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世界は謎と不思議に満ちている。
奇妙な場所は、何も遠い異国や辺境の地ばかりにある訳じゃない。
そう、我々の身近な日常の生活圏にも、程度の差はあれ数多く存在しているのだ。
という訳で、前回に引き続き、
今回もいくつか小ネタ的物件を集めてみました。
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赤羽霊園 |
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漫画やドラマの影響で、近年注目を集める東京都北区赤羽。
その駅前からしばらく歩いた商店街の外れの方に、
通行人をギョッとさせる様な怪しい外観の店がポツンとある。
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その名も「赤羽霊園」。
青山霊園の対を成す様な名前だが、別に墓地という訳ではなく、
おばけ屋敷居酒屋なるコンセプトで営業している、れっきとした食べログ物件である。
以前より各メディアで何度も取り上げられている有名な場所なので、
ご存知の方も多いかと思う。
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こりゃカン太もビックリな位「おっばけやーしきー!」って感じじゃな。
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人通りが結構あるので、あまりこの場に留まっていたくないです・・・。 |
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軒先に印象的に掲げられるパーリーピーポーっぽい骸骨。 道行く老若男女を睨み付けながら、得物を待ち構えている。
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外壁はパイレーツ・オブ・カリビアン風の黄金の骸骨でビッシリ。 墓地ではないと書いたが、ある意味カタコンベみたいな状態である。
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フッ、どうじゃ?この目を見張る悪趣味なセンス・・・! だがそれがいい・・・!
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まあ、新年早々来るトコでないのは確かですな・・・! |
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最近は都市部でこうしたアミューズメント型の飲食店も珍しくはない。
しかしこの地で開業20年以上という赤羽霊園は、言わばそれらの先駆け的な存在であり、
こうした文化祭っぽい手作り感溢れる演出の味わいは、なかなかマネ出来るものではない。
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訪れたこの日は年始休暇中で、残念ながら店は閉まっていた。
もっとも、外観だけでもそれなりに楽しめる場所である事と、
これまで気になっていながら、近場過ぎてあえてスルーしてきた物件を消化したいという思いから、
新年早々に立ち寄ってみた訳だが。
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入口で出迎えてくれる髪の毛フサフサのMCっぽい骸骨。 「ギャハハ、また来るんだな」とでも言いそうな雰囲気だった。
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「天空より生首落下」と看板でモロにネタバレしているが、
今度は営業中の夜に来て、店内で一杯やりたいものである。
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通学路の謎のマネキン |
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荒川を挟んで赤羽の対岸にある
埼玉県川口市の某所、とある学校近くの一見普通の通学路に、そんな事情はお構いなしといった感じで謎のオブジェがある。
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さあ、真夏の炎天下が見せる幻影か白日夢か、あるいは・・・?
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意味不明で不気味なオーラを漂わせるが、
その壁ドンされ過ぎてめり込んだ様な姿は、アウトサイダーアート的な魅力がある。
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こんな住宅街で、なかなか猟奇的なシュールさですね・・・。 |
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色白半裸の後ろ美人とは、フェチズムをくすぐるではないか・・・!
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どうやら少し前にもテレビ番組の撮影スタッフが取材に来たらしく、
その時にもこの方が色々と情報提供されたとか(我々もテレビ局の関係者と思われていたようだ)。
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さすが大魔王様、世間から怪しまれるのには慣れているご様子で。 |
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もし店の営業が続いていれば、ここも赤羽霊園の様に日々ゆるゆるとアップデートを繰り返していたかもしれない。
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ぐぬぬ・・・!マネキンの反対側が気になって仕方が無いぞい・・・!
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くっそ、こんなんで・・・! あ、いや私は別にスケベではないですがね。 |
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キングムー |
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北海道札幌市にあるアジア最北の歓楽街ススキノ。 その中心部に程近い場所に、強烈な存在感を放つ高さ約22mの巨顔が聳えている。
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この建物は、バブル絶頂期の1991年に建てられ、一世を風靡したディスコクラブ「キングムー」の店舗跡である。
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朝っぱらからなんという出オチ感・・・!さすがデッカイドウ・・・! |
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建物の前を出勤中の人(多分キャバ嬢)が平然と横切っていく光景も含めて奇妙ですね。
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伝説のムー大陸をモチーフにした人気店だったらしく、つい悪ノリでやってしまった様な外観も、
米ディズニーランドの仕事も請け負ったアーティストによる造形だという。
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2008年2月に閉店してからは、
長らく廃墟同然(たまにイベント会場として使われたらしい)で放置されていた。
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しかし、今年のGWに、日本初のテーマパーク型ダンスクラブ「KING∞XMHU(キングムー)」として、
8年ぶりにリニューアルオープンする事が決定している。
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つーか誰だよ、このお肌ガサガサなおっさんは・・・!? |
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店名通りムー大陸の帝王ラ・ムーじゃないでしょうか・・・。
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元々2つの入口に2つのフロアがあった店舗も、
内装を2016年verに一新するとの事。
「∞」(無限大)がコンセプトらしく、8の字に回遊できる店内では、
宇宙空間や現代、古代へのタイムトラベルなど、
フロアごとに異なるテーマが体験出来る様な趣向になるそうだ。
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ちなみに、廃墟から珍スポットまで総移動距離1000km以上を駆け抜けた、北海道クレイジージャーニー編もいずれ更新予定です。 お楽しみに。
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よし、この調子でどんどん試される大地を制覇していくぞい! |
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閣下、そろそろレンタカー屋に向かわないと、予約時間に遅れちゃいますよ。
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フッ、案ずるな逆本。
大物というのはいつだって、多少遅れて登場するものじゃ。 |
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いや、ちょっと何言ってるのか分からないですけど・・・いいから行きますよ?
