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UFOディレクターとして知られる矢追純一さんは、
かつてUFO番組を作った理由について、「心の余裕が無い現代人に、空を見上げて欲しかった」という風に語っている。
つまり、そこに例えUFOがいようがいまいが、とにかく少し立ち止まってみる事で、生き急ぐ我々がいつしか忘れてしまった大事な何かを、思い出させようとしてくれたのだ。 という訳で今回は、そんな宇宙(そら)を感じさせるUFO関連の場所を3件ご紹介します。
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清家新一の宇宙研究所(重力研究所) |
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愛媛県宇和島市には、広大な墓地のど真ん中に謎の研究施設跡が存在する。
その昔、UFO研究家の故・清家新一氏が空飛ぶ円盤の開発を行っていた「宇宙研究所」である。
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さあ、今日は午前5時に起きて墓場にやってきたぞい。 |
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朝っぱらからマジ勘弁してくださいよ・・・!
せめてスタバとかにしてくださいヨ。 |
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まさか僕の初四国の最初の目的地がこんな所になろうとは・・・。
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清家氏は、悶々とした学生時代に火星人の女性からラブレターを貰った(※1)事がきっかけで宇宙に目覚めた。
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※脚注1:正確には、宇宙からテレパシーを受信した清家氏本人が、自動書記の様に文章をタイプしたらしい。
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『宇宙艇憲歌』、心に染みるいい歌じゃねーか・・・。 |
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東京大学大学院の理学部を修了後は物理学の教鞭を振るっていたが、1973年(昭和48年)になると、どういう訳か出身地である宇和島市内の墓場に「重力研究所」(後の「宇宙研究所」)を設立した。
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以来、独自の理論に基く空飛ぶ円盤の開発に本格的に乗り
出し、さらにはタイムマシンの試作や反重力の実験などにも没頭。
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研究の様子や論文は、自費出版の会報誌『宇宙艇』を始めとした数々の著作で発表された。 あたかも完成間近を思わせるそれらの内容は、当時の青少年たちに夢とロマンを与え、「UFO大好きおじさん」として一世を風靡した。
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大量の墓石に取り囲まれ、
UFOより幽霊の研究に適しているように思えるが、土地代が安くて静けさを保つこの場所は、色々と都合が良かったのかもしれない。
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しかし、何だってわざわざこんな場所で研究してたんでしょうね。
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トンデモな実験を行うロケーションとしてはお似合いですけどね。 |
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フランケンシュタインとか造りそうな雰囲気じゃからな。 |
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有刺鉄線付きブロック塀の上には、怪しいショーケースが取り付けられている。
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ケーキやベーカリーとかだったらいいんですけどねー。 |
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いい加減カフェから気持ちを切り離してくださいよ・・・。
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ガラスが曇ってて見づらかったが、ケースの中には清家氏の理論における重要アイテムであった「メビウスの帯」や「クラインの壷」なる陶器と・・・
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何だかよく分からないが、グチャッとした電線などが収められていた。 |
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何とも言えないやるせないムードが現場を襲う。
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アンタが真っ先にそれ言うなよ! 我々は朝っぱらから一体何を見させられているんでしょうか・・・。 |
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これはうちの実家のファミコン周りと似たような雰囲気ですね・・・。
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独特な形の研究所入口「メビウスの門」。現在は封鎖されて
いる。
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細い道沿いにあるショーケースと門が、ただの家屋ではない事を物語る。
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墓場の反対側から見た建物。
現在は清家氏の親戚の方が管理されているとか。
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屋外にあった道具も、何かの装置の様に思えた。
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そんなにスタバに行きたいんですかヨシオさん・・・。
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ブロック塀の裏側には、
「実験圃場」と書かれた札がつけられていた。ここで一体どんな実験が行われていたのだろうか。
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簡素なブロックや円筒状の構造物などが印象的な建物の外観。 四隅の柱は、補強の為に電話ボックスが埋め込まれているらしい。
