世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーJKの風谷葵です。ここでは、日々いろんな所からよせ集めたオカルトニュース&コラムなどを、私独自の素晴らしい見解を交えつつお送りしちゃいますよ。
1947年夏、アメリカ、ニューメキシコ州の田舎町に近い砂漠に空飛ぶ円盤が墜落し、米軍がその残骸と乗員と見られる宇宙人の死体を回収したという、UFO事件史の象徴にして20世紀最大のミステリーの1つであるロズウェル事件。 ほぼ毎年のように根も葉もない新情報が次々と追加される現在進行形のコールドケースでもある為(まるでクトゥルフ神話体系の如く)、 これまで当サイトではあえて積極的には取り上げて来なかったのですが、 ここ最近、またちょっとした動きがあったようなので、重い腰を上げてご紹介しますね。
【「ロズウェル・スライド」が公開予定】
しばらく前から海外サイトを中心に通称「ロズウェル・スライド」と呼ばれる謎の宇宙人写真の存在が話題となっているようです。なんでも、メキシコのUFO研究家でTV番組『ザ・サード・ミレニアム』の司会者、ジェイミー・マウスサンさん(及びロズウェルUFO研究家のトム・キャリーさん)が、今年1月にアメリカン大学で行われた記者会見で、自分が知っている“大いなる秘密”、即ち宇宙人が存在する決定的な証拠を所持しているとして、 1947年に空飛ぶ円盤が墜落したとされるロズウェルで撮影された本物の宇宙人のスライド写真を、来る5月5日にメキシコシティにあるナショナル・オーディトリアム(1万人収容のホール)で公開すると約束しているみたいなんです。
このイベントの招待者の中には、NASAの専門家達や主要TV局のジャーナリスト達の他、元宇宙飛行士のエドガー・ミッチェル博士などが含まれているそうです。 ミッチェル博士はアポロ14号の宇宙飛行士(月面に降り立った6人目の人類)であり、 ロズウェルで生まれ育ったそうなんですが、そんな彼が月面での任務終了後に帰郷した際、 信頼できる数人の知人から宇宙人が乗っていた円盤墜落事件は事実である事を聞かされたそうです。 当日のイベントはミッチェル博士と、トム(トマス)・キャリーさんの相方であるUFO研究家ドナルド(ドン)・シュミットさんらによって進行される予定との事です。 また、専門家らは問題のスライド写真が1947年~1949年の間に撮られた本物である事を認めているそうです。
このスライド写真については、マウスサンさんによると、軍の毛布に横たわった宇宙人は片目が無く、鼻と耳があるものの歯は無く、 頭部は胴体と離れており、ピンクがかった灰色の肌をしていて、手の指は4本あるとの事です。 また、肝心のの出所ですが、1989年にアリゾナ州セドナに近い場所にある民家で発見されたものだそうです。 当時、かつて老夫婦が住んでいたそのお屋敷を不動産販売する為の準備で、 ある女性が屋根裏部屋を整理していた際、 大量にスライドが納めれた箱を偶然見つけたそうです。 ゴミに出す寸前だったものの、スライド写真にはアイゼンハワー元大統領などの歴史的有名人の姿なども含まれていた為、 とりあえずキープという事で、ちゃんと中身を確かめられる事も無くガレージに仕舞われ、 それから10年程経ってから、ようやく改めて箱を開けたところ、 蓋の裏側に小さな包みが隠されている事に気付いたそうです。 そして、その中には他のスライド写真とは分けられた2枚が出てきたらしく、 宇宙人と思しき存在の姿が写っていたという訳だそうです。 何やら特別なものを感じた女性によって、 スライド写真はまずシカゴのラジオ局へ投稿されてから、 ドナルド・シュミットさんとトム・キャリーさんら専門家の手元に渡ったそうです。 そして、彼らがコダック社の映像解析専門家に分析を依頼した結果、 この2枚が1947年に露光されたものである事が判明したそうです。 スライド写真の元の持ち主とされるバーナードとヒルダのレイ夫婦▲ ちなみにスライドの元々の持ち主だった老夫妻(故人)についてもある程度分かっているらしく、 夫はバーナード・レイさん、妻はヒルダさんという名前だそうです。 バーナードさんは石油探索専門の地質学者で、 ニューメキシコ州内で調査を行っていたらしく、 アメリカ石油地質学者協会なるニューメキシコ州直轄の外部民間組織の支部長も務めていたものの、 ロズウェル事件のあった1947年以降は表立った活動を停止し、姿を消してしまったそうです。 妻のヒルダさんは高名な弁護士であった事から、 政府の情報機関と何らかの繋がりがあったのでは?という見方もあるみたいですが、 果たして老夫婦の身に何があったのでしょうか? さて、このロズウェル・スライドについては、情報が出てからというもの、 懐疑論者が「博物館にある子供のミイラと似ている(足元にネームプレートらしきものもある)」などフルボッコに指摘しているらしく、 有識者からは概ね冷めた目で見られているようです。 そもそも作家さんとテレビ屋さんが介在している辺り、全体的に商業臭がプンプンで、 たかが古いスライド写真如きで随分もったいぶっている感じなんですが、 一方でこれだけ大々的なショーのような盛り上げを演出している辺り、 ある程度の自信がある代物ではあるのかもしれません。 ・・・いずれにせよ、日本で5月5日は子供の日ですけど、今年は宇宙人の日でもあるという事で、 どんな秘密が明かされるのかそれなりに期待しておきましょう。
【参考資料:ロズウェル事件のタイムライン】
以下はロズウェル事件の概要を時系列に沿ってざっくり記しておきます(ガッツリやるとエラい長い記事になるので、それはまた今度。あと時系列は諸説あるという事を予めご留意ください)。 1947年6月14日 J・B・フォスター牧場の主人マック・ブレーゼルが牧場に散らばる謎の残骸を発見。 1947年6月24日 青年実業家ケネス・アーノルドが「空飛ぶ円盤」を目撃する事件が発生。 1947年7月2日 ダン・ウィルモット夫妻がロズウェルの北西に向かって飛行する燃える物体を目撃。 1947年7月4日 ブレーゼルが牧場で金属片のような物体を拾い、一部を持ち帰る(7月3日とも)。
1947年6月14日 J・B・フォスター牧場の主人マック・ブレーゼルが牧場に散らばる謎の残骸を発見。 1947年6月24日 青年実業家ケネス・アーノルドが「空飛ぶ円盤」を目撃する事件が発生。 1947年7月2日 ダン・ウィルモット夫妻がロズウェルの北西に向かって飛行する燃える物体を目撃。 1947年7月4日 ブレーゼルが牧場で金属片のような物体を拾い、一部を持ち帰る(7月3日とも)。
ブレーゼルがチャベス郡保安官事務局に金属片を届け、保安官ジョージ・ウィルコックスはロズウェル陸軍飛行場(RAAF、同年9月以降はウォーカー空軍基地に独立)へ通報。報告を受けた509爆撃大隊情報部の指揮官ウィリアム・ブランチャード大佐は、牧場を閉鎖し、現場を調査する様に部下に命令を下す。 命令を受けた情報将校のジェシー・A・マーセル少佐とロズウェル基地CIC(対敵情報部)のシェリダン・キャビット大尉とウィリアム・リケット軍曹は、フォスター牧場へ急行し、現場に散乱していた物体を回収。 1947年7月8日
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