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[2016.01.13]

エリア51視察記
~IS TRUTH REALLY OUT THERE ?~



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ブラックメールボックスが無い。

そんなバカなあああーーー!!?

えええええええええーーー!!?

話が違うじゃんよーーー!!?


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エリア51名物のブラックメールボックス消失でガッカリ→視察は無事終了したのでOK


エリア51と言えば日本のオカルト界ではUFOディレクター・矢追純一さんの他に、 最近では『奇界遺産』や『クレイジージャーニー』でお馴染みのフォトグラファー・佐藤健寿さん@X51.ORGという偉大なる先駆者様(帰りに車が大破)がいらっしゃる為、 今回の視察の簡易版レポートをメールでご報告したところ、佐藤さんからすぐに下記のようなお返事を頂きました。


お忙しい中わざわざ調べてまでくださるなんて、佐藤さんの優しさに感謝感激です。 本当にありがとうございました。
ささやかですが、お礼に本の宣伝をしておきます。


今は亡きブラックメールボックスが表紙となった『空飛ぶ円盤が墜落した町へ: X51.ORG THE ODYSSEY 北南米編』と同時発売の『ヒマラヤに雪男を探す: X51.ORG THE ODYSSEY アジア編』、好評発売中です。
ちなみに上記の情報についても、こちらの本の冒頭で書いて頂けたようです。

なるほど、盗難か・・・確かに非常にもっともらしい。

というかそれ以外に考えられなくなってきました・・・。

そんなもん盗んで何が楽しいのよ、バッカじゃない・・・。


ちなみに、これは我々が訪れる数ヶ月前、2014年7月時点の在りし日のブラックメールボックスを撮影した貴重な動画。
半ばただのオブジェと化していたような印象の郵便ポスト自体だが、本来の機能も実際に果たしていたらしく、 集荷に訪れたアラモの郵便局員の女性が簡単なインタビューに答えている。


正直言うと、ここでだいぶテンションが下がった。
しかし気を取り直して、 我々は未舗装の道(皮肉にもその名は「メールボックスロード」)をジープで爆走する。

ずっと何年もあったんだから、もうちょいワシらが来るまで存在しとけやゴルァ!!

まさかここでかつての悪夢が再来するとは・・・!

妖怪ポストだか何だか知らないけど、いつまでもグチグチと未練がましいわね。


砂煙にまみれながらしばらく進むと、こんな奇妙な標識があった。
ただ「51」とだけ彫られた爆弾のような矢印が、我々の目的地を指し示している。
荒涼とした砂漠の真ん中にポツンとあるその様は、 あたかもここが「UFO陰謀論の終着点」であるという事を物語る墓標のような印象を受けた。

おお、なんじゃこれ! こんなのあるの知らなかったぞい!

こりゃブラックメールボックスの代替えになりそうですね。

むしろこっちの方がいいくらいかもよ?


道標の反対側にある謎の牧場。
ブラックメールボックスを設置したスティーブ・メドリン氏の所有する土地なのだろうか。

おい、あんなところにアメリカ牛がたくさんいるぞ。

こりゃ多分、頻繁にキャトルミューティレーションの被害に遭ってるんじゃないですかね。

それか軍の動物実験用に飼われてるのかもよ。


エリア51は、 アメリカ最大の政府管理区域であるネリス試験訓練場(NTTR)の中に位置し、 1万2140平方キロという広大な敷地面積を持つ同地には、アメリカ本土唯一の核実験場である ネバダ核実験場が存在する。
ハリー・トルーマン大統領の命によって、 1951年1月27日に行われた核実験以降、1992年9月23日の本土における最後の核実験までの間に、 合計105発の原爆がこの実験場の地上で、828発が地下トンネルなどで炸裂した。
その為、この実験場内は今もアメリカ国内の何処よりも大量にウランとプルトニウムが存在している。


この世界の果てのようにも思える辺境の地が、エリア51の建設地として選ばれたもう一つの理由としては、 これまで核実験場として使用されてきた為、 汚染が激しく復興が難しい同地一帯を米政府が効率的に再利用したのではないか、という説も挙げられている。


道標のあった場所から三又に分岐した道の真ん中を進み、交差点を右折すると、エリア51まで真っ直ぐ続く「グルーム・ロード」に出た。
ここは元々、鉱山の為のトラック道路として使用されていたものだ。