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ウェアハウス川崎店(電脳九龍城砦) |
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神奈川県川崎市の駅近くに聳える異様な巨大廃墟ビル。 やはりバブル時代の遺物か・・・と思いきや、こう見えて、アミューズメント施設として各地に展開するウェアハウスの一店舗で、
営業中の現役物件なのだ。
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こんなのイカれた廃墟マニア(※参考)とかに誤爆されるぞ・・・! |
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とてもゲーセンとは思えないねー! これで「あなたのウェアハウス」とか言われてもって感じだよ! |
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かつて香港には、九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)という巨大スラム街が存在した。
「東洋の魔窟」と呼ばれ、政府の力も及ばない無法地帯である事から、
難民や不法入国者、犯罪者達の隠れ家となり、アジアのカオスを象徴する存在だった。
5万人以上の住民が暮らしていたという内部は、
「一度入ると二度と出られない」と言われる程、
無秩序に増築を繰り返された迷路の様な構造だったという。
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建物は香港返還の決定を機に、1993年に取り壊されたが、現在では半ば伝説の地と化し、日本では“クーロン城”として、
もっぱらサブカル好きの間で語り継がれている。
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そんな九龍城砦を大胆にも現代日本に再現し、2005年12月にオープンしたのがこのウェアハウス川崎店なのである。
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この入口の錆び付き具合からして、既に本格的な感じだねえ。 |
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重厚そうな扉(でも自動ドア)に
何やら「歓迎」と書いてあるが、とても入りづらい。
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一歩足を踏み入れると、「電脳九龍城」と大きく表記された内扉のスペースになっており、
近づくと「プシュー」と音を立てて開く凝った演出だった。
まるで日常世界から異世界への気圧の変化を調整するエアロックの様で、これは期待と不安が高まるというものだ。
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恐る恐る先に進むと、いかにもな感じの薄暗く細い通路が奥まで続いてた。
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何故か窓の向こうに寝かされているラブドール。 大人の遊び場なので序盤から攻めている。
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エレベーターホールも、マフィアのアジトっぽいヤバそうな雰囲気。
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奥の方には、飛び石を渡って進める謎のアスレチックゾーンがある。扉の先には一体どんな光景が・・・?
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いや違うでしょ、こんな禍々しい色でブクブクしてないでしょ。 |
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扉の外は、至って普通の駐車場で拍子抜けだった。
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しかし振り向くと、そこには非日常的な空間が広がっている。
中国の八卦を縁取ったトンネルが、まるで異次元ゲートの様だ。
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いよいよ最終決戦だ・・・!覚悟しろ、このアラサー魔女め・・・! |
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さあ、かかって来るがいい・・・って誰が魔女だよ! ここはラストダンジョンか何かかよ・・・。 |
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さあ、それではやはり錆び付いた感じのエスカレーターで2階へ。
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辿り着いた先に広がっていた光景は、
まさしく完全にスラム街。 しかし、荒廃したスペースに煌びやかなビデオマシーンが置かれている様子は、それこそ九龍城塞の影響も受けていると思われる『攻殻機動隊』などのサイバーパンク的なSF世界観を感じさせる。
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なんとまあ・・・! 今にもジャッキー・チェンが暴れまわりそうな感じじゃねーか。
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確かにゲーセンだけに格ゲーの背景とかでありそうだよね。 |
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これ見よがしに並べられた鶏肉。
当然レプリカだが、存在感抜群で今にも香ばしい匂いが漂ってきそうなGJな演出だ。
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「レトロゲームコーナー」と大きく掲示されたメインスペースの建物は、どう見てもレトロを通り越してルインといった感じだが、朽ち果てっぷりの質感は実に見事である。
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しっかし、平日の朝っぱらからゲーセンで遊んでる人って、どーいう人種なんだろうねえ。 |
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隅っこの方にある自販機やUFOキャッチャーまで錆び付いている徹底ぶり。
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頭上にも洗濯物が干された生活感溢れるバラック住居等が、見事に再現されている。
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所々の汚れた壁の質感にしても、
破れた怪しい貼り紙など、驚くほど作り込みが細かい。
九龍城砦をリアルに再現する為に、わざわざ香港製の本物のゴミなども使用して製作されているらしい。
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この味わい深いブリキ製の郵便受けも、
香港取材の際にアパートの住人と交渉して手に入れた物らしい。
