どうやら、英国防省が「UFO(未確認飛行物体)が地球外生命による乗り物であるという証拠はなかった」という公式見解を明らかにしたそうです。 これは、これまで極秘扱いされ、数々のUFO目撃証言を4年間かけて調査した結果がまとめられ、2000年に作成された400ページの機密報告書『英国における未確認大気現象(Unidentified Aerial Phenomena in the UK )』の存在を、先日7日に、シェフィールド・ハラム大学教授デヴィッド・クラーク博士らの情報公開法による開示要求で公のものとなったそうです。 同報告書では、イギリスで目撃される未確認飛行物体現象について、「UFOが自然現象以外の、何者かにコントロールされたものである証拠は認められず、上空で衝突事故を引き起こす物体が存在する証拠も認められなかった」とし、UFOの目撃は自然現象による錯覚に過ぎないという結論がなされているそうで、公開にあたって、研究者の名は保護目的で明らかにされていないそうです。 また、自然現象によるUFOの原因としては、航空機や閃光、奇妙な形をした気球、鳥の異常な群飛行やプラズマ、未知の大気現象等が考えられるそうです。 でも、これらの解釈だけで、全てのUFO現象が説明される訳でもなく、研究者の中には、政府が民衆に情報を隠匿しているのではないかと推測している人もいるそうです。 また、国防省報道官は「UFOが実在する事を示す証拠は不十分だが、新たな証拠が出ない限り、これ以上の調査は難しい」と話しているそうです。