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[2009.08.28]

新魔界大冒険:破①
~デッドランド・アフター・ドリームランド~



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この光景には廃墟好きでなくとも、胸が高鳴るってもんでしょう。
なんてゆーか、まるで人類滅亡後の静寂と清浄なる世界を垣間見ている様で、その妖しくも美しい具合がたまらない。
まあ欲を言えば、ジェットコースターがあれば完璧だったが、コンパクトな印象ながらも十分イカしたレベルなのは確かである。


だが気を取られてばかりはいられない。
地面が異常に軟らかく、先に進もうとするとボコボコ穴が開いて足が埋もれる為、油断していると転倒の危険が盛り沢山だ!

うわっ、こんなところにブービートラップが!おのれ、鬼畜米兵!

別にアメリカは絡んでねえだろ!しかしファック!

お前もう、そこら辺ほふく前進してろヨ。

待て、あわてるな、これは孔明の罠だ!


まさに遊園地と言った感じのメリーゴーランド。
大きさはヨーロッパの街角とかにあるやつ位の小さいサイズかな。

いいねこれ!どうにかして幼女と乗りてえな~!YO~!JO~!

悪霊殿、自重して下さい。自分はあなたを通報したくない。

どうにか・・・って・・・。


お馬さんに跨り悦に浸るアラサー2ちゃんねらーのカッパ氏。

でっていうwwwwwwww

なんか白馬を串刺しにしてる様に見えるな。


皆仲良く騎乗プレイで、現場はさながら東北のエデンだ。
野郎だけでほのぼのと何やってんだか。

大さん、なんか腰の動きがエロいよ!

ほーれほれほれー、ハイヨー!

こうしていると、あの頃を思い出すであります・・・!
多くの軍馬が儚く散った日露戦争を・・・!

おりょっ!?何かバキッと取れたしッ!?


この場のシンボルの如く聳え立つ観覧車。


恐らく、現役時代は家族連れや恋人とかに人気を博した事だろうが、今や廃墟マニアを喜ばす無用の長物と化している。


足を踏み入れた途端、ガラガラと崩れ落ちたりして、夕方あたりのYahoo!ニュースで「遊園地廃墟で崩落 若者死亡」とかいうイタい記事が出ない事を願いつつ、鉄くず同然の物体に迫る。

どんなもんじゃーい!?

びっくりするほどユートピア!!


ゴンドラは風雨により色あせ、ガラスもバリバリ割れている。
座席も何かドロドロになっていて、とても座れたもんじゃない残念な状態になっていた。

揺らさないで下さいおッ!いろいろ危険が危ないですからッ!

公園の箱型ブランコみたいで、ついね。
そーいやアレって、最近やたら撤去されてっけど、まったく世知辛い世の中じゃのー。


観覧車側からの眺め。
夏場という事もあり、基本的に大部分は緑に埋めつくされている。
殆ど判別出来ないが、周囲にはゴーカート用の道もあった様だ。


もう何かよく分からない乗り物にも、とりあえず皆で乗り込む。
思えば、この頃はまだ平和な時代であった。
まさか、数時間後にあんな事が起こるだなんて、誰も知らずに・・・。

トゥットゥルー!トゥットゥルー!発進にょろっ!

お国の為に行って参ります!ホップ・ステップ・玉砕!

大魔王軍オフィシャル・グッズ発売中ッ!
調子に乗って第2弾も登場ッ!買ってくれたらマンモスうれピー!

なんちゅー謎のタイミングで宣伝しとるんだ!?


おっと、草で分かりにくかったが、ミニSLが打ち捨てられているじゃーないか。これは興味深い。


無論、ライド・オンだ。

フハハハ、止められるものなら止めてみたまえ!

傲慢なピーターパンだな・・・。


観覧車の後方には、朽ちつつある子供向けアスレチックの残骸が。

いや、むしろ人々に忘れられたワスレチックとでも呼ぶべきじゃな。

誰がうまい事言えと。

別にうまくはないっしょ。


こーいうのを見るとどうしてもハシャいでしまう大人の姿が、そこにはあった。

ゼエ、ハア・・・!しまった、無駄に体力を消耗しちまった・・・。

しかもスマソ!
最後のシーソーでのアクションの前に、動画切れちゃいました。

んなッ!?


