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ラブドールを愛し過ぎた男、兵頭喜貴氏の居城である八潮秘宝館。
650万で購入した一軒家を好き放題に弄り倒し、人形だらけの秘宝館仕様にリノベーションしてしまったあのお宅である。
このGW、なんと過去最大規模の一般公開が行われるという事で、鼻息荒くまたもや行ってきました。
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■関連記事
・八潮秘宝館訪問記~ラブドールが佇む狂った楽園~
・八潮秘宝館訪問記Ⅱ~劇的に進進進化を続ける狂った楽園~
・八潮秘宝館がGW期間限定で一般公開!
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八潮秘宝館 |
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埼玉県八潮市の閑静な住宅街に溶け込む八潮秘宝館。
今回は第四回一般公開の初日に、珍寺夫妻with弟子達という部隊編成でお邪魔した。
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入口脇には、両陛下が自ら出迎えてくださる例の看板がやはり無造作に置かれていた。
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おお、つくばエクスプレスが通るまでろくに駅も無かった八潮の、まさかこんな辺鄙な場所にあるとは・・・!(※個人の感想です) |
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インターホンを修理する気はさらさら無いらしく、いつも通り館長の兵頭さんに電話すると、
過去最速の約3秒で扉を開けてくださった。
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靴を脱いで敷居を跨ぐと、そこにはもう完全な異空間。
お化け屋敷感が漂う特殊看護部隊の病棟は健在だった。
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前回もあった『ゴースト・イン・ザ・シェル』的な義体。 センターでこそなくなったものの、引き続きピカピカしながら座らされていた。
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階段下の研究スペースも若干リニューアルされていた。
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しばし呆然と見とれる一同。
少し前までいたよくある郊外の景色から、急に仮想現実空間にでもダイブした感じなので無理もない。
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霊○之光です。 精巧な機械人形で宗教の成り立ちが再現されてるんですよ。 |
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教団施設内にあるドムドムバーガーも食べてきました。 |
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乙女達の向かい側には、
今は亡き別府秘宝館(2011年閉館)に展示されていたろう人形2体があった。
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まさか八潮の、しょうもない街中の一軒家でなあ~。(※個人の感想です) |
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ちなみにこちらが別府秘宝館にあった当時の様子(2008年撮影)。
展示物の中でも変態度が一際高く、ピンクネオンなのにドス黒い異様なオーラを放っていた事を覚えている。
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間を隔てるガラスが無い分、以前よりも間近で細部を拝む事が出来た。しばらくしたら、また別の場所に嫁ぐらしい。
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ちなみに左の指先はどっかで欠けちゃったみたいです。 |
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吊るされたSM女。 いかがだろうか、序盤からこの有様である。
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ありました。こちらが別府秘宝館にあった当時の様子。
今も昔も吊るされ続けてン十年といった感じだろうか。
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逸る気持ちを抑えつつ2階へ。
階段で振り返ると、前回は無かった兵頭さんの肖像画があった。
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美大生の子が描いてくれたんですよ。 うちはそっち系に受けがいいので。 |
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まず視界に飛び込んできたのは、居間に佇むこの3人組。
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左端にいるのは、ライフル片手に勇ましい割ぽう着姿の女性。 武装はしてなかったが、そういえば前回もいた国防婦人会の人だ。 |
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中央には、重苦しい存在感を放つ車椅子の負傷兵がいた。
この目つきのヤバいおっさんも、別府秘宝館にあったやつだ。 |
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以前は先程の海老反り全裸美女とコタツでいけない事をしていたが、
リア充は許さんと引っぺがされてしまったようだ。
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兵頭さんが気を利かせて、ライトを当ててくれた。
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どう見てもサイコキラーです、本当にありがとうございました。 |
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前回まで車椅子に座らされていた子供は、
アコーディオンを弾けるまでに回復したようだ。
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さて、同館で最もカオスなあの部屋はどうなったのだろうか?