砂煙が多くて前方が見づらいったらありゃしねえな・・・。

対向車といきなり正面衝突しないか不安ですね・・・。

こんなところで交通事故とかマジ勘弁だっつーのよ・・・。

やはりUFOに間違えられた三角翼の最新鋭航空機TR-3B(ブラックトライアングル)▲
「アストラ」のコードネームで呼ばれ、ステルス偵察機能を持つ。
エンジンはプラズマ推進式とも反重力を発生させて飛行しているとも言われ、 速度はマッハ10に達し、電磁パルス砲とレーザー砲が搭載されているとの事。
この機体についてもエリア51内のS-4でテストが行われたとされ、地球製 UFOとも見なされているようである。

UFOや宇宙人などの関連性が噂される一方で、 基本的にエリア51が米軍の新型航空機の研究・開発施設である事自体は間違いないようで、 政府がロッキード・マーティン社の極秘開発部門であるスカンクワークスと協力関係を締結してからは、 実際に高々度偵察機U-2やステルス戦闘機F-117A、ステルス爆撃機B-2などの様々な航空機は、 この空軍基地で開発されてきたという事が明らかになっている。
また、U-2偵察機の飛行が開始されると、CIA本部には民間航空機のパイロットや航空管制官からUFO目撃情報が相次いで寄せられた。
しかしこれは、後にレーダーに探知されないように黒く塗られたU-2も当時は銀色で、 輝く長い翼が上空からの光を反射した事や機体の革新的な形状などから、 それを見た現地の人々によるUFO誤認が続出したものと考えられている。
また、試験飛行の高度についても、1950年代当時の民間機の飛行可能な3000~6000mを凌駕する2万1000mに及んでいた事や、 1947年のケネス・アーノルドによる空飛ぶ円盤の目撃に始まるアメリカを席巻したUFO熱がまだ冷めやらぬ頃合であったという 背景も無関係ではないように思われる。
エリア51では現在も世間に公表していない次世代航空機の開発が行われているらしく、 これらの試験飛行は人の目を避ける為、主に夜間に行なわれる為、付近で謎の発光物体=UFOの目撃例が夜間に集中するものと考えられる。


奇妙な体験をしたレン・シーモア氏▲

ただ一方で、このグルーム・ロードには、 エリア51がただの軍事施設でない事を伺い知れる奇妙な体験談がある。
1992年8月、ネバダ州エルコ市で天文学を教えるレン・シーモア氏(当時47歳)が、 研究中の生物学の標本のトカゲを捕まえる為、四輪駆動車でグルーム山系を望むディカブーバレーを訪れた。
しかし、帰り道に迷ったあげくに、砂地にタイヤを取られて自力では脱出不可能になってしまった。
彼は仕方なく助けを求めて砂漠を歩き、グルーム・ロードに出たところ、やがてグレームレイク基地(エリア51)方面から一台の四輪駆動車がやって来るのが見えた為、手を振って車を止めた。
車には4人の男が乗っており、無線機やアンテナが積まれていたという。
シーモアは自分の身分を告げ、レッカー車を呼んでもらえるよう頼んだが、 彼らは「ここは空爆のテストレンジだ」とだけ言い残し、走り去ってしまった。
しかし、シーモア氏は一応自分の意思が伝わったものと考え、その場でレッカー車が来るのを4時間ほど待ったものの、一向に誰も来る様子は無いので、 猛暑の中、再びシーモア氏は歩き始めた。
そして20キロ近く歩いた頃、水筒の中身も尽き、辺りも次第に暗くなってきた為、 彼はスタックした自分の車(水が積んである)まで戻る事にした。
すると、基地方面からまたも車がやってきたので、昼間と同じ様に手を振って停止を求めたそうだが、 彼を無視してそのまま通り過ぎてしまったらしい。
この事態にシーモア氏は怒りと同時に、不安定な運転の仕方に異様さを感じていると、 走り去ったと思った車が戻ってきて、彼の前に停止した。
シーモア氏はさっきと同じく、身分を明かしてレッカー車を呼んでくれる様に頼んだ。
すると車に乗っていた2人の男がジッと前方を見据えたまま「ワタシ達ハアナタガ誰カ知ッテイマス。 トラックガ通ルノデ心配シナイデクダサイ」とゆっくりした抑揚の無い口調で喋ったという。