トランポリンもあった様です。
もはやゴムのネットとかは全く張られておらず、水が抜かれた釣堀の様になっている。
どうやら300円で30分遊べた様ですが、こちとら5分と持たずに飽きる自信がある。


こっちには、錆び付いてボロボロのコーヒーカップが哀愁プンプンでございましたよ、奥さん。


もちろん全員で回転!
コーヒーカッパーズ結成の瞬間である!

アヒャヒャヒャヒャヒャー!こりゃ愉快にょろー!

うおおおっ、天皇陛下バンザーイ!!

人間兵器かお前はっ!ってか、なんというカオス!
布が引っかかって取れない!ファック!

ぐはっ!調子こいて回し過ぎた!
三半規管がオーバー・ドライヴじゃあ!?


さてさて、アトラクション巡りも一段落したので、お次は隣に併設されているゴルフ練習場の廃墟へ向かう。
つーかグリーンが荒れまくりでグリーンとかいうレベルではなく、雨上がりの影響による湿地帯の様なネイチャー状態で移動がかったるい事山の如しだ。

靴が濡れ濡れにょろorz
・・・こうなったらダッシュで切り抜けますおっ!うっひょおおー!

卑猥マンは疲れ知らずだなあ・・・。むしろ若返っている・・・。

こーいう事が生き甲斐なんじゃろ。取り上げたならきっと干乾びるゾ。

ガダルカナルの密林に比べればこんな場所、なんて事は無いであります!


練習場はよくある2階建て構造。結構な広さがある。

有り得ねえと分かっていても、いささかゴルフボールが飛んでこないか不安になるアングルじゃな。

塹壕に身を隠しつつ、敵が射程距離に入るまで息を潜めて徐々に近づけば問題無しであります。

問題外じゃこの野郎ッ!メガネ黒く塗り潰したろかッ!


こちらが1階の球打ち場。
きっと休日におっさんが何人もクラブを振るったんでしょうな。


球打ち場からグリーンを望む。
周囲を取り囲むネットは殆どはずれてしまっている。

しっかし、クラブはおろか、ボール1個すら落ちてませんね。
ちょっと期待してたんですが、全部回収されちゃったんですかねえ。

チッ、ワシのL字に曲がる必殺ハイパー・マグナムキラー・ショットを一発ブチ込みたかったのに、残念じゃい。

自分にとって致命的な技じゃねーか!
さてはゴルフのルール知らねえな!?


2階の球打ち場から更に階段を登っていくと、受付&売店の建物に入れました。廃墟特有のカビ臭い香りが鼻をつく。

蜘蛛の巣がテラウザす!
メイドさんにお掃除を依頼したいにょろ!

心頭滅却すれば火もまた涼し!蜘蛛の巣もまた心地良し!

にょろーん・・・。


タバコの自販機の残骸。一世代前のタイプに思える。
もちろんタスポはついてない。


壁にはゴルフ関連の写真が。
最近だったら、石川なんたらや宮崎なんたらの写真が貼ってあるんだろうかね。


正面から見たカウンター。
恐らく廃墟となった後に荒らされたのだろうが、それにしても慌てて夜逃げしたみたいな状態だ。
コーヒー300円ってのは、まあ妥当な範疇ですね。


96年新春発行のゴルフ雑誌をハケーン。
見出しにある「ジャンボ尾崎の謎~ちょっとした動作も見逃さない!」の16ページ特集が興味深い。

久しぶりに見るジャンボ尾崎の姿が、こんな廃墟の中だとは・・・。

どうやら最近は、60歳を超えてもなお、シニアでなくレギュラーツアーにこだわって、第一線で挑戦し続けているそうですお。

なんでそんな情報知ってんだよ卑猥マン・・・。

老兵は死なず、ただ去るのみであります。


建物の奥はこんな感じ。
ここは一番最初にあった建物のシャッターの内側であり、恐らく空いているスペースは、ゲームコーナーであったと推察される。


カウンターの内側。
貸し靴をはじめとした備品がそのまま残され、とてもゴチャゴチャしている。

大したもんは落ちてねえなあ。
もっとこう、パンチの効いたもんがあるといいよな。死体とか。

迂闊にそんなもん見つけたら、サイトに記事アップし難くなるじゃろーが。アップするけど。

するんかいッ!


そして我々は、次なる探索の地へ向かうべく、死せる夢の都を後にした――。

んで、次は一体何処へ向かうんじゃ?

それは今から考えます。

ああんッ!?

オマケ

午前5時、廃墟を求めて悪霊が徘徊中。

おいオマイラ、幼女好きな俺様が来ましたよ。

とっとと巣に帰れ。

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