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[2012.09.02]

伊豆湯煙心霊ツアーズ②
~ブキミ温泉廃旅館~



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廃旅館H

静岡県・伊豆の某温泉街にはですね、ホテル浜●ってな廃旅館が建ってるんですよ。
廃墟マニアには「廃旅館H」の名で知られており、営業時にはバナナ風呂などの名物があったらしいですね。
ここはいわゆる心霊スポットとしてはあまり情報の無い場所なんですがね、 『関東心霊スポット大図鑑』によれば、 かつてここで働いていた従業員や笠を被った僧侶の霊が目撃された事があるそうなんですね。


温泉街に到着し廃旅館を探していると、ひっそりとした細い遊歩道の先に小さなトンネルがあった。

ふむ、どうやら目印のトンネルはアレみたいじゃな。

フヒヒ、適当に歩いてた割に簡単に見つかりましたねw

車無料で停めれるなんてイイ町だおw気に入ったおw


傾斜になっているこのトンネルは狭く、 背の高い人だと頭をぶつけてしまいそうになる様な圧迫感がある。

そしてトンネルを抜けしばらく歩くと、こんな立て札があった。


伊豆七島が見えるまであと200M
左は見ないでネ!

え?

え?

え?


左を見たら廃旅館があった。

行政の管理体制がおざなりなのはよく分かった。

ちょwこの看板おかしいだろJKwww逆効果だおwww

見るなと言われたら見たくなるのが人情ってもんだぜw


廃旅館の外観。斜面沿いに建てられた3階建ての物件だ。


全体は雑木林に覆い隠され壁はツタが侵食し、半ば古代遺跡の様な雰囲気すら放っている。


奥の方には植物園の温室みたいな建物もあった。
バナナ風呂とやらの存在を伺わせるものだ。

ウホwこれは良さ気な物件www帝国グッジョブwww

トンネルの向こうは廃旅館て、それ何て千と千尋w


1階の厨房であった部屋からお邪魔します。


食器や調理器具も結構そのまま残されていました。


従業員用のスペースであった場所に貼られていた 生活感の痕跡。
オバQやスーパーカーのシールなど、時代を感じさせる。


旅館のロビー部分。
ジメジメした空気で 足元には物が散乱し、営業時の面影はあまり伺え知れない。


ある心霊サイトの管理人が探索中、このロビー付近で金縛りにあい、 ロビーを撮影した写真には従業員と僧侶の霊の姿が写っていたそうだ。

従業員はともかく僧侶ってなんなんですかね?w

そんな事より車に懐中電灯忘れて心もとないおwww

貴様それでも廃墟マニアかよ。
語尾に「w」ばっかつけてっからじゃろ。

カメラの撮影フラッシュで一瞬見えた室内の状況を頼りに進むおw

筋金入りの廃墟マニアやんけw


幸い誰も金縛りには見舞われず、柔らかい感触の階段を恐る恐る登って2階へ。


2階の階段付近。


仄暗く伸びる廊下。どうやらこの奥に大広間があるらしい。

廃墟に来るとエネルギーが沸いてくるおw

水を得た魚ならぬ廃墟に来た廃墟マニアってかww

ド変態はいっそ廃墟にでも住んでろやい。


客室内部。
窓の外がツタでビッチリ覆われており薄暗い。


こちらの部屋はやや狭い気もするが、物置か何かとして使われていたのだろうか。


多くの残留物が雑然としている中で、ポットは妙にまとめられて置かれていました。


客室の構造は何処も似たり寄ったりだが、 かなりゴチャついている部屋があったので入ってみます。


足下には旅館のパンフレットや朽ちた備品が大量に散乱している。


客室からの眺め。
目の前にバルコニーが付属しているが、雑木林に囲まれている立地なので景色は残念な感じである。


それにしてもこの廊下、 もはや大部分が骨組みの上に僅かに板っきれが残っている様な非常にモロい状態である。
一歩進むごとに足元がグラグラ揺れる。


今にも崩れ落ちそうな魔廊を前にして怯む一行。
mixi用の画像を撮影している場合ではない。

ここ結構ヤバくないすか?霊的じゃなく物理的に・・・。

廃墟探索にはよくある事だおw

ライダー、ちょっと安全かどうか偵察に行って来い。

ちょwマジでこの修羅の道を進むんすか?w


聖杯を求めるインディ・ジョーンズが神殿内を行くが如く、意を決して慎重に進むライダー。良い子はマネをしてはいけません。

下に落ちたら恐らく串刺しじゃぞ・・・!

ライダー、骨は拾ってやるから頑張れw

うおっ、うおおおおおっ!!?

なお、ライダーが先陣を切った後、 大魔王とYARUOは意外にも窓の外から行ける安全なルートを見つけた為、難なく先に進みました。

フッ、楽勝だったな。あれ、ライダー疲れた顔してどうしたの?

まさかあんな活路があるとはw

こんのクサレ外道どもがー!!!


こちらは大広間。
かつては宴が賑やかに催された事もあったのだろうが、今や畳が腐って抜け落ちてしまっている。そして埃の量がやたら多い。


ご覧の通り、僅かに残っている畳まわりの縁の上を歩くしかルートが無い状態だ。

え、またもこの修羅の道を進むんすか?


果敢にも道無き道を進む。
オーブという名の埃がもの凄いのがお分かりいただけると思う。

下に落ちたら恐らく底無しじゃぞ・・・!

ライダー、戒名はシャレオツにしてやるから頑張れw

うおっ、うおおおおおっ!!?


結局全員でやってきた大広間の奥。
当時を偲ばせる残留物が一応あった。


大広間を後にし、奥に延びる階段を上って別棟へ。
先程外から見た時に植物園の温室みたいだった建物だ。


浴場へ続く通路。
支柱は倒れ、壁面が剥がれ落ち、かなりボロボロである。


そしてこちらが浴場。
営業時はバナナ風呂という名で、南国の木が植えられた風呂場として旅館の名物であった様だが、 今ではすっかり植物に覆われ、ジャングル風呂に進化している。

これは今まで見た廃旅館風呂の中でも上位ランクインだおw
これだけでも来た甲斐があったおw

オタマジャクシが泳いでる風呂がか?

ランキングがマニアック過ぎるw


ご覧の通り、屋根は崩落してしまっている為、雨水が浴槽に溜まっている様だ。


男風呂か女風呂か定かではないが、反対側にも浴槽が。
こちらの方は水が溜まっていない。


3階通路部分。
下の階とは異なり比較的劣化が少なく、足下もしっかりしている。

ウホッw
廊下のタイルの微妙なめくれあがり具合が素晴らしい廃墟感だおw


3階の客室。下の階と大きな違いは無い。


アナログなテレビがありましたが、ブラウン管が行方不明でただの箱になってますね。


3階の角部屋の客室。
陽の光も入って明るく、こちらもいくらか保存状態が良い。


何だかよく分からないスペース。
穴が下の階まで吹き抜けになっており、 これを使ってゴミなどを運び出していたのだろうか?

ライダー、ちょっとどうなってるか穴の中を偵察して来い。

おお、任せろ!・・・だが断る!


3階廊下側の窓辺の様子。
すぐ背後には斜面があり、全体的に日陰になっている。


実はすぐ近くに某公共機関があり、絶えず放送音が聞こえてくるこの物件。意外にも魔界は、人間界の身近な場所に存在するのである。

せっかく温泉地に来たんだし少し周辺を散策するお!

足湯じゃ、足湯を探すのじゃ!古来より伝わるパワースポットを!

いいっすね、たまにはマッタリ観光っぽいのもw

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