さらば！神秘珍々ニコニコ園

かつて埼玉県東松山市に存在した神秘珍々ニコニコ園。
当サイトが初めて訪れた珍スポットであり、 当時既に園長が病床に臥せっていた衰退期であったにもかかわらず、 脳裏に十分深く刻まれる程の強烈なインパクトを放っていた為、その後の探索のきっかけにもなった思い出深い場所だ。

我々が同地を訪れたのが2004年春の事なので、 あれから実に10年近い歳月が流れたという訳だが、 ネット上の情報などで、残念ながらしばらくして園長が亡くなり、 園自体も閉園してしまったという話は薄々知っていたものの、 現地の詳しい状況（建物取り壊しの有無など）はいまいち不明であった。

しかし先日、たまたま東松山に赴く機会があった為、せっかくなので同地を再訪してみたところ・・・

予想はしていたが、何もかも実にキレイに撤去されてしまった。

ちなみにこれが、2004年時点の同地の画像である。
現在の画像と見比べてみると、当時の面影はガードレールと背後の送電線くらいしか見受けられないのがお分かりいただけると思う。

敷地に隣接する民家や会社の建物は変わらずそのまま残っていたが、今回何より驚いたのが、周辺の変わり様である。
以前訪れた時は見渡す限り造成地の原っぱで、地平線さえ見えそうな埼玉の秘境といった感じであった このニコニコ園に通ずる通りも・・・

今では大きな道路が敷かれ、ショッピングモールや量販店が立ち並ぶ賑やかな場所に変貌を遂げていた。
まるで最初から、この地に武蔵野一の秘宝館など存在しなかったかの様に。

なお、以降は在りし日のニコニコ園の様子をお送りする事で、 当時のカオスを偲びたいと思う。

楽しい思い出をありがとうございました。