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前回訪れた済州ラブランドからすぐ目と鼻の先、僅か数十メートル離れた位置に、「神秘道路」と呼ばれる済州島のメジャーな観光名所がある。
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神秘道路周辺 |
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神秘道路は済州市内から5.5km程離れた地点、韓国最高峰の火山である漢拏山(はるらさん)を縦走する1100道路の途中にある。
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ん?何かあそこに人が集まってやがるな。さては反日デモか?
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大魔王様、気をつけてください。ノリがネトウヨ気味ですヨ。 |
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近くには売店もあり、絶えず大勢の観光客で賑わう道路。
一見すると、特に何の変哲も無い普通の通りのようだが・・・?
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ところで、道路沿いにある牧場に思いのほか牛が沢山いてビックリ。
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この長さ数百m程の道路、別名「トッケビ道路」とも呼ばれている。
お化けや子鬼(韓国語でトッケビ)の仕業という事なのか、見た感じは上り坂にもかかわらず、地面に置いたモノがゴロゴロと上がっていくという不思議な現象が起こる場所なのだという。
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その為、本当に上り坂を上がっていくのか確認すべく、道路上にはペットボトルを転がしたり、水を流したりする人が多数いた。
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よし、ヨシオ。ちょっとその辺ゴロゴロ転がってみろ。 |
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動画でその様子をどうぞ。 |
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元々は1981年にハネムーンに来ていた新婚夫婦が、
タクシーから降りてここで写真を撮っていた際、停めていた車が上り坂を上がっていくところを目撃し、
以来マスコミを通じて世界に知られる事となったそうだ。
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看板前では記念撮影する人が続出し、
順番待ちの列が出来る程。
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観光名所ではあるが、基本的に国道の真ん中である為、
車が通行する度に皆ハジに移動しなければならず、割と現場は慌しい。 実際、過去には交通事故が発生しているらしい。
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チッ、ウゼえな、また車が来やがったぞ。 バナナの皮でも一列に並べてやろうか? |
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ドライバーにとっては神秘もクソも無いただの道路みたいね~。 |
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測量器で道路の傾斜を確認する人々。
この神秘道路、要は人間の目の錯覚によるものであり、上り坂に見えるものの実は傾斜角が3度程の微妙な下り坂になっているらしい。
なお、日本にもこうした視覚的な勘違いによる幽霊坂は各地に存在する。
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それにしても牛が多くて気になる。
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せっかくなので神秘道路の付近を散策してみたところ、
なんだかB級臭がするオブジェを発見。
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怪しい空気に引き寄せられて奥の方に進んでみると、
「鬼屋」と書かれた掘っ立て小屋があった。
どうやらトッケビ(子鬼)にちなんだお化け屋敷らしい。
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何故かB級スポットにはお化け屋敷が付き物じゃな・・・! |
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現場の脱力度を増幅させている事に他ならないんですけどね・・・。 |
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だっさ!ちょっと派手な公衆トイレかと思ったじゃない!
いくらなんでも唐突過ぎるわ・・・! |
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「まさか客が来るとは!」という表情を一瞬浮かべたのが気になったが、それまで暇そうに近くで待機していた受付のおじいちゃんに導かれて内部へ、
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おじいちゃんは客の目の前でめんどくさそうにお化け屋敷の電源を入れてくれると、
韓国語で多分「ここから先、ワシは一緒に行けない。お前さん達だけの力で未来への道を切り開くんじゃ・・・!」的な事を言って元の場所に戻って行った。
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例の如く、壁が黒塗りにされた狭い通路を恐る恐る進んでいく。
いざ内部に入ってみると、建物の見た目の印象よりも奥行きのある空間となっているようであった。
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お化け屋敷の様子はこんな感じ。
予想通り文化祭みたいな雰囲気のクオリティーではあるが、手作りという事を考えると、音響や動く仕掛けなどもあり、
なかなか頑張っていると思う。
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鬼や幽霊とか関係なしに、何故かボロボロのゴリラはいますた。
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脱力なお化け屋敷から脱出し、
改めて神秘道路付近をウロついていると、再びB級臭を感じさせるオブジェが立ち並ぶ場所があった。
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ほう、これはなかなか興をそそられるではないか・・・! |
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歩く度にいちいち余計なもの見つけてんじゃないわよ・・・! |
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そしてお約束どおり、何かに導かれるように、
今度は謎の庭園に迷い込んでしまいました。
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グーグル先生の事前調査では、こんな場所ヒットしなかったのにな。 |
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やれやれ、何かとアウトサイダーアートの多い道路沿いですね・・・。 |
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出来る事ならアウトレットモールとかに迷い込みたいもんだわ・・・。 |
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謎のキャラクターのオブジェ。 駄菓子のパッケージとかで似た奴を見た事がある気もするが、はて何だっただろうか?
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庭園内にはこうした意味不明なオブジェが随所に設置されており、
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中には岩で作られた安全性の気になるアーチや、
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かまくらの様なドーム状の休憩所といった大作があったりする。
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しかし、案内板などは無い為、
果たしてここが何の為に作られたのかは不明だ。
個人の趣味が高じて作り上げられた所謂オヤジ系珍スポット(夢のお告げなどにより突然目覚めたオヤジが妙なオブジェを増産しだすパターン)なのだろうか?
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庭園の敷地は何気に結構広大。
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木を取り囲んだ鬼の円卓会議みたいなオブジェも。
やはりここもトッケビ(子鬼)に準えて作られた場所のようだ。
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おっと、人っ子1人いないと思いきや、
何やら庭の手入れ作業を行っている中年女性がいた。
しかし、この人が庭を1人で作り上げた張本人のようにも思えなかった。
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いきなりカマで追いかけまわされたらどうしようかと思ったぜ。 |
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屍人に支配された島じゃあるまいし・・・。
でも、勝手に入って怒られたり、入場料取られたりもしませんでしたね。 |
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普通の公園って感じでもないし、ここは一体何なのかしらねー? |
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合掌する鬼仏のオブジェ。
自分の属性をわきまえないキャラである。
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荒々しい岩石で形成された
オブジェだらけの庭園。
まるでシュヴァルの理想宮やコーラル・キャッスルを髣髴とさせる。
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ラブランドから出たばかりなのに、
またも巨大なイチモツのようなオブジェもあった。
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まさかこんな所にもおちんちんランドがあるとはな・・・! |
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もうあたし達って、何かの呪いでもかけられてんじゃない・・・? |
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鬼の住処を思わせる岩場。
こうして見ると、まるで何かの古代遺跡のようだ。
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この庭園、帰国後に調べてみたところ、
どうやら“ソクブジャク”という石付け盆栽をモチーフにしたテーマパーク、その名も「ミステリーサークル」という場所である事が分かった。
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同地のオブジェは、ソクブジャク芸術の第一人者であるキム・ジョンス氏が済州島の火山岩で制作したものらしく、
垂れ流される火山岩をどうにか有効活用できないかと興味を抱いた事がきっかけで、
今日の神秘的でアーティスティックな庭園が出来上がったらしい。
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余計悲しくなるから寒い事言うんじゃないわよ・・・。 |
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オマケ
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公衆トイレの前に何の脈絡も無くあった、ネズミ王国のオブジェ。
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さらに男子トイレの小便器は、男子的になんとなく危険を感じる仕様となっていた。
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やたらトゲトゲした凶悪な鬼のオブジェ。なんとなく中ボスっぽい。
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このように、神秘道路の通り沿いは、オモシロ要素が目白押しな場所でした。
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