運転の仕方とこの喋り方を奇妙に思ったシーモア氏が彼らに何者かと尋ねると「ネリス空軍基地ノセキュリティーダ」と答えた。
そしてスタックした自分の車まで水を取りに行く旨を伝えると、彼らは基地方面に車を走らせ、10分程して戻ってきた車の窓から、 ドライバーが保温ビンに入った水をカップに注いでくれたそうだ。
しかしこの際、彼らの動作は異様なもので、何故か水を注ぐ時もジッと正面を向いたままだったという。
さらに、シーモア氏が二杯目のおかわりの水を飲み干した時、助手席の男が「アナタハコーヒーガホシイデスカ?アップルハイカガデスカ?」と子供と話す様な口調で聞いてきたそうで、 シーモア氏はその申し出を断った。
そして、しばらくすると、遠方からヘッドライトが近づいてくるのが見え、ドライバーが「恐ラクアレハシェリフダ」と言い残すと、基地方面に走り去っていった。
結局シーモア氏はやってきたシェリフの手を借りて、なんとか車を引っ張り出して町に戻った時にはもう夜が明けていた。
シーモア氏によると、この2人のセキュリティーはいずれも4、50歳ぐらいで、迷彩服を着て、顔つきは普通の人間と変わらなかったそうだが、 動作がまるでロボットみたいにぎこちないものであったという。

後日、あるバーベキューのパーティーに出席したシーモア氏が、この体験を周囲の人間に話したところ、 夜のラジオトークショーのリスナーの投書が載った本を紹介されたので読んでみた。
するとそこには、エリア51のセキュリティー関係者からの投書があり、 その中には「私が辞めたのは、相棒が生身の人間でなくヒューマノイドだったからだ。多分S-4辺りで作られたんだろう。たまにそういう連中がパトロールに駆り出される」 という証言があったそうだ。
それ以来、シーモア氏はそれまで存在すら知らなかったエリア51に興味を抱き、情報収集と現地の調査を行う様になり、 1994年5月には彼自身がUFOの映像を撮影する事に成功した。

なんという露骨に怪しい喋り方じゃ・・・。

国民の血税で気色悪いもん造りやがって・・・。

宇宙人だけじゃなく人造人間までいるのかよ・・・。

エリア51付近の謎の六芒星▲
2005年には、まだサービスが開始されて間も無い頃であった 「Google Earth」の衛星写真に、エリア51付近の砂漠に六芒星と思しき不可解な幾何学模様の地上絵が存在する事が明らかになり、 ネット上で話題になった。
しかし、現在ではこの地上絵は無くなっているらしく、恐らくSAM(地対空ミサイル)陣地であったと考えられているようだ。


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AREA51周辺に不可解な地上絵を発見


砂漠の1本道をしばらく真っ直ぐ進んでいたが、 やがて丘陵地帯のカーブに差し掛かった。
その雰囲気はなんとなく、 これまでテレビやネットで何度も目にしてきた“あの場所”に限りなく近づいている事を予感させた。


そして程なくして、我々はついに辿り着いた。
夢にまで見たUFOマニアの聖地、エリア51の正面入口(立ち入り禁止地点)が目の前に存在している。

ワシらもとうとうこんな所まで来ちまったのう・・・!

心霊スポットでキャッキャウフフしてた頃には考えられませんでしたね・・・。

アンタ達、未だにそんな感じじゃないのヨ。


外部の人間が立ち入れる限界点にして、エリア51の始まりを告げる立ち入り禁止の看板。
元々の記載内容(「RESTRICTED AREA」「NO TRESPASSING BEYOND THIS POINT」などの表示)が経年劣化で薄れてしまった所為か、最新版の内容がシールのようなものでペロッと上から貼られているという、 これまた長年のイメージと微妙に異なった状態に少々戸惑わされたが、 それを補って余りあるオーラを放つ看板は、今尚そこに屹立していた。

んだよ、昔の見慣れた看板の方が擦れ具合に味があって好きだったのに・・・新しいのはがしちゃダメかな?

ソッコーで射殺されるからダメだろ。

しっかし、実質こんな看板如きを撮影する為にわざわざ こんな場所まで来るとは、いよいよどうかしてるわね。


新しい方の表記にはこう書かれている。
「警告:米空軍施設。許可無くこの地域に入ることは違法。この施設における全ての人員およびその管理下にある地域は研究下にある」

あれ、丘の上で見張ってるはずの警備員がいねえじゃねーか。

ホリデーシーズンなんで今日は休みなんじゃないですか?

