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[2020.06.07]

那須SLランド
~?体験が出来る蒸氣汽関車テーマパーク~



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ゲリラ豪雨に見舞われ、逃げ込むように辿り着いた「那須SLランド」は、一見ファミリー向けの無難な観光地に思えた。


少なくとも表向きは、栃木県那須町にある“蒸氣汽関車のミニ・テーマパーク”らしいが、しかし、その実態は明らかに珍スポットなのだ。






敷地内には、主要施設のミュージアム&レストラン(※1)が建ち、周囲に映写用ドーム、実物大SLや列車(※2)が併設されている。

※1:その名も「レストラン蒸氣汽関車」。
訪れた時は準備中だったが、店内の中央には線路があり、ミニSLが料理を運んできてくれるシステム。メインは鉄板焼きの模様。

※2:内部は一部、子供向けのプレイコーナーとなっている。


そんな中で何故か、巨大な招き猫や鉄人に出迎えられ、違和感を覚えつつミュージアムに入場すると・・・




まずは精巧なパノラマ鉄道模型(※3)の観覧スペースになっている。が、型通りの内容はここまで。

※3:模型列車は1時間置きor料金100円を投入する事で動く。




“願いが叶う観音様の腕”なる展示があるミステリー階段を上ると、 「鉄道博物館」気分で来た客を当惑させる斬新な世界観が出発進行。










天使が浮かぶ意味不明な森の装飾に始まり、リカちゃん人形が並ぶレトロドールハウス、 傾斜した部屋やトリックアート等の不思議体験ゾーン、謎のトンネル型吊り橋のウォークスルー、金ピカ仏像ギャラリーと脈絡無く続き、 本来のコンセプトから見事に脱線。




かろうじて、ゲームコーナーっぽいトーマスの乗り物や、999のメーテルっぽい人形、 吊り橋のモニターにSLの映像が流れるなど、一応取り繕ったような鉄道要素は見受けられる。


また、文化祭っぽい手作り感あるパネルや張り紙なども、それなりに見逃せない。


しかも、外に出て改めて招き猫を眺めると、実は背面が祠になっており、その内部にはまさかの男女のシンボルが。
特に説明も無く、何故こんな攻めた場所にあるのかは謎である。




さらに、ひっそりとある鳥居と橋の先に進み、ミュージアムの裏側に回ると・・・










個性(俗物)的な七福神とともに、立派な金精神&観音石が鎮座し、ランドの珍走特急な本性が露に。




何処に着くのか全く分からない、不思議な体験(雨宿り)であった。
余談だが、同地はKAT-TUN(カトゥーン)の亀梨くんの親戚が運営しているとか。 ギリギリでいつも生きているのだろうか。



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