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[2022.06.24]

UFO基地エブリデイ
~世界一のクレーンゲームセンター~



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“UFO基地”と言えばアメリカ・ネバダ州の「エリア51」がお馴染みだが、実はなんと日本の埼玉県にも存在する・・・ といったオカルトな感じで書き出してみたものの、このネタを使うかどうかは少し悩んだ。
しかし、UFOの日(6/24)という事で、未知との遭遇を恐れずにお送りしたい。


埼玉県行田市の国道沿いに煌々と建ち、極秘もへったくれも無いその施設は、“世界一のクレーンゲームセンター”を自称する「エブリデイ行田店」。
クレーンゲーム設置台数が現在約350台を誇り、2012年にはギネス世界記録にも認定されたという。


とは言え、 正直に告白すると、群馬からの帰路にたまたま店の前を通ったものの、一旦は「別にいいか」と思ってそのままスルーした。
何故なら、デカデカと看板にも書いてある通り、クレーンゲーム、即ちUFOキャッチャー(※1)だからUFO基地という事が、 あまりにも分かり切っているからだ。

※1:余談だが、クレーンゲームというジャンルにおける代表機の「UFOキャッチャー」は、株式会社セガの登録商標である。


いくらネタの振れ幅が広く、過去にも複数の変わり種ゲーセンを紹介してきた当サイトでも、 “UFO”というワードが含まれるからと言って、それだけでいちいち反応する訳にはいかないのだ。


これまで数々のUFO事件を扱ってきたオカルトサイトとしての矜持もあり、 それらの題材を茶化したような商業施設にまんまと釣られる事は、超えてはならない一線のようにすら感じられたからだ。


・・・などと思考を巡らせているうちに、気づけば入口の前にいた。
普段あまり訪れないエリアなので、「まあ一応覗いておくか・・・」という結論である。


正面にはゲーセンらしからぬ鳥居があり、“クレーンゲーム神”なる来訪神が祀られていた。景品が沢山取れるよう祈願する場所らしい。


入店すると、広々としたフロアに、「世界一」と冠したクレーンゲームがズラッと並んでいた。
夜間という事もあって他客はおらず、 無人なのにあちこちからマシーンの稼働音が鳴り続ける、何処かSFっぽい雰囲気が漂う。



景品の種類もさすがに豊富で、よくあるアニメキャラのフィギュアやぬいぐるみなどの他、 温泉の素の入浴剤なんかもあった。


こうした珍スポ系物件は、トイレも忘れずにチェックしなければならない。
作り手のこだわりが表出している場合が多いからだ。
この店も壁面が宇宙人仕様となっており、男子トイレに関しては、グレイと対面しながらおしっこをする造りであった。


一通りウロウロしたが、 1階は他にこれといった見所は無かったので、続いて2階へ。


この階段の中ほどに、注目に値するモノが。


UFO事件の裏で暗躍するMIBと思しき半立体のオブジェである。
映画で有名になったとは言え、一体どれだけの人が分かるのだろうか。
だが、これが見れただけでも、わざわざ寄った甲斐が多少あった。


2階も広々としており、大型のボックス機以外にも、多種多様なマシーンが置いてある。


景品がオリジナルカレーという、ちょっと珍しいクレーンゲーム。
本場インドの料理学校と、 日本のカレー研究の第一人者を口説いて開発したもので、同店でしか入手出来ないらしい。「関ジャニが食べて絶賛」との事。


100円で4回プレイ可能な、初心者向けのお得なマシーン。
景品はスナック菓子だが、ここで修行を積めばかなりの腕前になれるかも。


何処までも続くかのようなクレーンゲームの回廊。
奥の方には、一応パチンコ・スロットコーナーもあった。


他にも何かないか何かないか(慌てたドラ風)と、UFO・宇宙人的な要素を探したところ・・・


良い感じのグレイのマシーンを発見。
若干『トイ・ストーリー』を思い出しつつ数回チャレンジしてみたが、残念ながら取る事は出来ず。


観光資源が乏しい埼玉の、貴重な戦力の一つといったところだろうか。
たまにはこういう予定外の寄り道も悪くない。


改めて外観をよく眺めると、UFO基ゃっ地ゃー(キャッチャー)だった。
そんな無理矢理な。


さて、本来なら1つ前の写真で記事は終わりのつもりだったが・・・


一部取りこぼしがあった気がしたので、ついでに後日、埼玉県八潮市にある「エブリデイとってき屋 東京本店」にもお邪魔した。


2019年にオープンした同店は、クレーンゲーム設置台数が行田店よりも多い、約450台(※2)となっており、 世界一どころか“宇宙一のクレーンゲームセンター”と称している。

※2:その為、行田店は“元祖・世界一”という事らしい。


やはりカレーや野菜、賞味期限切れの食べ物など、 特徴的な景品のマシーンが色々とあるが、特に注目なのは宝石のクレーンゲームだろう。


エブリデイの名物マシーンらしく、 行田店にも同様のものがあったようだが、ついトイレを念入りに撮影してしまい、気づかなかった。


行田店と異なりUFO・宇宙人要素は薄かったが、所々にマスコットキャラっぽいグレイがいたりした。 なかなか素敵なエリア840(八潮)である。


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