨だが)だけの状態であり、タイの田舎でまさかのサイバーパンクっぽさを感じさせる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
同じく本堂の前にある無駄にデカ足の亡者の像。 |
|
|
|
|
|
んな訳ねーだろ!暑くて突っ込むのめんどくさいですよ・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
こっちには
目がやたら充血した獄卒の像。 地獄を運営する側も色々大変なのだろうか。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
詳細は不明だが現地に訪れた際、
多分お偉いさんと思しき僧侶による説法を淡々と聞く催し物が行われていた。
|
|
|
|
|
|
第何形態だよという感じのド派手なナーガ像が手前で見張る、バラックの中に入ってみる事に。
|
|
|
|
|
|
内部にも謎の植物が侵食しており、
ここには仏具や土産が売られている売店が何軒か集まっていた。
|
|
|
|
|
|
ご利益が得られるのか、金箔が沢山貼られた僧侶の像。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
そうよこのバーカ。ところでこの金箔、エステに使えるかしら? |
|
|
|
|
|
|
|
|
ここにもありました、回転寿司みたいなベルトコンベヤー式のお賽銭装置。
|
|
|
タイ人はどうしても普通に金を払わせたくないらしいな・・・。 |
|
|
しかし例の如くほとんど賽銭入ってませんけどね・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
動画でもどうぞ。 |
|
|
|
|
|
タイではお馴染みの猿神ハヌマーンの像。
乗ってるトラの表情がヘブン状態なのに注目だ。
|
|
|
|
|
|
おとなしめの普通の像もあるにはあるが、この妄想ワールド
ではむしろ異端なものとなっている。
|
|
|
|
|
|
一見するとゴチャついてて判然としないが、
どうやら人間の亡者が色々な生物に捕食されている壮絶なワンシーンとなっている模様。
|
|
|
|
|
|
また何を意味不明な事言ってんのよ、このすっとこどっこい。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
敬虔な仏教徒が大半を占めるタイでは、
独特の作法で仏像に祈りを捧げる家族連れの姿がよく見かけられる。
|
|
|
|
|
|
赤と青のコブラが守護する本堂裏手の建物。
|
|
|
|
|
|
本堂のまわりを1周して正面の方に戻ってくると、
建物の側面に何やらドス黒い記念撮影みたいな面々がいた。
後ろで睨みをきかせる獄卒のおっさんの顔が怖すぎる。 |
|
|
|
|
|
そしてその横には、怪物の口が得物を待ち受けるかの様に
ガバッと大きく開けられていた。
何を隠そう、地獄の入口である。
ほとんどの地獄が屋外にあるのに対し、
ここの地獄は本堂の地下にある一風変わった作りになっているのだ。
という訳で、いよいよ地獄へ堕ちてみましょうか。
|
|
|
|
|
|
前菜だけでもうお腹一杯・・・どころか腹痛起こしそうですけどね・・・。 |
|
|
うっわ、なんたる悪趣味・・・。全然入りたくねえ・・・。 |
|
|
|
|
|
足を踏み入れた瞬間に感じる脱力感。
一応お寺のはずなのに、何故かその地下にはお化け屋敷としか思えない空間が広がっていた。
|
|
|
おい、なんだこの、フニャフニャした間の抜けたBGMは・・・!? |
|
|
場内の雰囲気とアンマッチにも程がありますよ・・・! |
|
|
|
|
|
|
|
|
ご覧あれ、この手作り感溢れる素晴らしいクオリティー。
動揺のあまり、思わず写真もブレるというものだ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
この素朴な味わいのコンクリ像は、
今から約40年前にクルーウドム師が地元の農民と一緒に作り上げたものだそうだ。
今までのものと異なり、ここは屋内地獄という事で、禍々しい背景も描かれて奥行きのある世界観が演出されている。
|
|
|
|
|
|
後に建築を学んだという現在の住職プラ・アティガーン・ソンブーン・シリプンヨー師によって、
音と光による特殊効果が施されたという。
|
|
|
|
|
|
ストロボ無しだと実際はこんな薄暗さ。
遠くの方から不気味な笑い声や悲鳴のSEが鳴り響くおどろおどろしい雰囲気の中、
順路を進むのは結構スリリングだ。
|
|
|
チッ、出来ればか弱い女子と2人っきりで来たかった・・・! |
|
|
同感です、しかも怖がって服の裾とか掴まれたりしたらたまりませんな・・・! |
|
|
か弱くなくて悪かったわね!お望み通り服引き裂いてやろうか!? |
|
|
|
|
|
中にはこうして金網が設置されたものもある。
各場面ごとに硬貨を投入するボックスが設置してあり、5バーツを入れるとそれぞれの仕掛けが作動する様になっている。
|
|
|
|
|
|
それにしても、ゾンビというかETというか、
とにかく血みどろな異形の亡者がやたら多い。
|
|
|
|
|
|
この阿鼻叫喚の地獄絵図は、実に457場面に及ぶジオラマだという。勢い余って後ろで火山まで噴火しちゃっている。
|
|
|
|
|
|
やり過ぎて原始時代の末期みたいになってますね・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
天井からキモいのぶらさがってるー!
