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[2004.04.23]

SPOT9:吹上殺人茶屋



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前回さらっと紹介しましたが、今回は前回とは細部が違うもう一つのここの噂を紹介します。
東京都青梅市吹上峠の旧吹上トンネルのすぐ近くにあるこの廃屋は、そもそも昭和30年頃にママと手伝いの女性3人(姉妹だとも言われる)の、計4人によって居酒屋(お見合いパブ)として営業されていたそうなんですがね、ある休日、ママが手伝いの女性一人に、ここで殺されてしまったそうなんですねぇ。
そんないわくつきの場所ですからねぇ、当然の様にトンネルを含むこの周辺で、女性の霊が目撃されまくってるんですよ、ええ。
また、連続幼女殺人事件の犯人、宮崎勤が潜伏していた場所だとも言われています。


大体さ、こんな山奥で店をやってたってのが、既にうさんくさくせーぞ、コラ。全然儲からねーじゃろーによ!

それがですね、情報によると意外に繁盛していたそうなんですよ。

はっ、そんな情報あてになんねーよ!
おおかた、近所の家の倉庫かなんかだったんだよ!
たまたま不気味なトンネルが近くにあったもんだから、話がどんどん膨らんでいったんだろーさ!こんなとこ、行く価値ねーってばよ!
そもそも霊なんてゆう物はだな、科学的に見ても、単なる自然現象(以下略)

・・・とか言いながら、内股で歩くなよ。

調査開始

旧吹上トンネルを抜けると、すぐに廃屋がありました。

殆ど骨組みしか残ってないじゃないか。
本当にここ、居酒屋だったのか~?

さあ・・・。
でも、何にしても、ここで事件があったのはたしからしいですよ。
・・・ん?アレは何ですかね?

廃屋の手前には井戸がありました。

おお、風呂井戸があるじゃねーか!貞子が住んでるかもしれんぞ!

はっ、くだらねぇ!
井戸があったからって、今時何が貞子だっつーの!
もう古いだろーが!
大体な、貞子なんちゅーのはフィクション界の住人なんだよッ!
そ、そんなもんいるわけねーだろ!

何でそんなムキになってるんだよ?

てゆーか、何でそんなに井戸から距離をおいてるんです?

意を決して、中を覗いて見ると・・・

ただのゴミ捨て場でした。

因縁の物件に侵入。何かおもろいもんが無いかと探索してみました。

うわあ、床が全部抜けちまってるよ。危ねー、危ねー。

こりゃ、リフォームが必要じゃなー。

コラ、ヨシオ!
そんなとこつっ立ってねぇで、オマエも一緒に探せやッ!

言い忘れまてしたが、この廃屋、入ると呪われて死ぬらしいですよ。

内部にサンダルが落ちとりました。
ま、まさか、殺された女性の物なのか!?
それとも、肝試しに訪れたマヌケが落とした物なのか!?

内部をくまなく探しましたが、他に目ぼしい物はありませんでした。

左端の青い建物の中は、倉庫みたいな感じだった。
棚の上に置かれているイスは、居酒屋としてまだここが営業していた時に、使用されていた物なのだろうか?
右下には、ドンキーコングが放り投げそうなタルが転がっている。

周辺もサーチしてみましたが・・・

こんなもん(扇風機)しか落ちてませんでした。

ちょっとがっかりする野郎達。一体何を期待していたんだ・・・。

仕方ない、ちょっとここでマターリとメシでも食うかな!

あっ、向こうにも何か建物があるじゃないですか!

古き良き時代の便所でございます。

今にも手が出てきそうな、素敵な便所じゃな・・・。

ちょうど良かった!
何かしなくっちゃっと思ってたところだったんですよ!


ジョ~・・・

うわわっ、おしっこがとんでもない方へッ!せ、制御不能ッ!
うわ―――ッ!!

調査結果:あまりにも建物が朽ち果てまくっていたので、どうにも昔ここが居酒屋で、殺人が起こった場所だという信憑性がなく、ただ何となく、昼間でも薄暗い為、不気味な雰囲気の場所ではありました。
まあ、調査中に変な視線を感じるような気もしましたが、周りの鬱蒼としげっている林のせいでしょう、ええ、そうに決まってます。
とにかくですね、今回ここで言いたいのは、山にゴミ捨てんなって事です。


▲オマケ画像:ヒッチハイキング

停まれっちゅーの、愚民どもがッ!

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