やっほー、この星に巣くう人類という名の寄生虫共ー。天才美人魔女のエレアよ。ここではね、日々起こる世界中の「マジカヨ!?」って感じのニュースを、あたしがわざわざ教えてあげちゃうわよ。見逃したらただじゃおかないからね☆
チェコの首都プラハにあるチェコ国立図書館で、今月20日から、俗に「悪魔のバイブル」と呼ばれる聖書の写本が一般公開されているそうよ。この写本の正式呼称は「ギガス写本(Codex Gigas)」と言い、624ページに渡る世界最大の中世文書らしく、縦92cm、幅51cm、重さは75kgにも及び、表紙は羊皮紙で出来ていて、書物内に描かれた悪魔の絵とその執筆者の伝説から、「悪魔のバイブル」なる通称になったらしいわ。中世においては「世界の8番目の不思議」と考えられ、伝説によれば、この写本は1229年に、現在のチェコ中央部Pozlaziceって町にあったボヘミアン修道院で、あるベネディクト会の僧侶が掟を破るという重罪を犯したとして、四方を閉ざされた部屋に幽閉された為、世界最大の写本を一晩で作り上げる事で、修道院に栄光をもたらし自らの罪を消し去ってもらおうと考えたそうなんだけど、ジェバンニじゃあるまいし、普通に一晩でそんな事絶対に出来る訳無いんで、仕方なく僧侶は自身の魂を担保に悪魔の助けを請いて完成させ、その援助への感謝として、書物内に悪魔の絵を描き込んだとされているそうよ。もっとも、専門家によれば、書かれている文字の筆跡は一定の為、1人の人物が実際には約20年かけて制作したものではないかと考えられるそうなんだけどさ。で、その修道院は15世紀の戦争で破壊されてしまったみたいなんだけどね、この写本はうまい具合に無傷で残り、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世のコレクションの一部となった後、30年戦争の際にスウェーデン軍に略奪されていたらしく、この程、実に359年ぶりに公開され、チェコとスウェーデン両国政府が長期に渡り交渉を行った末、4ヶ月間という期間限定で、プラハに貸し出され、里帰りを果たしたそうよ。チェコ国立図書館のヴラスティミル・ジェゼック館長によれば、今回の展示は、スウェーデン側の所有者が万が一に備え、写本に対し、通常の保険ではなく3億クローナ(約52億7000万円)の政府保証を求めたそうで、写本は特別設計の展示室に置かれ、見学者は10人ずつで数分間だけ間近で見る事が出来るみたい。・・・「悪魔のバイブル」って言うくらいだから、どんな放送禁止な事が書かれてるのかと思いきや、内容は割と普通に聖書らしいわね。まあ、あたしだったら、呼びつけた悪魔の尻叩いて全部やらせるけどね。