|
|
|
|
|
|
いや、なんで賭博漫画っぽい物言いなんですか・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
しかし先述の通り実際はもっと暗い為、
ちゃんと見ないと何か邪魔くさいもんが通路に垂れ下がっている程度にしか認識出来ない残念な代物となっている。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
こちらの見事に串刺しな女性も、
この無慈悲なるスプラッター回廊の中では、
ちょっと休憩してるくらいの軽症に見えてしまう。 |
|
|
|
|
|
しばらく進むと、血肉に飢えた野獣が牙を剥く不気味な森にさしかかった。
|
|
|
|
|
|
毎度お馴染みのトゲトゲの木も、いつもより亡者が血まみれの出血サービス状態であった。
|
|
|
|
|
|
これちゃんと掃除するのは大変そうですからねえ・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
サイケデリックな屋内地獄は思ったよりも長く、怪鳥のいる小さな橋が折り返し地点となっている。
|
|
|
|
|
|
ここの天井は吹き抜けで、エグい内装にもかかわらず、
外から日光が降り注ぐ比較的爽やかな場所であった。
|
|
|
|
|
|
さらに今度は唐突に海洋ゾーン。
可愛らしさの欠片も無いリアルテイストのタコが実に嫌な感じだ。
|
|
|
地獄とか関係なくなっちゃったから! 何急に別路線に走ってみてんだヨ。 |
|
|
同じ様なのばっか作るのに飽きたんじゃないですか・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
何故か半分ガイコツになってるリーマンの像を通り過ぎると・・・
|
|
|
|
|
|
屋内地獄の中央に位置する部屋に出た。
なんとここ、実は納骨堂らしく、故人の写真がはめ込まれた祠の様なものが複数置かれていた。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
不細工なビッグフットみたいな奴までいた。
|
|
|
こんなところでオカルトサイトの管理人を喜ばせてどうする!? |
|
|
しかもよく見たら毛が抜け落ちまくってるよーな・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
屋内地獄もいよいよ佳境。
照明の色も赤くなり、より危険度が高い感じに通路を染めている。 |
|
|
|
|
|
怪しげに棺の中で横たわるガイコツは、5バーツを入れると跳ね起きる仕掛けになっている。
|
|
|
|
|
|
さらに進んでいくと、
年齢の割りには尖ったファッションセンスのおっさんが前方に怪しく照らし出された。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
貧相なボディーのくせに脱いでんじゃないわよ・・・。 |
|
|
|
|
|
迫力のある突き出した巨大な腕。
恐らく閻魔大王か、それに匹敵する地獄の実力者のものであろう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
巨大な腕が作動するのを期待して硬貨を入れてみたところ、横にいる貧相な獄卒の方がおざなりに腕を上下に動かし出した。
|
|
|
これで金を取るとか消費者相談センターに駆け込んだろうか!? |
|
|
きっと「マイペンライ(気にするな)」の一言で片付けられますよ・・・。 |
|
|
こんなこったろうと思ったわよ、やめときゃいいのに。 |
|
|
|
|
|
動画でもどうぞ。 |
|
|
|
|
|
ここにもお約束のトゲトゲの木があった。
基本的に血まみれな上に、照明が赤いのでより過激さを増した感じになっている。
|
|
|
|
|
|
恐らくここにいてはいけない、
どっかで見た事のある忍者亀っぽい像もあった。
|
|
|
|
|
|
寺には俗世間の著作権は通用しないんでしょうか・・・。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
そして、地獄の終盤に登場する、自転車に乗ったガイコツ。
このワット・プートウドムを象徴するオブジェであり、ある意味今回、コイツを撮影しに来たと行っても過言ではない。
|
|
|
|
|
|
上部に連なるのは、
タイに伝わる美女のなる木、マッカリーポン。 伝説でこの木は、7日間枝にぶら下がり、たわわに実った果実(乙女)が地上に降りてから5ヶ月間の命が与えられるが、彼女達に魅せられ、奪ったり妻にしたりする男は、魔法により3ヶ月間の眠りに入ってしまうとされる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
一見すると酔った勢いで作った様な代物だが、
飲酒運転を戒める意味合いがあるという。
例の如く、硬貨を入れると不気味な笑い声をあげなら、一所懸命に自転車をこいでくれる。
|
|
|
|
|
|
動画でもどうぞ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
地獄の最深部にいる巨大サソリ。
脱出を阻むかの様にハサミを広げて立ちふさがっている。
|
|
|
|
|
|
地獄の出口はこんな感じ。
数々の精神汚染攻撃を乗り越え、ようやく現世に戻ってきた。
|
|
|
ミッション・コンプリート! しかし外も相変わらず灼熱地獄やんけ!
|
|
|
ある意味、この暑さを忘れられる空間でしたな・・・。 |
|
|
人間ってやつは何でこんなもん作るのかしらね・・・。 |
|
|
|
|
|
僧侶も連日40度近い暑さにダレ気味の模様。 外を歩くだけで既に修行みたいな感じであった。
|
|
|
|
|
|
orz
|
|
|
|
|
|
知り合いは今頃、東京の会社で普通に仕事してるってのに、ワシはこんな場所で一体何をやってるんだろうという、どうしようもない虚脱感に襲われたのじゃ・・・!
|
|
|
何言ってんのよ今更・・・。 つーか
アンタにもそんなマトモな思考が残ってた事に驚きだわ。 |