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[2013.04.20]

伊豆珍走B級ツアーズA
〜ユメか、ウツツか、マボロシか〜



2011年、長年衰退の一途を辿っていた珍スポ界に、彗星の如く久々にニューフェイスが登場した。
その名も「怪しい博物館村 まぼろし博覧会」。


怪しい博物館村 まぼろし博覧会


看板からしてアカンベーで人を小馬鹿にしたふざけた雰囲気。
怪しい博物館村なのか怪しい秘密基地なのかハッキリしやがれ。
怪しいのは間違い無いようですね・・・。
去年オープンしたばっかの割りにはくたびれてやがるな・・・。

斜面に造られた同館の建物は、もともとは植物園だったらしく、閉園後に廃墟として10年程放置されていたものを復活させたリノベーション物件だそうだ。
お、やっと従業員が出勤してきやがったな。
奴が中に入ったら・・・いいな?
いや、張り込み中のデカじゃねえんだからよ。
どんだけ物好きな暇人なんだよって思われそうで恥かしいです・・・。

入口の階段で出迎えてくれる兵馬俑。
駐車場の時点で既にいかがわしいオーラがまろび出ている。

館内はこういう位置関係で、 「魔界神社」「昭和の時代通り抜け」「世界古代文明遺跡」の3つのゾーンに分けられている。

メインゲートとなっている鳥居。引き返すなら今のうちだ。

意を決してズンドコと坂の階段を上っていく。
果たして、この先で何が我々を待ち受けて・・・ん?

早速凶暴そうな肉食恐竜がエンカウント!
いきなり客に牙を剥きやがるとはいい度胸じゃねーかコラ!
これはいちいちツッコミ入れていては身が持たなさそうですな・・・。
この目つきの悪さは『シュラシックパーク』でお馴染みのラプトルか?

さらに進んでいくと、またも客を小馬鹿にした感じの顔の支配人チックなおじさんの像が。どうやらここのマスコットキャラのひとつらしい。

ふとポーチを見ると我々以外にも物好きな先客がいた・・・と思いきやマネキンだった。

入場受付では、何故か貞子が客を呪い殺さんばかりに「いらっしゃいませ」していた。
ひいいー!なんかいるんですけどー!?
こりゃセコムも霞むレベルのセキュリティーじゃな・・・!
せっかく来た客を入口でドン引きさせてどーすんだよ・・・。

植え込みの草木の影にも、意味不明なオブジェが紛れてたりするから油断ならない。
おい、あそこにノンスタイルの井上みたいな奴がいるぞ。
シュールとか以前に無駄にリアルなのがキモイです・・・。

なんとなく猥褻なオーラを醸し出す謎の生物。
なんて濃いキャラしてやがるんだ。
まるでチ●コをモチーフにしたゆるキャラじゃな。
ホントにそう見えてくるから言うなよッ!

丑の刻参りしまくりな 呪いの藁人形だらけの異様な木。
常人であれば早くも1200円もの入場料を払った事を後悔し始めそうだが、この程度で挫けてはならない。
・・・ここ入ったら呪われねえか?
やれやれ、これだからB級初心者は・・・。
何ですか、その残念な上から目線は・・・。

それでは、まずは第1ゾーン「魔界神社 祭礼の夕べ」に入ります。

まずはおみくじに囲まれた不気味な顔のマネキンがこんにちは。

桃を割る時に斧で首チョンパにされ、誕生に失敗した桃太郎(多分)。

朝一番に来た為、我々以外に客が全くいない事もあるが、何だか妙に不安にかられる雰囲気が漂う。
建物に入って間もなくすると内部の電源がオンになり、 呪詛的なBGMが流れ始めた。
くっ、なんという珍気(珍スポット特有の気配とかそんなん)・・・!
濃度が高いですね・・・ごほっ、少し肺に入った・・・!
また村が一つ死んだ・・・って感じだな・・・。
とりあえず、真っ先に目に付いたコイツ、

藁人形打ち込み杉。
たくさん打ち込んであった犯人コイツかヨ。
おい、ちょっとオレ精神が汚染されそうだ。
大丈夫だ、直ちに人体に影響は無い。

入って直ぐの場所には、 安井大サーカスと記されたおめでたそうな一画がある。
覗いてみると、交尾する動物の剥製やよく分からんマネキンがお構いなしにギュウギュウ詰めにされていた。
サーカスと言うよりカーオスですな・・・。
ライオンに挑む武井壮みてーな奴がいるな・・・。
仕事帰りに夜通し走らされてわざわざ来た場所がこんなんかよ・・・。

一瞬、展示しきれなかったオブジェの物置 か何かと思ったくらい扇状のスペース一杯のサーカス団は、見る角度によって全く違う顔を見せてくれる。

さて、本来ならば全ての写真にキャプションをつけたいところだが、ご覧の通りやたら被写体が多く、んな事いちいちしてたら年が暮れちまうぜ、てやんでえ! という感じなので、以下、ダイジェストでざっくりお送りします。
何やら怪しい小部屋があると思えば、 江戸時代の遊郭を再現したと思われるブースだった。秘宝館ではよくあるモチーフである。

