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ここは病室だったと思われるのですが、ベッドも何も残されておらず、寂しい感じでした。 |
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妙にガラーンとしてるのが不自然で、むしろ不気味ですね・・・。 |
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おっ、この転がってる棚まだ使えそうじゃな。 溜まった漫画雑誌を入れるのに丁度良さそうじゃ。 うーむ、持って帰ろうかな~? |
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んなもん検討しだすなよっ!何ですか、その緊張感の無さ・・・。 |
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そして、多分ここは診察室のひとつだったと思われる部屋です。 |
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天井近くの壁には、なかなか素敵な心がけが記された標語の様なもんがはっつけられてました。 |
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これで何で潰れたんだろな。 |
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で、屋上まで登りつめたのですが、行き止りで何も無かったので、とっとと建物の外へ出る事にしました。 |
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建物の脇には、廃車と化した健康診断用のバスが放置してありました。なかなかの存在感です。 |
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妙にバスが気に入った様子のナースマンこと源氏池のカッパ。 |
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うっひょ~、キタコレ!この古ぼけたバス!萌え萌えですヨ! これを見れただけでも、今日ここに来た甲斐があるってもんですよ! ケータイのマチウケにしようかな!? |
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かつては健康診断用だったかもしれんけど、今や「あの世行き」のバスって感じでござるな・・・。 |
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内部に入ってみると、具体的にどれが何をする為の機械かは分かりませんが、何となくレントゲンを撮影するのに使いそうなものがありました。 |
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レントゲンって・・・、ここ人体的にヤバくないですか? |
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えっ?レメゲトン?あー、ソロモン王のやつか! |
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レントゲンだってば! 残留放射線とかあったら、ホンワカパッパーな事態に陥っちゃうでござるよ! |
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大丈夫ですよ、きっと守護霊がうまい事やってくれます。 |
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むしろキャラの電波状態的にヤバいなこりゃ・・・。 |
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霊界バスを後にし、お次は隣接するU愛クリニックの建物へ。 こっちの方自体には特に主だった霊的な噂話は無い様なのですが、まあ、こんな同じ敷地内に建ってるんですから、霊がこっちにもいない方が不自然ってもんです。 |
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所々にクモの巣のバリアが張ってあり、若干我々に精神的ダメージを与えたものの、ここも出入口が開け放されててウェルカム状態だったので、難なく潜入出来ました。 それにしても、ガラスがバリバリ割れてて危ない危ない。 |
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意外に内部は思った程は荒らされておらず、壁の落書き等も大してありませんでした。 でもって、床に転がっているものに注意を払いながら進んでいると・・・ |
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カルテとかあったら面白いんですけどねえ。 |
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おおっ、これはもしやっ!? |
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どーしたんでござる? |
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大魔王が何やら不審なビデオテープを発見!
こーいうもんに関してはめざといよナ。 |
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毎度ゴメンなさぁい No.9 |
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なんだ、心スポ名物のAVかと思ったのに・・・。 しかしこのドラマ、懐かしいな。小学生の時よく見てたわい。 |
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ビデオテープに紙とテープを貼り付けてる辺り、かなりの庶民っぽさを感じさせるでござるな・・・。 |
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てゆーか、何でこんな物が落ちてるんでしょうね? 入院患者が娯楽用に持ち込んだものなのかな・・・。 |
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当たり前の事ですが、医療器具等は回収されたのか、殆ど転がってなく、唯一それっぽいもんが棚の上に置いてありました。 |
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全然何だか分かりませんが、セットの様ではありますね。 まあ、こんな所にほっぽり出されてる辺り、大したもんじゃ無いのは確かです。 |
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トイレです。それ以上でも、それ以下でもありません。 |
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ふむ、男女兼用な辺りに大いに疑問とロマンを感じるな。 |
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ロマンて・・・。 |
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こちらは老人患者用の浴場ですね。 特にジメジメとしていたり、嫌な空気を感じたりはしませんでした。 |
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なあ、お宝とかも無さそうだし、そろそろ次に逝こうぜー。 |
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・・・嫌です、私はここに残ります。 患者さんが私を必要としてくれているんです。 離れる事なんて出来ません。 |
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またナースの霊が活性化ッ!? つーか何ですか、その映画のラストの登場人物みたいな突然の決断は・・・。 |
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調査結果:割と近代的な構造をしていた事もあってか、ぶっちゃけ霊的な恐怖感は殆どありませんでした。 つーか、あとでちょっと調べたところ、実はポプラ病院は、悪質な診療報酬の不正請求を行っていた為に潰れたって事が分かりました。 なんでも、診療録に偽りの記述を残し、6013万円もの診療報酬を国に水増し請求していたそうなのです。 診療の事実が無いにもかかわらず、あたかも行ったかの様に装い、延べ304人の診療報酬明細書1390枚を不正に作成し、また、本来は保険のサービスに入っているはずの排泄を行う為のお世話料や、個室の差額ベッド料等も老人患者から不正に徴収していた事実が、会計検査院の三島市への実地検査がきっかけとなって発覚したらしいです。 これにより、この病院は保険医療機関の指定と、保険・国民健康保険医の取り消し、そして、医業停止6ヶ月という重い処分を受け、やがて患者は皆転院し、現在の様な廃墟に成り果ててしまったという訳だそうです。 いやあ、まったく、なんだかんだ言っても、結局一番恐いのは生きてる人間って事ですね。 |