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ただ、カオスな一角の反対側に少し進んでみると、
そこには一般的なゲームセンターと変わらない雰囲気が広がっていて、
変な気持ちにさせられる。
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ところで、この店は男子トイレも見所の一つである。
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いかがだろうか、このもの凄くダーティーな雰囲気。
もちろんこれは、普通に汚れてこうなっている訳ではなく、
エイジング処理が施されたものだ。
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小便器もこんな感じ。
ただのトイレなのに、これ程味があるのも珍しい。
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トイレでカメラ構えてると
変質者っぽいぞ・・・!(※参照) |
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さすがに大便器は今風のウォシュレット型だった。
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所々の壁に貼ってあるビラは、何故か性病にまつわるものが多い。 だが、その内容の如何わしさが、なんとなくリアルな雰囲気を盛り上げている。
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「名医速治」・・・知り合いの性病持ちにも教えてやりたいもんだぜ。 |
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このやたら金がかかっていそうなスラム演出は、
上下2層の吹き抜けになっており、3階からも間近でバラックを眺める事が出きる。
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3階から2階を見下ろす眺め。
まるで映画の巨大なセットの中にいる様だ。
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本物の九龍城砦はその名の通り、
元々は海賊などから治安を守る為の軍事要塞があった場所に建てられていた。
アヘン戦争でイギリスが清国(中国)に勝利した事で、香港は99年間に渡り租借地とされたが、
九龍城砦は条約により例外的に清国の領地となった。
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しかし、イギリスの圧力で清国の役人達が追い出され為、結果的にどちらの国の法律も適用しない無法地帯と化す。
そして、そこにつけ込んだ難民が次々に移り住み、こんな感じの建築基準法を無視した住居が密集するスラム街が完成したのだという。
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さらに上の階は、何やらピンクネオンで妖しい雰囲気。
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かと思えば、その先には無駄にだだっ広く、高級感が漂う卓球スペースが連なっていた。
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伝説の魔窟を21世紀に蘇らせた電脳九龍城砦。
ついゲームをプレイするのも忘れて、ノスタルジックとダークサイドが共存する圧巻の世界観に酔いしれてしまった。
現役物件なんかに興味は無いという大きなお友達にもオススメの場所である。
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ここは入っても簡単に外に出られるようで良かったのう。 |
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ウェアハウス草加店 |
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電脳九龍城砦を訪れた事により、ウェアハウスの自由な建築スタイルの魅力を確認した我々。
調べたところ、他にも同様のこだわりを感じさせる店舗が比較的近場にある事が分かり、
数日後にはもう足を運んでいた。
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強いて言えばゴシック・ハロウィン風ですかねえ・・・。 |
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ここのウェアハウスは建物が2つに分かれているが、
入店すると、何故か暗闇の中でビカビカとファラオが浮かび上がるという演出で出迎えられた。
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広々とした店内の様子。
電脳九龍城ほどの異常なクオリティーではないものの、それなりに楽しめる場所だ。
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ウェアハウス三橋店 |
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同じく埼玉県さいたま市にあるウェアハウス三橋店。
その外観も凡そゲーセンとは思えない、ラスボスの城の様な荘厳な雰囲気を放っている。
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読者もまさか、今回ウェアハウス3連発とは夢にも思わなんだろう。 |
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なかなかの暴挙・・・いやチャレンジングな編成ですな。 |
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何だか分からんが、相変わらず正気の沙汰じゃねえようだな。
墓地でボッチ事件は未だに俺の身内で語り草だぞ。 |
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こちらも広々とした店内。
休日に暇を持て余した人々がピコピコと大勢訪れていた。
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さてさて、実はこの店も男子トイレが見所の一つである。
真ん中の小便器を使おうとすると、ある出来事が起こる。
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開始直後に他のお客さんが入ってきてしまうハプニングがありつつ、撮影した動画がこちら。
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やかましい、そーいう事は股間に抱えてる問題をクリアさせてから言うんじゃな! |
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あなたの住む町の何処かにも、ヘンテコなものがあるかもしれない。
もし「ナニコレ!?」という場所を見つけた場合は、あの番組の次でも良いので、
当サイトまでご一報よろしくお願いします。
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