こちらはいかにもなネーミングの藪病院。
モグリでアル中の婦人科という露骨さに注目である。
入ってみると、診察台の上で身悶える花魁、胸を肌蹴たセクシー看護婦や受付嬢、無造作に棚に並べられた新生児、サイバーパンクな人体実験、性転換手術室のニューハーフまである全裸の顔出しなど、なかなかキテいる。
これ病院ちゃうで・・・!強制収容所や・・・!
な、何で関西弁やねん・・・!
赤ん坊置き場とかホラーそのものじゃんかよ・・・。

スペースの片隅には、かつて三重県鳥羽市に存在し一世を風靡した、元祖国際秘宝館のマスコットキャラである秘宝おじさんの姿もあった。
先程 入口の階段にあったおじさんの像はこれをリニューアル(むしろ毒素配合)したものだ。

何やら垂れ幕のかかった「公衆衛生博覧会」なる一画が。
いい予感は全くしないが、行ってみるしかない。

大量のマネキンの生首、水晶に納められた胎児、鳥類の剥製、性と宗教の仏像、アフリカのアルタン族で行われる割礼儀式の様子やペニスサック、 マッコウクジラのイチモツなど、珍品ばかり陳列されている。
デカいな・・・。
デカいですね・・・。
デカいだろ・・・。

胎児の成長過程を立体図解した妊婦マネキン。
このやたら場所を取るマネキン、B級スポットマニアなら何処かで一度は見た事のある代物だと思う。
というのも、このまぼろし博覧会は、 閉館した元祖国際秘宝館から引き取った展示物が並べられているらしいのだ。
(ちなみに都築響一氏が買い取ったのは、ここの姉妹館であったSF未来館の展示物
これはアレか、保健体育の教科書かっつーの。
しかしあの頃の背徳感は感じられねえな。
なんですか、その背徳感って・・・。

スペースの奥に唐突にあるちょっとしたお化け屋敷「怨霊寺」。
おいおい、またお化け屋敷があるなんて聞いてないぞ。
俺は外で待ってるかんな。
オメーは何故か建物コースに入れないヨッシーかヨ。
薄暗くてあちこち妙なSEやBGMが流れるこの建物自体が既にお化け屋敷的な空気ですけどね・・・。
お化け屋敷の内部はこんな感じ。
基本的に狭い小部屋に押し込まれた妖怪やマネキンを細い通路の窓越しに眺める構造になっているのだが、 フラッシュを焚かないと真っ暗で何が何処に設置されているのかよく分からず、 窓枠も縦長なので怖さとか以前に見づらい。
それでも、近づくとセンサーで作動するマネキンや、音と照明などの演出で 一応の雰囲気は感じられる様になっていた。
お化け屋敷なのにおっぱいいっぱいじゃねーか。
先程の洞窟のお化け屋敷といい勝負じゃねえですか・・・。

そんなこんなで魔界神社から命からがら脱出し、次のゾーンへ移動しゃす。

再び敷地中央の階段を上り進んでいく。
入ってからしばらく経ったが、訪れてくる客はまだいない。

それにしても、横からもの凄い威圧感を受ける階段である。

一応金はかかってそうなのに、 客を苦笑いさせる為だけに作られた様な出オチ・オブジェ達を次々にスルーしていく。

階段を登りきると、万国旗や提燈など派手派手しく飾り付けられたエントランスに到着。
こいつあ香ばしいったらありゃしねえな。
まぼろしというか、悪夢を見ている様な感覚を覚えます・・・。
どうしてこうなった・・・。

印象的に咲き乱れる妖艶な花魁マネキン。
懐の拳銃がドラマ性を感じさせる。

もはやお腹一杯の読者の方もいる事かと思うが、 ここからは第2ゾーン「昭和の時代通り抜け」である。
果たして通り抜ける事が出来るのか?

内部は昭和時代のありとあらゆる品々が所狭しと展示されており、 さながら20世紀博といった感じになっている。
しかし何じゃろう、全体的にこのどよ〜んとしたムードは・・・。
小さな子供が来たら泣くだろこれは・・・。
『3丁目の夕日』と言うよりは『トワイライトゾーン』って感じですね・・・。
戦前の頃から始まる展示物の年代は、 奥に進むと同時に少しずつ経過していく。
当時の人々の生活の様子や流行、風俗の変遷が様々なグッズで紹介されている。

こうしたレトロな光景は、 見る人が見れば恐らくノスタルジーを感じられるだろうし、昭和に親しみの無い 若い世代にもドロ臭くもパワフルな時代の空気を感じられると思われる。


