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[2010.04.28]

幻想郷とかを求めて



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Part003:白兎神社


迷彩野郎が運転する軍歌BGMのレンタカーで、東京から一瞬しか高速使わず下道をひた走る(途中廃墟行ったけど)事、約10時間―。

街宣車かよッ!大体後ろに武器積み過ぎだろーがッ!

廃墟専用戦闘車両ビッツさ!廃墟に丸腰で行っちゃイカンよ!

街宣車欲しい~!
そのうちマイカーを街宣車仕様の痛車にしたいであります!
裏には「東方Project」と書こう!

ところで俺、今回何処に行くか目的地知らないんですが・・・。
関西方面の心霊スポットや廃墟を回るってざっくりな情報だけで、ろくに金も持たずについてきちゃったんで・・・。

鳥取まで行って京都を回って岐阜の方に抜けるコースです。
大魔王さんから聞いてない?

ええまったく( ̄∀ ̄春)

てへっ☆
だって、どうせライダー暇だろうから、いちいち詳細教えなくても来るだろうと思ってのう!

クソッ、見くびられたものだぜ・・・。だが案の定、来てしまった・・・。
でも京都かー!
学生時代に行けなかったんでぜひ行って見たかったんですよ!
いろんな観光スポット行きたいなー。

何を言ってんですか?
そんなトコは後回しで、まずは“てゐ”に会いに行くのだ!

え?“てゐ”って東方の?
まあ俺も東方は知ってますけど、わざわざ遠回りして・・・。

会いに行くのだ!

さっきから東方だの幻想郷だの何の事じゃい?
おっと、このサイト小学生も見てるんじゃから、卑猥な内容は勘弁じゃぜ!

卑猥さは今更もう手遅れでは・・・。

アンタも知らずに来たんかい・・・!
どうも今回は『東方Project』ってPCゲームの舞台(幻想郷)に縁ある地を巡るツアーでもあるみたいですよ!

ふーん、まあ何でもいいわい。砂丘に行けるんなら。


そんなこんなで、京都辺りから延々と日本が北朝鮮にミサイル攻撃された際のシミュレーション話を繰り広げつつ、ようやく我々は第一の目的地である鳥取に辿り着いたのであった。

だから、日米安保条約ってのは所詮は建前上のもので、実際に有事の際には・・・

しかし日本が北朝鮮に武力で負ける事は99%有り得ないであります。何故ならば・・・

誰かコイツらにETCカードと『朝まで生テレビ!』の出演権を与えてやれヨ。うっとおしいったらないわ。

カーナビの予定時間よりだいぶ早く着いたな。
峠道での藤原豆腐店モードが効いた様だな。


「因幡の白兎伝説」はご存知であろうか。
日本神話、出雲神話、古事記などに挿入されているエピソードであり、それなりに有名の様だが、知らなくても別に恥ずべき事ではない。筆者も全然知らなかった。
今回は珍しくマッタリと、そんな神話の地である鳥取県鳥取市の白兎(はくと)神社の模様をお送りします。

さーて、早速“てゐ”に会いに行くであります!
一度訪れてみたかったんであります!

何じゃここは?ここが噂のアリス・イン・ワンダーランドなのか?

幻想郷だっつーの。まあ、ルーツの一つという意味ではだがな。


白兎神社の由来である伝説――

淤岐島(おきのしま)という離島に住んでいた兎が、本土の因幡国に渡る為に海の上に並んだワニを騙して利用しようとした所、最後にワニに捕まって身の皮(着物とも)を剥ぎ取られてしまった。
しかも、素兎(裸の兎の意、素をシロと読む事から白兎との俗説が広まった)は通りすがりの八十神(八十柱、もしくはそれ以上の大量の兄弟神たち。因幡在住の女神ヤガミヒメを妻にしようと競争中)に、「身体に海水を浴びて山で風に当たれば傷が良くなる」とデタラメを吹き込まれ、傷を更に悪化させてしまう。
素兎が泣いていると、オオナムチ(大穴牟遅)という名の八十神兄弟の内の一柱が、「傷口を真水で洗って蒲の花粉を塗りつければ治る」と教え、それに素兎が従ったところ傷は治った。
感謝した素兎は、「ヤガミヒメは八十神ではなくあなたを夫に選ぶでしょう」と予言し、実際にその通りとなる。

