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今回はバンコク市内にある本物の人間の死体を展示している死体博物館に訪れますよ。 |
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リンガの祠をあとにし、そこら辺にいたトゥクトゥクを捕まえて移動。
値段交渉の末、多少ぼられながらも、面倒なのでこれでサッサと進む事にした。
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タイ人ドライバー:OK,任せろマイフレンドー!
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結構飛ばしますなあ、油断してると揺れで頭をぶつけそうですよ。
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エンジン音と排ガスが凄くて町中が珍走団みたいな感じよねー。 |
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ってか、今明らかに横断者を轢きそうになってましたが、この国の道路交通法は大丈夫なんでしょうか・・・?
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フッ、とかくに人の世は住みにくい。 無秩序な混沌たる状態こそ本来の姿ってもんじゃ。(ゴンッ) あだッ!? |
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シリラート法医学博物館
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死体博物館というのはあくまで通称で、正確にはシリラート病院の施設内にある法医学博物館(寄生虫博物館と解剖学博物館も含む)の事を指している。別名
「シーウィー博物館」。 冒頭で触れた通り、人間の死体や人体の一部などが標本として実際に展示されている博物館だ。
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※以下、ホルマリン漬けの死体など刺激の強い内容を含む為、閲覧にご注意ください。 |
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シリラート病院はバンコクの外れ、橋が極端に少ないチャオプラヤー川対岸のトンブリー地区にあり、途中から船に乗る必要がある。 |
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よっしゃ、北北西に進路をとれい!全速前進じゃあッ! |
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大魔王様、危ない&恥ずいのでドヤ顔でポーズするの辞めて座って下さいよ! |
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それともアンタだけ泳いで向こうに渡らせてやろうか!? |
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なるほど、何度か荒川に飛び込んだりしてますし、きっとここも余裕ですよね! |
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対岸に見える巨大なシリラート病院。 連なる建物のほとんどが病院施設である。 |
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船着場を出てすぐのところにあるシリラート病院の入口。 狭い道を頻繁に車が出入りしている。 |
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病院の敷地はちょっとした町くらいの広大さで、目的の死体博物館のある28番の建物は奥の方にある。 |
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何事かは分からないが、警官隊が集合していた。
結構ダラダラした動きで。
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職質されると厄介じゃから、今からオーラ消して空気になるわ。 |
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アンタのその変態オーラは簡単には打ち消せないでしょーが。 |
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しかしよくこのクソ暑い中、長袖の制服なぞ着てられますよね・・・。 |
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「Museum」と書かれた矢印の看板を頼りに、
入口から5分ほど歩くと死体博物館の主要部がある28番棟に到着。 博物館はこの研究練の2階に併設されている。
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いつの間にか『地球の歩き方』にも掲載され、
捻くれた観光客にはもはやバンコク定番のスポットとして有名な死体博物館。
実際、日本からの観光客は以前に比べてだいぶ増えた為、もともと無料で開放していたものの、
ちゃっかり数年前から有料にして、内装も現代風っぽく整えたらしい。
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フッ、聞こえるぞ聞こえるぞ、死者達の叫び声がな・・・! |
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一度間違えて無関係の場所に入った人が何言ってんですか。
しかし、もっとお化け屋敷みたいな感じかと思いきや、全然ですね。 |
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ヨシオ油断は禁物よ。 さっきの祠だって、パッと見は普通だったじゃないの。 |
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受付のお姉さんに40バーツ支払って入場。
まずあったのが奇形児の死体を展示したセクション。
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二頭体(DicePhalus)という側所結合体。