何よ、随分と気の抜けた厳重な警備ね。


確かに厳重な警備という割には、 重々しいゲートなどは一切無く、開けっ広げな状況がかえって不気味である。
だが、あの土の色が微妙に異なる位置の最終防衛線を一歩超えたら最後、 我々に待っているのは死である事は現場の雰囲気からも感じられ、 さすがにモルダー捜査官やインディー・ジョーンズのようにおいそれと境界を越える事は憚られる。
偉大なる先達である並木伸一郎氏や矢追純一氏、佐藤健寿氏にしてもこの立ち入り禁止の看板を目の前にして、 その先に続く道を羨望の目で眺める事がせいぜいだったのだから、それも仕方あるまい。

行けそうと言えば行けそうじゃがな。
ヨシオちょっと、試しにダッシュで何処まで進めるかやってみろや。

嫌ですよ、何でこんな所で人生を賭けなきゃなんねーんですか!

うっせ、エリア51の秘密を解き明かしてワシに報告しろやー!

バーカ、アンタ1人で勝手に逝ってきなさいよ!


こちらは道の左側にある制限区域である事を告げる細長い看板。
以前は後ろにもう一つあったようだが、いつの間にか無くなってしまったようだ。

つーかモロに「撮影禁止」って書いてありますけど、バシャバシャ撮影してて大丈夫なんでしょうか・・・。

一応書いてはあるけど、なんだかんだ手前で撮影する分には黙認するみたいな警備スタイルだったはずじゃ・・・!
矢追さんの時代からな・・・!

そのスタイルもつい最近になって変更とかされてない事を祈るわ・・・。


丘の上にはジョシュアツリーに紛れてさり気なく、監視カメラやデータ送信用のアンテナのような機材がいくつか設置されている。
また、この辺の地中にはあちこちに侵入者検知用のモーションセンサーが埋められているという。


聖地巡礼を果たし満足気な大魔王。
あと僅か数歩後ろに下がり1cmでも超えてはならないラインを超えようものなら、 たちまち何処かから駆けつけてきたセキュリティーに逮捕され(抵抗した場合は発砲)、 60万円以上の罰金を支払わされた挙句、外国人の場合は「永久入国拒否」になるというから、 現場に緊張感が漂うのも無理は無い。

いいか、押すなよ!押すなよ!絶対押すなよ!?

そんなダチョウ倶楽部みたいなノリで境界線越えたらシャレになりませんぞ・・・!

ったく、緊張感あるんだか無いんだか・・・!


うっかりエリア51の境界線を越えてしまった人達は、こんな感じだったらしい。
毎年数人が意識的にせよ無意識的にせよこれをやってしまい、厳しいペナルティーを受けているという。



と、その時である!

我々の後方からセキュリティーのジープが猛スピードで走り抜け、エリア51内に突入していったのである!現場に更なる緊張が走る!

んだよ、アイツらもランチ休憩から戻ってきたのかよ!?

遅刻して登場してくるパターンはあまり見た事ないですね・・・。

油断してたら変な奴らが来ちゃったんで、急いで戻ったって感じなのかしら・・・。


律儀にいつも通り丘の上の定位置に陣取るジープ。
さすがに24時間常駐している訳ではなく、定期的に周囲の巡回や離れた場所で待機している事もある模様だが、 毎日立ち入り禁止地点を見張るこの警備員は、カモフラージュの軍服を着込み、基本的に言葉を発しない為、研究家の間では カモデュード(カモフラの気取り屋)と呼ばれている。
彼らが果たして、軍人なのか外部委託の民間企業なのか、あるいはMIBなのかは不明である。
ただ一説には、ワッケンハット社という民間警備会社(FBIやCIAなどのOBが要職を占める)が 担当しているとも言われている。

いずれにせよ、こうした他の基地と比べても圧倒的に力を入れた警備態勢が365日に渡って敷かれており、 やはりエリア51には、ただならぬ何かが今も秘められているのではと思わせられる。

