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東京23区の北端に位置する足立区竹ノ塚は、郊外への関所として埼玉に隣接するベッドタウンであるが、
そんな閑静な住宅街の中でTPOをガン無視し、見たら思わず「ナニコレ!?」と叫んでしまいそうな、ピンクのド派手な一軒家がある。
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あさくら画廊 |
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賑やかな駅前から離れ、大通りの路地を少し入った何の変哲も無いところに、その異様な家はあった。
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ボンヤリしてると通過してしまいそうな奥まった立地だったが、
視界に入ればまず見間違えるはずがない衝撃的な佇まいである。
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目がチカチカしますよ・・・。あさくら・・・がろ・・・う? |
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何を隠そうこの「あさくら画廊」、
あるアーティストの個人宅にして、一般開放されているギャラリー兼アトリエなのである。
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大胆に路上までハミ出しているのは、
様々なモノをチャンプルーして構成された祠のようなものだった。
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上部には、
フィギュアがニョキニョキと生えたかのようなパラソルが。
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ここぞとばかりにピンク色で怪しくゴテゴテ装飾された入口。
謎の萌えキャラが微笑みながら出迎えてくれた。
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足元もこんな感じで、おいそれと敷地に入るのが躊躇われる状態である。
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大魔王様、ご近所のおばあさんが微妙そうな顔色でこちらを見ています・・・。 |
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よし、ここはフォーメーションA(※1)じゃ・・・! |
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脚注1:
怪しまれて通報される事を避ける為、笑顔で挨拶するなど愛想良く振舞い、好青年を装いつつ警戒を和らげるという我々の常套手段である。
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門をくぐった右手のスペースは、アート感の溢れる自転車置き場になっていた。
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お菓子の空き箱や袋で飾り付けられた玄関扉。
日常から逸脱し、メルヘンだかメンヘラな世界に迷い込んでしまった感覚に陥る。
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扉の先もやはりモノで満たされたピンク空間。
インターホンが無かったので、
恐る恐る扉を開けて直接呼んでみたところ、奥の方からオーナーの男性が出てきて、
内部へ招き入れてくださった。
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B級魔界密度が強過ぎる・・・! これではリリン(一般人)は近づけまい・・・! |
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何意味不明な事言ってんですか・・・。
えーと、こんにちはー、見学希望の者なんですがー。 |
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オーナー:あー、どうぞどうぞ。靴のまま入ってきちゃって大丈夫ですよー
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中に入ると目の前に縄梯子が垂れ下がっていた。
見上げてみると、天井が吹き抜けとなっており、2階までショートカット出きるシステムのようだった。
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入ってすぐ右手には、台所(らしきもの)があった。
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こちらが画廊の主である辻修平さん。
最初は正直、強面な印象で緊張が走ったが、突然の訪問にもかかわらず快く出迎えてくださり、
非常に物腰の柔らかい話し易い人物であった。
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その明らかに通行を阻害しているデカいやつは一体・・・? |
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辻さん:これは・・・爆弾です。
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辻さん:いやあ、何ででしょうね・・・。
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奥に案内されると、そこは摩訶不思議な居間スペースとなっていた。
辻さんはここで普通に暮らしながら、日々創作活動に励んでいるのだというから驚きである。
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しかし、どんな林家ペーパーが出てくるのかと思いきや、こんなヒップホップな感じのアニキだとはな。 |
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こうした独自の世界観には、何かテーマとかあるんですか? |
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辻さん:テーマは特に無いですね。強いて言えば「ピンク」です。
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壁一面どころか天井に至るまで、圧倒的なインスタレーションアートが縦横無尽に広がる。
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男性が描いてるとは思えない、ファンシーな作風ですね・・・。 |
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辻さん:ピンクの女の子です。ピンクが好きなんです。
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ボックス状の作品も、怯む事なく強引に取り付けられている。
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床に設置された展示の一部は、特に固定されている訳でもない為、
移動時に蹴飛ばしてしまわないよう注意が必要だった。
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辻さんのおばあさんが奉られた仏壇というか祭壇。
元々こちらのお宅は、このおばあさんの家だったそうだが(だから“あさくら”画廊)、
別の場所で画廊をやっていた辻さんが2012年から移り住み、以来こうした活動を行っているそうだ。
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市販の美少女フィギュアも、やたら女子力の高い感じの作品オブジェの一部と化していた。
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部屋の中央で結構なスペースを使っているピンクの像。 |
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辻さんの心象世界をフィードバックしたものなのだろうか。
あまりの異空間ぶりに適切な表現が思いつかない。
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すみません、トイレを拝借してもよろしいでしょうか? |
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辻さん:あっ、はい。こっちになります。
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でで~ん。
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辻さん:どうぞ。
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辻さん:これがトイレです。
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辻さん:モノをどかせば使えますよ。
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トイレの隣の浴室は、処刑されたクマのPさんが壮絶な死に様を晒していた。
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著作権とか含めて色々ヤヴァいですがなァー!! こ、これは一体どういう意図で・・・? |
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辻さん:いやあ・・・何でこうしたんでしょうねえ・・・?