こうした結合性双生児はシャム双生児とも呼ばれるが、そもそもシャムというのはタイの旧王国名であり、
20世紀初頭にタイに生まれた結合性双生児のチャンとエン・バンカー兄弟がアメリカのショー興行師に誘われて名を馳せた事により定着したものだという。
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こちらはしばしば人間からカエルの子供が生まれたと騒がれる事がある無脳症児。
こんな感じで様々なバリエーションのサンプル体が展示されている。
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続いて寄生虫のセクションには、ここの隠れ名物である象皮症という病気により肥大化した世界最大級の睾丸が。 その大きさたるや、なんと幅約1メートル、高さ約60センチ。
寄生虫の感染により発症し、主に脚部や男性は睾丸、女性は大陰部が肥大化し、象の皮膚の様に荒くなるという恐ろしい症例である。
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いつからこのサイトはチンコとか死体を平気で載せる様になってしまったんだ・・・。 |
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向こうの方で休憩している人がいると思い、近づいてみると・・・
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象皮症患者の症状を再現した人形でした。
はみだした己のキンタマに腰掛ける衝撃の体たらく。 そういや東京の目黒にもこんなのありましたね。 |
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一概に大きけりゃいいってもんじゃないですね・・・。 |
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寄生虫の標本と一緒に展示してある寿司などのナマ物のサンプル。食欲も失せるというものだ。 |
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元は医大生の研究用の展示だったのが、いつの間にか一般のタイ人も見学に来るようになったというこの博物館。
メインの法医学資料のスペースには、交通事故やスマトラ島沖地震の津波で亡くなられた方の遺体写真、殺人事件被害者の衣服、銃弾で撃ち抜かれた頭蓋骨や裂傷・骨折の人体サンプルなど、
エグいラインナップがわんさか展示してあり、とてもじゃないがサイト上でお目にかけれないので割愛します。
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日本人観光客が恐いもの見たさの見世物小屋感覚で訪れるのに対し、タイ人は小さな子供までが
そこにあるのが当たり前の様に平然と展示品を眺めている。
国教が上座部仏教で輪廻転生の信仰があるタイでは、
今生で功徳を積めば来世の幸せに繋がるという考えがあり、
死は決して悲しい事というだけではなく、来世に生まれ変われる新たな始まりでもあると捉えられているそうだ。
その為、死者の亡骸に魂が留まるという概念は薄いらしく、日本とは異なる死生観が文化の底にある事が感じられた。
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しかし夜な夜な泣き声が聞こえてきそうじゃな・・・。 |
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資料とはいえ、赤子の死体を窓際に飾るとか悪趣味な光景ね・・・。 うちにも呪術用のドクロはあるけど。 |
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この博物館のハイライトである犯罪者のミイラゾーン。
黒い樹脂漬けにされた状態のミイラが、
電話ボックスみたいなガラスケースに入れられて展示されている。 |
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ここが「シーウィー博物館」と呼ばれる所以は、
このシーウィー(Si Quey)という殺人鬼のミイラがある事による。
彼シーウィー・セウンは、
1950年代に5人の幼児を殺害し、不老長寿の薬として死体から肝臓を取り出して鍋に煮て食べるという、
タイ犯罪史上最もグロテスクと思われる事件を起こした。
もともと中国南部の貧しい田舎からタイに出稼ぎにやってきた若者であったシーウィーは、
子供の頃は病弱な虐められっ子で、
生きた人間の臓器を食べれば強くなれるという話をある出家者から吹き込まれたらしく、
「強くなりたい」という歪んだ思い込みにより犯行に至ったという事らしい。
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逮捕されたシーウィーは1959年に銃殺刑に処せられたが、
裁判所は「死刑後も供養する価値は無い」と判決を下した為、
中国政府による彼の遺体の引き取り要請が拒否され、
遺体は頭の中の状態を調べる為の解剖がなされた後、
この博物館で永遠に晒しものにされる事になったという。
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2ちゃんの比ではない晒されっぷりに脱帽した・・・! |
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大らかな感じの南国だけど、咎人にはとことん容赦無いのね・・・。 |
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死して尚も懲罰を受け続けるとは、悪い事は出来ませんね・・・。 |
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基本的にグロい所為か思ったほど撮影しなかったので、内部の様子の参考映像も併せてご覧ください。
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オマケ
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バンコクのコンビニで売られていた謎の飲み物「チャクザ」。
ヤクザの間違いだろうか?と後に調べたところ、緑茶の炭酸飲料で
「茶」と「ヤクザ」、ソーダを意味する「ザー」を組み合わせた商品名らしい。
そもそも何故ヤクザ・・・という疑問はさておき、
これはブラックレモンティー味という事だが・・・。 |
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