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[2018.04.23]

渋谷残酷劇場訪問記
~このハイウェイ・トゥ・ヘルのロードサイドに~



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現在、東京・渋谷で開催中の「都築響一 presents 渋谷残酷劇場」。
以前催された「神は局部に宿る」に続き、編集者・都築響一さんがこれまで世界各地で取材したエログロカオスな物件の写真やオブジェが展示されるという事で、見に行ってまいりました。

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渋谷残酷劇場


会場は「アツコバルー arts drinks talk」。
エレベーターを降りて目の前にある入口はこんな感じ。
過去にも何度かお邪魔しているこのギャラリーだが、6月末をもって閉店となり、活動拠点がパリに移るとの事なので、 こうして気軽に足を運べるのも今回で最後になるかと思う。


メインビジュアルであるタイの地獄寺の骸骨。
どうやらワット・パーラックロイのものらしい。



入る前の受付周辺から、既に香ばしい雰囲気が漂っている。



18禁の垂れ幕をくぐって一歩入ると、そこはもう地獄であった。
今回の展示では、アジアの地獄寺や見世物小屋、ヨーロッパの病理標本や拷問美術館、カタコンベの写真など、 はっきり言って一般人は行きたがらないディープな物件の数々が紹介されている。



入って左手には、これ見よがしに拷問を受ける全裸女性の姿が。


念の為、後ろからも撮る(何の為だよ)。


壁面に展示されたタイの地獄庭園(地獄寺)の写真。


以前、都築さんにお会いした際、著書『HELL~地獄の歩き方(タイランド編)~』を読んで地獄巡りに行った旨をお伝えすると、 「それはとてもご迷惑をかけたね」とお洒落なレスを頂いた事を思い出した。


モニターには絶えず、タイや台湾の地獄寺、あるいは見世物小屋の映像などが流されていた。


こちらは懐かしの日本の地獄洞窟、ハニベ巌窟院の写真。


中央には何やらエロい、いや、えらい事になっている女性が横たわっている。


どういう状況か分からないが、若い頃の桃井かおり似の遊女っぽいお姉さんが悦楽の表情を浮かべている。お産のようにも見えるが・・・


股間からは白蛇が飛び出していたりと、もはやメデューサである。




はて、周囲には何処かで見た事のある怪しい素材もチラホラ。



この人形が吊るされた演出手法も、強烈な既視感がある。


それもそのはず、このクセが凄い展示作品は、八潮秘宝館の兵頭喜貴さんが手がけたものらしい。


思えば、都築さんが自身のメルマガに書いた記事(八潮秘宝館の前身である魔改造された葛飾のアパート潜入レポ)を読んで、 兵頭さんの存在を初めて知ったという人も多いと思うので、当然と言えば当然のコラボレーションである。


幼児プレイがまだ抜けきってないのか、 今回の展示も赤ちゃん要素が多めである。


しかし、もはや当サイトは兵頭さんから逃れられないのだろうか。
登場頻度が段々増して、準レギュラー化が進んでいる気がする。


ヨーロッパの骸骨教会やカタコンベの写真。
アジアの熱狂的なコンクリ像祭りとはだいぶ異なり、こちらは冷ややかで厳かなムードが漂う。


チェコにあるセドレツ納骨堂
以前我々が訪れた際は、無情にも骸骨シャンデリアが修理中で見れなかった為、この場を借りて改めて補完したいと思う(セコい)。


一番奥には、またも垂れ幕があった。
ちなみにこのタモリ倶楽部的なお尻は、都築さんの著書『珍世界紀行』の表紙になっているやつである。


垂れ幕の先は、 ヨーロッパの拷問美術館や病理標本の蝋人形写真が展示してあり、仕切りを設けるのも頷けるグロい空間となっていた。



物販コーナーには、TシャツやDVDなどのオリジナルグッズもありましたよ。


会期中は都築さんによるトークイベントが複数回行われる他、 週末の夜にはゾンビパフォーマンス集団ゾンビーナが出現する模様。


「都築響一 presents 渋谷残酷劇場」は4月14日~5月13日まで。
このGWに訪れてみてはいかがだろうか。

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