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残念ながら、空飛ぶ円盤はついに完成しないまま、清家博士は志半ばで2009年に他界された。 しかし、彼の夢の跡は今も人知れずひっそりと残されている。
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あるいは実は円盤が完成して、博士は宇宙に旅立ってしまったのかもしれないな。 |
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何ちょっといい感じに締めようとしてるんですか・・・。 |
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そのハートウォーミングな解釈は無理がある気が・・・。
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UFO神社(ナゾのパラダイス) |
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兵庫県洲本市、淡路島にある「ナゾのパラダイス」は、その筋には有名な珍スポットである。 2014年9月、久しぶりの心霊ツアーで四国に訪れた我々は、予定していた廃墟が次々と取り壊されているという逆境の中、気分転換に同地を訪れたのであった。
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どうやらダミーのようだな。 そして「探偵ナイトスクープ」に取り上げられた事をアピり過ぎだな。
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早速のナゾに惑わされながら少し先に進むと本当の入口があり、
細い急斜面の道を車でズンドコと下っていく。
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つーか、この車の暑さはどうにかならんのか? 後ろの席は窓すらねえんだぞ。 |
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ファック!まさかエアコンがこんな調子悪くなるとはな! さては心霊現象か? |
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ジムニーなら大丈夫!・・・と言いたいところですが、着いたらちょっと確認してみます。 |
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やがて我々は、崖っぷちに鎮座するUFO神社に辿り着いた。
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ほっほっほっ、青空駐車場のオマケみたいな感じですな。 |
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鳥居の奥には、石造りの小さな社とステンレスっぽい賽銭箱が設置されている。
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この神社では、UFOに見立てた厄除けフリスビーに願い琴を書き、
鳥居の向こう側に投げるという、独特な参拝方法を採用している。
フリスビーは、同地の入園料500円を払えば希望者は貰えるらしい。
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投げたフリスビーは誰が回収してくれるのでしょうか。 |
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何故か近くにある大黒様の像。
誘宝道祖神などの例外もあるが、こうした社殿は国内唯一のものではないだろうか。
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少し引いたアングルで見ると、
神社を取り囲むように、付近には石碑などのオブジェが設置されている。
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鳥居の目の前の草むらには、現代アートのようなアヴァンギャルドなオブジェが並ぶ。 中央のトーテムポールは、根元が折れて倒壊してしまったようだ。
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これなんか、メキシカンスカルの「カラベラ」みたいなオブジェである。
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そしてデーンとそそり立つ「チンチン音頭発祥の地」と書かれた看板。
暑さのあまりシュールな幻覚を見せられているかのようだ。
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いや、そんな全国的に有名みたいな言い方しても誰も騙されんぞ。 |
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「探偵ナイトスクープ 朝日テレビ放送記念の碑」。
取材があまりに嬉しかったのか、先程のゲート同様、ついつい石碑まで作ってしまったようだ。
そういえば、メディアで紹介された記念の創作物を増設する珍スポオーナーは割といるように思うが、
これ程ガッツリ金をかけているのも珍しい。
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「たけし、さんま世紀末特別番組 世界超偉人500万人伝説 読売テレビ放送記念の碑」。 ちなみに、前述の清家博士が熱唱する映像も、1992年に放送された同番組のものである。
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こちらは真ん中で真っ二つに折れて倒れてしまっていた。
ちなみに、この歌の作詞に名がある東田宣学氏こそ、32年かけてこのナゾのパラダイスを造った張本人であるという。
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ところで、同地は別名「立川水仙郷」と呼ばれる水仙の名所でもあり、見頃の冬場には白い花が一面に美しく咲くそうだが、訪れた夏場もそれはそれで風光明媚で、海を臨む緑豊かな景色を堪能する事が出きる。
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なお、「ナゾのパラダイス」のコアである資料館内部の様子は、
近日公開予定の別記事(多分モザイクまみれ)でお送りします。
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さあ、行くぜ・・・!18禁カーテンの向こう側に・・・! |
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ほっほっほっ、どんな風になってるのか楽しみですな。 |
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廃墟じゃないなら、俺は外で花や虫達と戯れてるぜ(※2)。 |
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コスモアイル羽咋 |