しっかりこっちを見張ってやがるな、アイツら・・・。

昔テレビで見たそのままの光景に胸アツですね・・・。

アンタ達、くれぐれもおかしなマネするんじゃないわよ・・・。


これはカモデュードの姿が間近で撮影された珍しい映像。
エリア51研究家のグレン・キャンベルがカメラを回していたところ、 キレた男性警備員が「撮影するな」と声を上げて車を降りてきたので、ダッシュで逃げるという内容である。


ところで、立ち入り禁止地点の地形はこんな感じになっている。
看板手前の右側に丘の上に続く細い横道があった為、少しでも異なるアングルで撮影出来ないかと登ってみる事に。

しかし11月だと言うのに案外暑いなエリア51は。

ジャケットいらなかったですね。核実験場だったからでしょうか。

またテキトーなコメントを・・・。
でも日が落ちたら気温は零下になりそうよね。


これまであまり目にした事が無かった、丘を登った地点から見える裏手の景色。
目にしなかった理由が察せられるどうでもいい殺風景ではあるが、 「ああ、こういう感じの位置関係だったのか」という情報が得られるのも、 わざわざ実際に現地を訪れてみる事のメリットである。

ここらでいっちょ、ブラックヘリコプターでも追いかけてきたら展開的においしいんじゃがな。

一体それの何処がおいしいってのよこのドアホ。

冗談じゃないですよ、そんなの確実に我々死ぬじゃないですか・・・。


振り向くと、 やはり向こう側の丘の斜面からジッと静かに我々に視線を注ぐ不気味なジープ。
黒塗りのイメージがあったが、最近はそうでもないらしい。

つーかわざわざこんなトコに人件費かけるとか、一体アイツら給料いくら貰ってるんじゃ・・・。

何のん気な事言ってんのよ、この緊迫した状況で・・・。

そうですよ、既に我々の顔写真が撮られ、個人情報もチェックされてるかもしれないんですよ・・・。


可能な限りズームしてみたが、スモークガラスで車の内部はよく見えず、一体何人が乗っているのかは分からない。
また、見たところナンバープレートも無いようである。

おいヨシオ、あいつらに手を振ってケツでも見せてやれよ。

お返しに鉛弾を撃ち込まれて尻の穴が増えちまいますよ!

遠路遥々やって来て、やりたかったのはそんな事なのかよ!?



と、その時である!

見張りのジープが2台に増えた!!

おいおい、ワシらめっちゃ警戒されてねーか!?

さては我々の隙あらば何かやってやんよ的怪しいオーラが検知されたんでしょうか!?

ちょっとそろそろヤバいんじゃないの、ねえ!?


この道の先の山の向こうにエリア51がある。
あるいは既に広大な地下基地がこの足元に広がっているのかもしれない。
そしてそこでは、我々の知らない宇宙規模の極秘プロジェクトが今も着々と進行中なのだ(多分)。
それを間近で感じられただけでも十分であった。

フッ、まあ今回はこの辺で勘弁してやらあ・・・!

大魔王様、その台詞はボロ負けした感じになりますよ・・・。

まさしく完全に門前払いだったけどね・・・。

うっせ!
あんなトコ、いずれAmazonの宅配便でも装って突破してくれるわ!

出来てたまるかッ!


動画でもエリア51の様子をどうぞ。


こうして我々は憧れのエリア51を後にした。
長年に渡り微動だにしないような印象であった彼の地を取り巻く状況も、 今回の現地視察の様子や、情報開示に転じ始めた最近のCIAの姿勢などからも明らかなように、 あくまで少しずつではあるが、確実に変化しているようであった。
とは言え、オカルト好きのドリームランドにも思えるこの極秘施設は、現在も尚、厚いベールに覆われている。
いずれ秘密の全貌が明らかになる時は来るのだろうか。


――IS TRUTH REALLY OUT THERE ?

これは現地ガイドから貰った英語の案内プリントに書いてあった言葉であり、 ドラマ『Xファイル』のオープニングと本編の間に表示されるキャプションをもじったものだ。
直訳すると「真実は本当にそこにあるのか?」という意味になる。

そんな事、もちろん答えるまでもないだろう――。


■参考文献
・『エリア51 世界でもっとも有名な秘密基地の真実』アニー・ジェイコブセン
・『X51.ORG THE ODYSSEY』佐藤健寿
・『謎の怪事件ファイルX<海外篇>』並木伸一郎
Openminds
Mysterious Universe
Ghost Hunting Theories
・etc
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