この逸話の内容から、因幡の素兎は皮膚病に霊験のある神として、また、オオナムチ(後の大国主)とヤガミヒメ(八上姫神)との婚姻を取り持った事から、特定の人との縁結びの神としてかなわぬ恋をかなえ、特定の人との親交をより深めると信仰される事となったそうな。

(参考:wikipedia,ニコニコ大百科より)

何だかよく分からんが、入口にあった砂の彫像。
『スパイダーマン3』でこんな奴いた様な気がする。


しばらく道なりに進むと、右手に先程の看板で言及されていた、旱天・豪雨の際も水位の増減が無い“不増不減の池”がありました。
伝説では、ここで皮を剥かれた白兎が体を洗ったとされる事から、正式には「御身洗池」という名がついている様だ。


で、これが白兎神社の拝殿。
医療と縁結びの神様である白兎=豊玉姫命を祀っているらしい。

てェェェゐィィィーーーッ!!!

落ち着けこの軍事眼鏡ッ!だから何じゃよ、“てぬ”って・・・。

“てゐ”ですよ、“てゐ”。
ここの伝説が元ネタの“因幡てゐ”ってキャラがゲームにいるんです。

俺のこの悪霊(Ver.2010)の格好も、若干“てゐ”を意識して耳をつけたんだぜ!片方取れたけどな。

んな事知るかッ!


境内に明らかにサブカル好きそうな不審者が闊歩しているが、目を合わせなければ基本的に無害なはずなので、気にしないでおこう。

ブツブツブツ・・・・・


願掛けの絵馬にも、東方キャラ“てゐ”のイラストが描かれたものがチラホラあった。
伝統的な宗教文化と現代サブカルチャーのコラボによる相乗効果が起こっているという訳か。
どうやらいろいろな意味でパワースポットの様な場所なのだろう。


さて、人の願い事にツッコミを入れるのは野暮だとは思うが、ここは神の代弁であえて言わせてもらおう。

勝手に痛車でも何でも買えッ!!

まあまあ・・・。


神社名物のおみくじが結ばれた木。
なんでもこれは、おみくじを「結ぶ」という言葉が「縁を結ぶ」に通じ縁起の良い事から、神々と人々との絆を結ぶ行為、「凶」などの場合は縁起の悪さを置き去り、厄を祓って願をかける行為として、 江戸時代頃から流行し全国へ広まったとされる民間信仰の一つだそうです。


拝殿の後方には小さい本殿がありました。
本殿の土台には、28弁の菊の紋章が彫刻された菊座石が使われており、当社創建に皇室が何らかの関わりがあるのではと言われているみたいです。


この神社の鎮座地は身干山と呼ばれる丘だそうで、因幡の白兎が身を乾かした山と伝えられているらしい。
一通りウロついた一行もお賽銭を捧げ、二礼二拍手一礼で旅の交通安全を祈りつつ、同地を跡にしたのであった――。

“てゐ”の存在を感じる事が出来、自分は満足であります!

おう、来て良かったな。
我が教団のサイトでも、東方巡礼のコーナーを作るべきかもな。

ゲーム知らん奴にはただのちっさい神社じゃったけどな。
まあ、ワシとした事が、ライダーが出産間近の妹の為に安産祈願のお守りをこっそり買ってたのにはホロリとなったが。
全然外道じゃねーじゃんな。

ちょっ!キャラ設定に支障がきたす様な事言わんで下さいよッ!!

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