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石川県羽咋市は、古くからUFOの目撃が多数なされている能登半島の付け根に位置する町である。
その為、「UFOの町」として町興しに活用され、至る所に未知との遭遇を予感させる味付けがなされている。
ご覧のとおり、羽咋駅の駅舎もなんとなくUFOっぽい形をしている。
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駅名の横にも、しっかりUFOと宇宙人のイラストが掲げられていた。
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石川は以前も、空から大量のオタマジャクシが降って来た(※3)ような場所ですからね。カエル嫌いの私には禁断の地です・・・。 |
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ったく、妙にオカルト要素が盛り沢山でありがた迷惑だっちゅーの。 |
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※脚注3:2009年6月、石川県七尾市の駐車場に、100匹以上のオタマジャクシが落ちているのが発見され、
空からありえないものが降ってくる怪雨「ファフロツキーズ現象」ではないかと話題になった。この出来事を皮切りに、日本各地で同様の報告が相次いだが、この一件については、ウミネコなどの鳥が捕食して上空で吐き出したものではないかと考えられている。
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閑散とした駅前を少し出ると、
遠くの方に何やらドーム状の建造物が見える。
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平和そうに見えて、実は地上げ屋の宇宙人にでも侵略されてんじゃねーか?
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つーか、すぐ近くのようで駅から結構離れてるじゃないのよドアホ。 |
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まるで着陸した巨大な宇宙船のようなこの建物が、宇宙科学博物館である「コスモアイル羽咋」だ。
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ドームの横に聳えるマーキュリーレッドストーンロケット。
「近代ロケット工学の祖」と言われたヘルマン・オーベルトの弟子であるフォン・ブラウン(ナチス政権下でV2ロケットの製作を指揮)がドイツからアメリカへ渡った1952年に開発された。
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1996年にオープンした同館は、数多くの宇宙関連の展示物やプラネタリウムの他、公共ホールや市立図書館が併設されている複合施設なのだという。
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宇宙飛行士の顔ハメがユルい雰囲気で出迎えてくれた。
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ニュートンのリンゴの木。
彼の実家にあったリンゴの木の枝から接ぎ木したものらしい。
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少し離れたところには併設された食堂と売店が見える。
ちなみにコスモアイルは「宇宙の出島」と言う意味で、鎖国をしていた江戸時代に唯一外国に開かれていた長崎の出島ように、UFOを現代における黒船に例えて名付けられたという。
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マスコットキャラクターの「宇宙人サンダーくん」。
地球に墜落した宇宙船の修復の為に、同館でアルバイトをしている(という設定の)宇宙人である。
その緊迫感ある姿は、3.11の時の眠らない官房長官を彷彿とさせる。
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入場料(大人400円)を支払い内部に足を踏み入れると、すぐ目を引かれるエントランスに設置されたルナローバー。
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チケット売り場の傍には、宇宙関連グッズストアが併設されている。
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無難なやつばかりかと思いきや、なかなかアレなオリジナルグッズも売ってるじゃないですか・・・つい買ってしまいそうで恐いですね。 |
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天井が高い広々とした空間に期待させられながら順路を進む。
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建物の中央は公共ホールになっていた。
何かイベントがある際はここが使用されるらしい。
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「UFO&宇宙人合成写真コンテスト」。
昨今のCG映像乱発の低質なオカルトTV番組に対するアンチテーゼのようにも取れる素敵な企画だ。
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Facebookユーザーによる公正な判断で選出されたそうですよ・・・。 |
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エレベーターで展示室がある2階へ。
乗り込むとちょっとした仕掛けが作動したりする。
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宇宙科学展示室「ハビタブルゾーン」の入場ゲート。
その名は“生命生存可能領域”=生命が宿る地球のような環境を持った惑星域の呼称に由来するそうだ。
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薄暗い内部には、
旧ソ連のボストーク型帰還用宇宙カプセル(ゼニット偵察衛星)を始め、
アポロ月面着陸船、アポロ司令船、マーキュリー宇宙船、モルニア通信衛星、ルナ24号月面着陸船など、
NASAから特別に提供された実物の宇宙機材が多数展示されている。
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訪れた日(2013年4月)が平日の午前中だった事もあってか、見事に他の客が誰もいない。
科学博物館を貸切というは悪くないが、運営は大丈夫なのかといらぬ心配がよぎったものだが、
今のところ健在らしいので何よりだ。
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この辺はマトモな博物館っぽいからサムネで適当にまとめちまえ。
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さすが大魔王様・・・!