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引きの画像では分かりづらいが、脳天にめっちゃ刺さってる。
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え、ここが浴室なら、普段お風呂はどうしてらっしゃるんですか? |
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辻さん:湯船は使えないので、シャワーのみで生活してます。
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室内も至る所にお菓子の空き箱が再利用されていた。
子供の頃にこうした素材を用いて図画工作をした人も多いと思うが、辻さんはまるでそれを自宅で行い続けているかのようだ。
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火ぃ付けたら凄い勢いで燃え上がりそうだな、この家。 |
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玄関付近の仏壇(だったと思われるもの)を横目に、
今度は階段を上って2階へ向かう。
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ところが、なんと階段の終盤部分が殆ど無い。
気をつけながら覗いてみると・・・
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なんという事でしょう! まさかの滑り台となっているではありませんか。 これなら1階までショートカットし放題という訳だ。
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辻さん:頑張って上ってください。
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2階は「芸術は爆発だ」という言葉を体現したかのようなアトリエになっていた。
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これでも1階に比べれば多少人間がいれそうな空間に見えるから不思議ですな・・・。 |
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入口付近にはブランコが吊り下げられている。
作品アイディアを練る時にでも揺られるのだろうか。
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もう一個取り付けてハンモックみたいにしたらよりいいかもしれんぞ。 |
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辻さん:なるほど、それもいいですね!
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何故か天井から吊るされたカオスなキッズチェア。
「自分で考えなよ!!」と妙に自己啓発なメッセージが込められた作品である。
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座らなくてもターゲットを蜂の巣にしそうですよ・・・。 |
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こちらはアバンギャルドにも程がある寝室。
飾られている写実的な女性画(やはり目がデカい)は芸能人をモデルにしているらしい。
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辻さん:いえ、益若つばさです。
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辻さん:そこのソファーのあたりですね。
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こうして少女趣味が暴走したような世界観に身を投じていると、
それこそワンダーランドに迷い込んだアリスみたいな気分になる。
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積み重ねられた本の背表紙までピンクに塗られていた。
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辻さん:ちょっとこだわってみました。
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先程の玄関の縄梯子は、このぬいぐるみの塊に繋がっていた。
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上ってきた階段を2階から撮影したアングル。
パッと見では何が何だかよく分からない。
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どんっ!
どっかで見た事のあるキャラクターも真っピンクである。
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辻さんが普段絵を描いたりしている作業スペース。
我々が訪れた時はこちらの新作の絵を制作されていた。
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辻さん:ピンクの女の子です。
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開け放された扉の先は、
これまた我が目を疑うような魔改造され過ぎた空間となっていた。
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なんというカオス・・・!
つーか天井が空いてるじゃねーか・・・。 |
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辻さん:元々ここはベランダだったんですよ。
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しかしベランダと言うより、もはやここは別の惑星のようである。
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ありとあらゆる廃材が大量に積み重ねられ、
ピンクのひとつのオブジェと化すその様は、なんとなく近未来的な雰囲気すら感じさせる。
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振り返るとニコニコした辻さんの姿が。
失礼ながら、一見こんな乙女チックな配色の作品を生み出すようにはとても思えないが、
やはり言動からは繊細で独特なセンスを感じさせる不思議ちゃんのような方だった。
昔は普通の絵も描いていたそうだが、ピンクに魅了されてからはずっとこんな調子らしい。
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こりゃ隣町にある八潮秘宝館とかなりいい勝負じゃなー。 |
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辻さん:へえ、近所にライバルがいるんですね。知りませんでしたw
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屋上テラスへ行けるというので、
立て掛けられた梯子を半信半疑で上ってみた。
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おいおい、本当に上とか行って大丈夫なのかよ・・・? |
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また滑り台になってて気付いたら1階にいるとかないですよね・・・? |
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辻さん:大丈夫です、上れますよw
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!!?
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でで~ん。
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ひょこっ 犯人が登ってきた。
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住宅街のど真ん中にある日常と非日常の狭間。
ご近所の目さえ気にしなければ、天気次第で非常に居心地の良い場所に思えた。
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辻さん:うっかり滑り落ちないよう気をつけてください。
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すぐ隣りのマンションから痴態がモロ見えじゃねーか・・・。 |
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ピンク空間にいたせいか空がいつもより青々と感じられますね・・・。 |
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ベッドの腰掛にはウンコの落書きが・・・。
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辻さん:どうもすんまそん。
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きっと同じ足立区出身の“世界のキタノ”もビックリであろう、フリーダムな魔窟と化したこちらのお宅。
家の内部をあちこち撮影していると、作者本人であるはずの辻さんが「へえ、ここはこーいう風に写るんですねえw」といった具合に、
何処か他人事な感じが面白くて印象的だった(実際に毎日生活している為、どうやら感覚が麻痺しているようだ)。
俗界を離れた仙人が暮らす場所を「桃源郷」と言うが、住宅街において浮世離れした辻さんの姿も、
まるで自身の桃源郷を黙々と築いているかのように思えた。
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辻さん:いつでもどうぞー!
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オマケ
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ちなみに、あさくら画廊の最寄り駅である竹ノ塚は、「リトルマニラ」と呼ばれる程フィリピンパブの密集地帯で、駅前から5分程歩いた雑居ビルには、約50軒の店が入居している。 先日、独観さん(フィリピーナに「ホセ」と名付けられる)と独観子さん(12月9~11日に原宿で個展『グロテスク☆ポップ』開催)、某新聞社のお姉さん(数日前にマニラ旅行から帰国)という妙な組み合わせで呑みに行ってきた為、ついでに記しておく。
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図らずも訪日直前のタイミングだったが、
日本では「暴言王」と呼ばれるドゥテルテ大統領も、やはりこの界隈ではすこぶる人気が高いようだった。
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何やら香ばしい張り紙。
トイレに悪戯はダメです。
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