しかし、銭湯の女湯に浸かる女性(腕は片方もげてる)、 学生運動が盛んであった60年代の全共闘バリケードなど、ほのぼのとしたレジャー感を期待してうっかり家族連れで訪れたりすれば、気まずいムードになる事受けあいの 展示物も結構ある。
マネキンの女風呂覗いても全然興奮しねえよ!
我々は断固として生の人間による性的サービスを要求する!
んな事大学行ってもない奴がバリケード越しに主張すんなや!
まあ結構似合ってるじゃないですか・・・。

左翼系の本が並ぶビブリア古書堂ならぬチェ・ゲバラ書店(店主は乱れ髪の栞子さん)、懐かしい映画スタアやアイドルの関連グッズがあちこちにディスプレイされ、 当時のファッションスタイルのマネキンもそこかしこに設置されている。
これはもはや展示物なのか?という感じのシールがベタベタ貼られた生活感のあるタンス(適当に開けたら蛇の玩具が入ってた)や、 往年のアイドルのブロマイド写真、ヒーロー&ロボット物のソフビや超合金など、大量の玩具やグッズが収蔵されているあたりは、なんとなく 河口湖の北原ミュージアムを思い出させる。
さっき興奮しないとか言った奴がスカートめくってんじゃねーよ!
ウホ!?
ゲーセンを再現した一画にはパチンコ台やインベーダーゲームの台、秘宝館でよく目にするセックスシンボルのマリリン・モンローのゲーム(調整中)や、暴走族の改造バイク、
さらに現代っ子にも見覚えのある往年の ゲーム機やボディコン衣装もあったりと、昭和時代のみならず90年代の平成のモノもチラホラ。
まさに日本の移り変わりを凝縮した濃厚な空間であった。

昭和ゾーンを抜けて、順路通り次のゾーンに移動する途中にあったのがこの「まぼろし書店」。 一見、普通の本屋さんの様だが・・・?

棚に置かれた本のタイトルは、ひたすらエロい内容ばかり。

かと思えば、警察のサイバー犯罪対策室に喧嘩売ってるとしか思えないこんな物騒なやつも。
これは酷い・・・。なんて偏ったラインナップ・・・。
こんな手に取るのも恥かしいもん何処で売ってたんだよ・・・。
Amazonもビックリな在庫量じゃな・・・。

藁人形も意外に安価で販売していた。
恋敵や嫌な上司、貸した金をなかなか返さない友達用などにお一ついかかですか?

さて、いよいよ最後のゾーンである「密林にたたずむ大仏と世界古代文明遺跡」にやってきた。
読者の皆さんもいい加減ブラウザをスクロールするのが疲れてきた事だろうが、もう少しだけお付き合いいただきたい。

このゾーンで何より圧巻なのが、その名にもある通り、 高さ10メートルの金ピカ聖徳太子像である。
有事には汎用人型決戦兵器となって起動するかもしれぬな・・・!
飛鳥時代の政治家だけに弐号機だったりしてな・・・!
何ゲリオンか知りませんが無表情で暴走しそうですね・・・。
このゾーンは熱帯植物園だった頃の内装をそのまま活かして構成されているらしく、 デーンと置かれたオルメカ文明の巨石人頭像や、2012年人類滅亡説で注目を集めた アステカカレンダー(大陽の暦石)、メキシコのティオティワカン遺跡の縮尺模型など、いくつもの古代文明要素がゴチャ混ぜで設置されている。

手に持ってる長い板(笏)でぶっ叩かれるのではないかと 杞憂しつつ、無事に太子の前を通過すると本日2回目の洞窟があった。
おいおい、また変なマネキンとかあるんじゃねーか・・・?
いや、ちょっとお前ビビリ過ぎじゃろ。
年上の女に「カワイイ」とでも言われたいのか?バカなの死ぬの?
意外にメンタル弱いんですからその辺にしてあげてくださいよ・・・。

冒険心を湧き立たす洞窟内の階段を上ると2階に出る。
いよいよクライマックスだ。

こちらにはギザの大ピラミッドやスフィンクス、イギリスのストーンヘンジ、与那国の海底遺跡、カンボジアのアンコールワット、パレンケの石棺、イースター島のモアイ像など、その筋のマニア心をくすぐる模型の他、
各文明の古代人の人形や埴輪、 古代文明とか関係無くなっちゃったオブジェも結構ある。
またしてもおっぱいポロリしてるやんけ!
つくづく一体何がしたいんだろうなここ・・・。
ある意味では夢のコラボレーションですけどね・・・。

噂によるとこの「まぼろし博覧会」、現在展示されているものは全体の一部らしく、 元祖国際秘宝館から引き取った展示物などはまだたくさん倉庫にある状況らしい。
今後の動向からも目が離せない、熱いスポットなのである。

オマケ

午前5時45分、海辺の足湯にて。
やたら早く現地入りしてしまった際の時間潰しに最適なスポットだ。
おいっ、オープンまであと3時間もあるのかよ!?



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