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青空の下で広がる、今日の素敵な地獄はこちら。
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これはこれは・・・まぁ、なんというか、圧倒されますね・・・。 地獄というおどろおどろしいモチーフでありながら、
周りの自然とはしっかりとかみ合っているっていう事ですね・・・わかりました。 |
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早朝の様な無駄に爽やかなBGMが聞こえてきそうね・・・。 |
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あの世の裁判所にて、チャラい格好の閻魔大王的存在に判決を受け渡される受刑者。多分、地獄で強制労働の終身刑であろう。
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灼熱地獄の業務で日焼けし過ぎたんじゃないですかね・・・。 |
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金のアクセサリーとかも悪趣味であり得ないわ・・・。 |
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生前に他人の家に放火したり、殺人を犯した者は、灼熱地獄の業火で丹念に焼かれる。
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焦がし過ぎじゃ、そろそろ反対にひっくり返した方がいいぞい。 |
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私はあえて多少焦がす派ですね・・・って焼肉屋じゃねえよッ! |
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生前に動物を殺め、頭がそれぞれ動物化してしまった罪人達。
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罪人というか、ポーズがもう変態のそのものである。
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いろいろ飛び出しそうではあるが、こんなどうぶつの森は嫌だ。
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配下にするのも躊躇うくらいザコモンスターにも程があるな。 |
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地獄庭園の中央で象徴的に聳える巨大な男女のプレート。
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どう見てもアンガールズです、本当にありがとうございました。 |
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確かに今にもジャンガジャンガしだしそうですね・・・。 |
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巨大プレートの足元には地獄名物の釜茹でサービスが。
「押すなよ、押すなよ」の願いを聞き入れてもらえないのは地獄でもお約束らしい。
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地獄の人体切断マジックショー・・・ではなく完全に処刑。
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生前に父母に暴力を振るったり、仏を粗末に扱った者の末路。
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死体博物館とかもそうですが、タイ人はこーいうエグい感じの好きなんですね・・・。 |
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つーかだんだんこのノリに慣れてきた自分が怖いわ・・・。 |
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火サスも真っ青なくらい、実に潔い惨殺っぷりである。
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生前にタンブンを怠った者はこうなる。
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この地獄は何故か獄卒が鬼じゃなくて全員ヒゲオヤジじゃな・・・。 |
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人間同士だからむしろ余計にエグく見えるわね・・・。 |
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それに攻め手も受け手も顔がとことん無表情ですね・・・。 |
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地獄名物のトゲトゲの木。 不貞を働いた者はチ○コ丸出しで登らされる。
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生前、酒ばかり飲んでいた者や、他人に迷惑をかけたり悪事を働いた者は、巨大な鍋で煮えたぎる鉄を飲まされる。
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上司が「俺の酒が飲めねえってのかよ」みたいな感じですね・・・。 |
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ああ、飲みニケーションとかいう拷問はこれの事だったのね。 |
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生前に豚を殺めた者は頭が豚になり、身体を切り刻まれてしまう。
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変態的ポーズのウサギ男とカエル男。それにしてもガリガリ過ぎる。
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生前に動物を殺めた者は、死後にその動物の頭に変えられ、
モリで突かれたり、竿で釣られたりと責め苦を与えられる。
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この感じだと魚釣って殺生しただけでも地獄行きっぽいですな・・・。 |
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そんなん無理ゲーやんけ!海の男は全員地獄行きやんけ! |
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この世はすべからく弱肉強食で成り立ってるっちゅーのにねえ。 |
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生前に目方をごまかしていた量り売り達は、
いかにも強制労働といった感じの罰を受ける。
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3人がかりのローラー地獄と巧みな職人技術を要する舌伸ばし地獄。
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首吊り自殺をした者は、結果首がもげて自分で抱える派目に。
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生前に子供を堕した者や殺した者は万力責めでお腹をグリグリされる。
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生前に泥棒した者は盗みを行った癖の悪い手を切り落とされる。
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いやー、世の中いろいろな苦しませ方があるもんじゃな。 勉強になるわい。 |
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ここにもありました、プラマーライ像に地獄から天国に昇らせてほしいと願うプレートの群れ。
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幾年もの歳月をかけ、職人や僧侶の手間隙とイマジネーションが結集して作り上げられた血みどろの彫刻群。
この地獄もまた、現在進行形で拡張中らしい。
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おぞましい数々の光景をかえくぐり、ようやく大仏のもとに辿り着いた。いよいよクライマックスだ。
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デカブツ風情が随分ともったいぶってくれたな・・・! |
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アレだけ大きいなら、1枚くらいどっかに金箔落ちてないかしらね? |
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若い僧侶らも黄金の大仏を前にし、何をするでもなく日陰でボーッと眺めていた。
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ズォォォォォ・・・!
「ククク、よくぞここまで辿り着いたな・・・!褒めてやろう・・・!さあ、我のもとへ来るがいい・・・!」
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いいじゃろう、二度と立てないようブッツぶしてやんよ・・・! 大仏だけに・・・! |
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いや、何ですかこの急に始まった罰当たりな流れはッ!? 「ズォォ」って!? |
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ただでさえ2ページもあって読者が読み疲れてるってのに、
バカな事ばっか言ってんじゃないわよこのバカッ! |
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大仏の手前には、小さな仏像もお座りあそばれていた。
多分、ジュニアだろう。
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階段の傍らには、何故か小動物達が憩うファンシーな空間が広がっていた。
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気をつけろ、ワシらを油断させる為の罠かもしれんぞ・・・! |
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いや、普通のガーデンスペースにしか見えませんが・・・。 |
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大仏のお膝元は土足厳禁。
参拝するには、階段の手前で靴を脱がないといけない。 |
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真夏の太陽でアツアツに熱せられた階段を素足で上っていく。 |
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見よ、この威風堂々とした貫禄あるお姿。
座っていても93mという事は、起立すれば牛久大仏(100m)なんぞ目じゃない大きさだ。
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ぐぬぬ・・・!やはりなんという憎たらしいドヤ顔・・・! |
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こんな偶像如きに気圧されてどーすんのよ、みっともない。 |
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成人の人間も指一本で捻り潰せそうなこのラスボス感。
数字だけ聞いてもピンと来ない人でも、この画像を見れば大仏がいかに巨大かお分かり頂ける事かと思う。
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アンタなんか大仏にデコピンされてぶっ飛んじゃえばいいのヨ。 |
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大仏を背にし、先程までウロウロしていた地獄庭園の方を臨む。
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敷地の外には、穏やかに時間が流れる田舎の風景が広がっている。時刻はそろそろ夕方に差しかかろうとしていた。
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大仏建造中の様子を写した写真が掲げられていた。 実に16年の歳月をかけて作られたとか作られないとか。
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なお、帰りは公共交通機関はおろか、トゥクトゥク一台見当たらないという状況に陥ったものの、運良く寺にお参りに来ていた地元のご家族に街まで車に乗せてもらいました。
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いやあ、危うく"地獄寺で野宿"という地獄を見るトコじゃったな・・・! |
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一時はどうなる事かと思いましたが、タイの方々が親切で助かりましたね・・・。完全に定員オーバーでしたが・・・。 |
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ったくもう、ちょっとマジでいい加減にしなさいよね・・・。 |
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車窓に見えた日が暮れていく平原。
もうこりごりかもしれないが、タイの地獄巡りの旅はまだ続く――。
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オマケ
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宿泊ホテルのロビーに置いてあったタイ版の『ベルセルク』。 もちろん全く読めない。
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