まずは以前の様子から振り返ってみよう。 これは2015年11月時点の状態。
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続いて2016年9月時点の状態。
既に匠もビックリなくらい劇的に大改造されている。
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そしてこれが、2017年4月時点の状態。 定点カメラを仕掛けておかなかったのが悔やまれる、凄まじい変貌ぶりである。 |
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なんという事でしょう。
以前は部屋の大部分を占めていた天蓋ベッドは小型化され、
室内の奥までよく見渡せるように。
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クララ的な彼女は前回同様、銃を抱いて横たわっていたが、
服装がマイナーチェンジされていた。
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なんとも言えないひょうきんな幼児。
ちょうどこの時、たまたま居合わせた別の来館者の方のお子さんが同じ背丈くらいだったので、
並んだ時に妙にシンクロして面白かった。
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※追記:
上記について兵頭さんのブログでご指摘があった為、誤っていた情報を削除。これは医療訓練用ではなく一般的な子供のマネキンだそうです。
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片足の無いブランコ少女。
どうやら兵頭さん、欠損フェチでもあるようだ。
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掘り出し物らしいドールの胸部。
このように頭部だけはシリコン製だが、手足などの他の人体パーツは別の素材のものを使用するなど、
適宜うまい事組み合わせて演出がなされているそうだ。
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提督に忠誠を誓かっていそうな海軍ガールズ。 |
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奥の方のドールの演出も、以前からほぼ全面リニューアル。
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アメリカ陸軍の婦人部隊だろうか、正面に座る女性兵士。
いずれにせよチラリズムで敵を動揺させる作戦とは、なかなか手強そうだ。
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足元に転がる捕虜的な美女。
こうしたストーリー性を感じさせるレイアウトは、いつもながらお見事である。
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笠が印象的なこの少女はベトコンのゲリラだろうか。
背後のゴチャゴチャ感もあって、妙にサブカル臭が強い。 |
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去年まで綺麗なお姉さんが座っていた気がするこちらも、
今年はまさかのパンダさんが座っていた。
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木馬に跨り銃を構える、ソ連の海軍少女。
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可愛らしいベビーフェイスだが、その凍てついた瞳からは感情が伺えず、
無慈悲な暗殺も辞さない雰囲気である。
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兵頭さんの私室は相変わらずのコレクションがズラリ。
小学生の頃の友達ん家に訪れたような懐かしさを覚える。
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そういや篠山紀信のラブドール写真展って評判どうなんだろ? |
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さっきまでいたお客さん、写真展の帰りにウチに来たそうですが、○X△□☆(自主規制)だったみたいですよ。 |
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背後のテレビのブラウン管には、
北朝鮮のモランボン楽団が演奏する映像が延々と再生されている。
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※追記:上記について兵頭さんのブログでご指摘があった為、誤っていた情報を削除。映像は朝鮮労働党70周年記念大会の際のものらしいです。
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とうとう絶対防衛ラインを突破し、
これまで通常の生活空間だった居間にまで、ドールがはみ出してきてしまった。
その所為か実際よりも人口密度が濃いように感じてならなかった。
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兵頭さんを囲んで、しばし呑みながら団欒。
シリコンの顔は時間が経つと表情が変わるとか、色々とドールにまつわる裏話を聞かせて頂いた。
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落ち着くんだか落ち着かないんだか、よく分からない居間じゃな・・・。 |
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廃墟で撮影してたらスミレ部隊が4体玉砕しました・・・。 |
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ちなみに、我々がくつろいでいたこのコタツの布団や敷物も、
別府秘宝館で展示されていたものをそのまま使用しているという。
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まさかそんな貴重なコタツで一杯やってたとは・・・! |
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入場料1000円で可愛い人形見ながら昼間からお酒飲めるなんて贅沢ですね。 |
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我々好事家を魅了してやまない狂った楽園、八潮秘宝館。
一体この先、どんな方向へと突き進むのだろうか?
そろそろ町内会に睨まれたりしないのだろうか?
我々は今後も可能な限り行く末を見守っていきたいと思う。
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オマケ
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以前、兵頭さんからお土産に頂いたポストカードの写真。
シュールな画ズラながらも何処か幻想的で、運搬の苦労が偲ばれる力作である。
こんな風に、廃墟などで彼女達を被写体にした撮影を日々行っているそうだ。
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