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ホラー映画史上No.1の大ヒットを記録した前作から2年――その完結編となる映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が、いよいよ11月1日(金)より劇場公開される。 劇中の台詞を借りれば、「浮かぶ時間だ!」といった感じだろうか。
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モダンホラーの帝王スティーヴン・キングの同名小説を原作とする本作は、
日本でも雨の日に色々オススメする排水溝のおじさんとして、すっかりメジャーになった悪魔的殺人ピエロ“ペニーワイズ”が27年ぶりに姿を現し、
大人になったかつての少年少女達が、再び“それ”に立ち向かうというストーリーだ。
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基本的には、復讐に燃えてパワーアップしたペニーワイズのおもてなし(R-15的な恐怖描写)が、スーパーコンボで次々に襲い掛かる。
しかし、ただ恐いだけではなく、前作がホラー版『スタンド・バイ・ミー』とも評されたとおり、
少年時代の夏の思い出を軸としたジュブナイルものでもある為、
現代と80年代が交錯するノスタルジックさや、トラウマに抗う登場人物達の友情ドラマも大きな魅力となっている。
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また、随所にコメディー要素もあったり、
他のホラー映画のオマージュや意外な人物の出演、完結編ならではの謎解きや感動など、様々な見所や楽しみ方があるので、
「恐いのはちょっと・・・」と敬遠している人も、思い切って鑑賞してみてはどうだろうか。
なお今回は、同作の日本公開を記念して、ある意味で<“それ”が見えたら、終わり。>という感じのネタをお送りしたい。
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2018年の正月、メキシコの首都メキシコシティ。
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次の目的地を目指し、地図のナビに従って歩いていたところ、
いつの間にか新年を祝うカーニバルの移動遊園地に迷い込んだ。
しかし何やら様子がおかしい。
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!!?
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ようこそ、夢と模倣の王国パクリーランドへ。
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“それ”はまるで、楽しい悪夢を見ているような光景の数々だった。
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ゴッサムシティではブイブイ言わせているダークナイトも、ここメキシコシティでは成すすべもなく雑に扱われていた。
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著作権ムシといった感じの乗り物がグルグル回転。
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本来なら“見えてはいけないもの”が、ここぞとばかりにオンパレードである。
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き、キティー・・・さん?
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中央では無駄に、蜂の巣みたいにされた宇宙戦士が微笑む。
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露店の景品も、何処かで見た事あるけど何か違う仕上がりのものが並ぶ。
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ヒゲオヤジの使い方もなかなか斬新。
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遊園地エリアは驚くほど広大で、なかなか抜け出せなかった。
歩行者天国にした縦横のストリート+広場などが利用されていたようだが、まるでエンドレスに何処までも続いているかのような占有面積だった。
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例えば観覧車なんか、普通の遊園地でもシンボル的に1基あれば十分だと思うが、
それが複数設置されていたりするのだ。
期間限定のイベントにしては気合が入り過ぎで、訳の分からない規模感に少し恐怖を覚えた程である。
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やや簡易的ではありながらも、
ジェットコースター、メリーゴーランド、フライングカーペットなど、お馴染みのアトラクションは一通り揃っており、
いっそ正式なテーマパークとして常設すればいいのにと思わずにはいられなかった。
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いかにもピエロ的なアトラクションも。
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色んな要素をぶっ込んだ結果、よく分からん世界観になったフォトスポット。
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鉄人野郎が睨みを利かせるその先には・・・
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モンスターをターゲットにしたホラー射的屋があった。
しれっと旧作のティム・カリー版らしき殺人ピエロもいる。
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映画の演出同様、「志村!後ろ後ろ!」状態。 いやむしろ、ピエロがバカ殿に見えてきた。
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しかし、そんなピエロも霞んでしまうくらい、
たまに動く仕掛けの凶暴ゴリラの存在感が強い。
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遊園地の最後には、メキシコ版お化け屋敷があった。
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!!?
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“それ”が見えたので、終わり。
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オマケ
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そもそもこの町、イベントとか関係なく、あちこちでパチモンが普通に闊歩している。
トランプが壁を作りたくなる気持ちも少しだけ分かる。
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とりわけ大きなネズミがよくウロついていた。
よく見ると、足の下から足が生えてたりして興味深い。
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