本来なら一番の見所である部分をこんなにもサラッと・・・! |
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こちらは地球外知的生命体探査「SETI」計画にまつわるブース。
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内部ではタッチパネル式のモニターがあり、計画についての解説映像を見る事が出きる。
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しまった、迂闊に触ったら何か知らんおっさんが話し始めちまった。
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吹き抜けを見下ろすと、先程いた正面玄関が見えた。
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壁にかけられた巨大なオメガの腕時計。
NASAの宇宙飛行士が身に着けているものらしい。
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アポロ計画の際に月面で使用された宇宙服のレプリカ。 素材は本物と同じものを使って再現されているという。
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また、展示室の後半はUFO関連の資料も充実しており、
壁にはUFO写真のパネルがズラッと掲示されていた。
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有名なUFOコンタクティーであるビリー・マイヤーの写真もあった。 規模や見せ方こそ違うが、ここは福島のUFOふれあい館と同様、国内有数の公的なUFO関連施設と言えるだろう。
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ちょっと大魔王様、興醒めする言い方しないでくださいよ・・・もっとこう、少年少女の読者がワクワクするような表現でお願いしますよ。
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そうよそうよ、いくら灰皿を巧みに利用して撮影したんだとしてもさ! |
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UFOサミットブース。 先程のSETIと同様に、
タッチパネルのモニターでUFO現象に関する科学者の見解を見る事が出きる。
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宇宙人事件好きにはお馴染みの、
ヒル夫妻の写真パネルもあった。 詳細は別記事を参照してほしいが、要はUFOに誘拐された人々(アブダクティー)の象徴的な存在なのだ。
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ケースに収めらた「墜落したUFOの破片(?)の模型」。 もの凄く自信の無い感じが逆にそそる展示物である。
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我々の常識を遥かに凌駕してる感じがしますね・・・。
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ちゃちゃちゃ~ちゃちゃ♪ちゃちゃちゃ~♪
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こちらは館内随一の衝撃的な展示、ロズウェル事件で回収されたという宇宙人の死体解剖模型である。
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このグロい姿は、
かつてメディアを騒がせた宇宙人解剖フィルムの映像(後に捏造だった事が判明)に写るグレイを再現したもので、1996年2月にフジテレビ系で放送された『UFO墜落から48年 宇宙人は本当に解剖されていた!!』という番組で使用される為に製作されたらしい。
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ちゃんと胸や頭のパーツが着脱出きるようになってますね・・・。 |
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回収するの躊躇うくらいキモいったらありゃしないわね。 |
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展示スペースの最奥部には、UFOデータベースの閲覧コーナーがある。
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なんとここでは、ロズウェル事件当時のFBIの書類など、所々黒塗りにされた機密文書っぽいものを目にする事が出きる。
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まだMIBやCIAにはバレてないのでしょうか・・・。 |
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まさか米国のトップシークレットがこんな所で読めるとはね・・・。 |
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また、ここに設置されたタッチパネル式の端末では、
世界各地のUFO目撃情報や写真などのデータを見る事が出きる。
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さらに、来館者が書き残していった、日本各地のUFO目撃レポートがファイリングされている。
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どうせアンケート程度のやる気の無い内容ばかりかと思いきや、
意外にも図などを用いて、しっかりとした情報量で目撃の詳細が記されている報告書も結構あった。
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おいおい、直径約500mの巨大UFOが目撃情報があるぞい。
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もはやインデペンデンス・デイかよってレベルじゃねーですか・・・。 |
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当たり前のように衝撃的な情報が載ってるわね・・・。 |
