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埼玉県入間郡越生町の大観山の頂上にはですね、第２次世界大戦で戦死した兵士の遺骨が土に埋れている事を悼んで建てられた、世界無名戦士の墓という慰霊塔があるんですよ。
そこはですね、埼玉県議会副議長を勤めていた越生町の医師、長谷部秀邦氏が発起人となって昭和２４年建設運動が起こり、多くの人々の献身的な努力と浄財を得て、昭和２８年に完成した白亜の霊廟でしてね、２６４人の戦没者の遺骨が納められており、階級の差別無く、無名平等に供養されているんですよ。
毎年５月１０日には、世界の恒久平和を願って戦没者追悼式が挙行され、戦没者の霊を慰め、夜には盛大な花火大会が開かれ、数千人の観客で賑うそうです。
しかし、一方では、何人もの兵士の霊や昔ここで自殺した少年の霊、無数に飛ぶ人魂等が目撃されたり、兵隊が行進しているかの様な足音が聞こえた、なんていう様々な霊現象が報告されている場所でもあるんですよ、ええ。
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!!? |
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ブワッ |
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カコーン |
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と、その時ッ！ |
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林の奥から何かが飛び出てきたッ！ |
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ゼロスパ参上ッ！
西洋館以来ぶりだね。 |
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な、なんだ、ゼロスパさんですか・・・。
リッカー（※バイオハザードのモンスター）かと思いましたよ！
普通に登場して下さいよ、普通にっ！ |
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にしても、お化け嫌いのゼロスパさんが同行するなんて珍しいですね。どーいう風の吹き回しですか？ |
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ああ？お化け？何の事だよ。
今日は「潜入！女子大ピチピチ大作戦」のロケだろ？ |
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は？だって、大魔王から、そうメールが･･････ハッ！ |
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そんじゃ、そろそろ逝ってみましょうか！ |
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調査開始 |
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世界無名戦士の墓は山の頂上辺りにあるので、現場まで徒歩移動。 |
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車がやっと１台通れるよーな険しい坂道を、もくもくと登っていきます。 |
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しばらく行くと、見晴らしがいいとこに出ました。
が、見えるのは大量のお墓ばっかり。
この山全体が、霊園的ポジションらしいですね。 |
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あまりに急な上り坂に、行き倒れるヨシオ。 |
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息を切らせながらも、やっとこさ坂道を登りきり、広場に到着。
小さい公園と公衆便所はあるが、無名戦士の墓らしきもんは見当たらない。一体何処だ？
とりあえず・・・ |
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世界阿呆戦士。 |
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大魔王様、周囲の人々が見てますよ！
もうちょい大人になって下さいってば！ |
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Σ(;´Д｀)＜オマエモナー。 |
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無名精子の墓なんて何処にも見当たらんじゃないか。
ちょっと、淳二郎に問い合わせてみるか。 |
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ＲＲＲＲＲＲＲＲＲＲ・・・！ |
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ピッ |
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今な、世界機動戦士の墓に来とるはずなんじゃがな、その肝心の墓が何処にも見当たらんのじゃよ、おー、コラ。 |
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正面に階段は見えませんかね？
そこを登った頂上に、あるはずですよ。（通話ボイス） |
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最後の試練の如く立ちはだかる、頂上へ続く階段。 |
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これ登んのか・・・。かったりぃ～。
俺ここで待ってるから、お前ら２人で仲良く調査してこいや。 |
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階段の途中で球体が乗ってる台がありました。何だこりゃー？ |
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「馬魂碑」。
軍用として使われ散った馬の霊を慰める為に建てられた物でしょう。
戦争という人間の愚行が、多くの無垢な動物達の生命を奪ったのです。もう、そんな事が繰り返されない事を願わずにはいられません。 |
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馬も可哀想ですね。人間のエゴで殺されてしまって・・・。 |
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「徳を讃う」。
戦没者に対する慰霊の言葉が刻まれておりました。
絵のヒゲの紳士は、先生（詳細忘れた）だそうです。 |
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こちらはどでかい石の慰霊碑。 |
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途中途中にある石碑の下に立ち寄りながら、ようやく頂上に到着。 |
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ここが２６４人の遺骨が納められた納骨堂（無名戦士の墓）です。 |
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観音扉の前には、お線香と花束が供えられておりました。 |
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お堂の中には、位牌がありました。 |
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とりあえず、お賽銭と黙祷を捧げる事にしました。 |
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ところで、気になるもんを発見してしまいました。それは・・・ |
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参拝記念の名前の落書き。 |
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前にもいましたね、モアイ像に名前書いたアホ日本人が。 |
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まあ、こいつも何考えてんだかピコハン持ってますが・・・。
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頂上からの関東平野を見下ろす眺め。
空気の澄んだ日は、東京の高層ビル群も見えるらしいです。 |
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心スポの調査っぽくない爽やかな感じだが、たまにはそんな締めもいいかな～、なんてノリで引き上げようとした、その時ッ！ |
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虫嫌いの人にとっては、霊なんかよりリアルに怖い画像。 |
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クソッ、こいつめっ、こいつめっ！（ガシッ！ガシッ！） |
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建物裏手の丘が気になったので、いつ木々より降臨するやも知れぬ毛虫の脅威をかえくぐり、行って見みると、まるで隠されているかの様に石碑（お墓？）がありました。詳細は不明です。 |
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そうか、そーいう事か！
表の建物は実ァダミーで、真の無名戦士の墓はこれじゃったんじゃ！
「由美＆けい子」の落書きも、これで説明がつく！（※ついてません） |
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調査結果：辿り着くまでがクソ疲れましたが、大自然の中のウォーキングだったで、気分は悪くなかったです。
広場には、ハイキングや楽器を演奏しに来ている年輩の方が３、４人くらいおり、ほのぼのとした雰囲気でしたが、階段辺りからわずかに空気が変わり、慰霊塔の裏は心なしか空気が重かった様な気がしました。何はともあれ、戦没者の方々のご冥福をお祈りいたします。
オマケ |
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なおも世界阿呆戦士。 （※落ちてました） |
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馬の生首。 |
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