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「鶴は千年、亀は万年」のことわざ通り、長寿の象徴として縁起が良い存在の鶴と亀は、様々な祝い事でその姿形が用いられる。
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普通は一対で十分めでたい雰囲気になるが、福岡県大牟田市の住宅街には、両動物の装飾が施され過ぎて、“日本一めでたい”家と化した「つるかめハウス」がある。
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まず目を引く家の外壁は、亀仙人が住んでいるのかと思うくらい、大小の亀の甲羅でびっしり覆われ、防御力がえげつない感じに。
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よく見ると、壁の上段をアーチ状に縁取る石の部分も、無数の亀の頭で形成されていて、目がチカチカしながら驚かされる（※1）。
※1：余談だが、すぐ近くの川には本物の亀が多数生息しており、家主に何らかのインスピレーションを与えた可能性がある。
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しかもそれだけでは飽き足らず、あちこちに狸や河童、地蔵、恐竜、有名キャラのオブジェの他、
風車や空き缶アート、鯉のぼりなどの飾りつけまでなされている。
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家の庭を覗くと、おかめやひょっとこ、そして熊本との県境にも近いせいか、くまモンのカカシが大量に置かれ、異様な雰囲気が漂う。
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隣接するビルは、「つるかめ便利屋」という建築関係の事業所らしく、こちらには鶴のオブジェが屋根を中心に並ぶ（※2）。
※2：名称は「つるかめ～」だが、比率としては圧倒的に亀の要素が多い。
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宣伝も兼ねているのか、外観のアップデートを重ねるうちにどんどん派手になり、
鶴と亀だけに捉われないカオスな佇まいとなった模様。
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ともあれ、新年早々に訪れたくなる（？）実にめでたいお宅である。
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