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中には東京ディズニーランドで目撃したという内容もあった。 ミッキーも思わず口に手を当ててしまったに違いない。
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さすがに円3つで構成された機体ではなかったようじゃな。
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新手のエレクトリカルパレードじゃないんですから・・・。 |
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そんなこんなで一通り展示物も見れたので、ゲートを出て通路へ。
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少し進んだ先には、大量のUFO関連の書籍やビデオテープなどが収蔵された資料室(ガラス張りで眺められるが入れない)があった。 『月刊ムー』のバックナンバーもズラッと並んでいる。
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「エリア51」と記された鉄製扉。 この先は一体、どんな空間が広がっているのだろうか。
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よく分からないカラオケ中っぽい宇宙人のオブジェ。
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さらに、何故かキノコをジャンプする宇宙人のオブジェ。
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『開運!なんでも鑑定団』で400万円の値がついたコロンビア号の耐熱タイルの破片も展示されていた。
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この並びだと、これもその辺で買ってきたみたいに見えますね・・・。 |
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ちゃちゃちゃ~ちゃちゃ♪ちゃちゃちゃ~♪
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なんと奥には、UFOディレクターの矢追純一さんがいらっしゃった。
2009年8月からコスモアイル羽咋の名誉館長を務めているのだ。
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最近見かけないと思ったら、こんな所で働いていたのか・・・!
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まさか、とうとう自分自身が宇宙人化してしまっているとは・・・! |
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んな訳ないでしょ!2人でボケるのやめなさい、めんどくさい! |
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最後にあったミステリアスな壁画。
ところで、そもそも羽咋市がUFOの町と称してこうした展示に力を入れているのは、
この地に語り継がれている「そうはちぼん伝説」などに由来する。
昔、羽咋市の北にある眉丈山では、夜な夜な怪光を放つ飛行物体(仏具のそうはちぼんに似た形状)が目撃されたという。
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また、この辺りでは、「鍋が空から降ってきて人をさらう」という神隠し伝説があったり、
正覚院という寺に伝わる『気多古縁起』という古い巻物の中には、自在に空を飛び回る物体についての記述があるそうだ。
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さて、コスモアイル羽咋に来たら、
セットで是非行きたい場所がある。
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それは歩いて数分程の場所にある、こちらのゴーゴーカレーである。
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あれ、どうしたんですか、よくあるチェーン店じゃないですか。
さてはサイトをグルメ路線に変更したいんですか? |
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何この店、バッティングセンターと一体化してるじゃない。 |
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こちらの店舗では、UFOの町限定のスペシャルメニューという事で、
「UFOカレー」なるものが食べられるのだ。
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宇宙人っぽいタコさんウィンナーと、星型の卵焼きのトッピングが特徴的なUFOカレー。おいしく頂きました。
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オマケ
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コスモアイル羽咋は、トイレのピクトグラムに妙に力が入っている。
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入口にある男女マークの宇宙人バージョン。
普通だったらこれだけでも満足してしまうところだが、ここはまだその手を緩めない。
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なんと、和式と洋式便器の違いまでも宇宙人で表記されているではあるまいか。
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となれば、もちろん男子トイレには小便器バージョンもある。
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挙句の果てには、清掃用具入れのマークまで。
同館の只ならぬこだわりを感じさせられた。
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これはもう、変態的なこだわりじゃな・・・!
どれ、ちょっと女子トイレの方もどうなってるのか覗いて・・・
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しかし宇宙機材の方は手短だったのに、トイレ周りの紹介は妙にちゃんと出してますね・・・。 |