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・ ・ ・ ―2010年春― |
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ザッパーン・・・! |
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※わざわざ崖下の危険な場所まで行って撮影。 |
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こ、これ以上は勘弁してくださいよ・・・。 ただでさえ昨晩は徹夜で脱衣シューティングゲームを18回もやってフラフラなんすよ・・・。 |
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うおおお! ライダーも大自然には勝てないッ! |
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稲取隔離病棟
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YARUOが未踏だという事で、数年前ぶりに心霊スポットである隔離病棟にやってきました。 まさかこんな所に再び来る事になろうとは・・・。 |
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Oh 愛しのヂェーン、君は一体どんな素敵な女性なんだい? Oh ヂェーン、僕と一緒に廃墟でデートしておくれ・・・! |
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いや、どうやら車中ヂェーンの存在を話したら、
いつの間にか自分で勝手に想像したヂェーンに惚れ込んでしまったみたいなんすよ。 顔も知らないのにw
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Oh 可憐なるヂェーン、好きだよヂェーン、僕のヂェーン・・・! |
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彼の脳内では萌え系の美少女に仕上がってるみたいすね・・・。 |
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実際は某特務機関所属の男勝りな武闘派女なのにヨ。 (※噂のヂェーン) |
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隔離病棟に行くには、一般人はまずその存在に気づく事は無いであろう、この橋の脇にある隠された急な下り坂を降りていきます。
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正式名称は「東伊豆町隔離病舎」というらしく、1958年に運営が開始されたそうです。
イメージよりは比較的近年の建物であるみたいだが、それでも少なくとも30年は放置されているというのだから年代物には違いない。
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伊豆最恐の心霊スポットと言われる同地も、昼間であれば何て事は無いただのボロ屋である。 |
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もしかしたら、不治の病でこの世を去った霊の呪いで恋の病に陥ったのかもしれない・・・。 |
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もともとかなり朽ちている事もあり、以前訪れた時から大きく倒壊が進んだ様子は無い。
周りが竹薮に囲まれている物件なので、風雨による劣化などからもある程度は免れているのかもしれない。
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奥の病室では、何故か椅子が天井から吊るされていました。
まるでイギリスのザ・バズビー・ストゥープ・チェアみたいである。 |
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でもって、日本廃景が心霊写真的なやつを撮りやがりました。 |
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さて、前回訪れた時は早朝で薄暗く、
竹薮に隠されていて気づかなかったのだが、実は隔離病棟の建物は奥の斜面の上にもさらに存在していたのだ。
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結構な急斜面を登っていく。 夏場だったらきっとめんどくさくて心折れる事受けあいだ。 |
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隔離病棟の隠れ病棟に恐る恐る接近。 |
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斜面の上からは先程まで探索していた病棟が見える。 |
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バリアフリーのバの字も感じられない外道な造りだぜ。 |
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奥の病棟内部の様子。 先程の方と大して変わらないが、こっちの方が進行に邪魔な竹が多く生えている気がする。 |
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おい誰か、このクモの巣だらけの中をスパイばりに華麗にすり抜けるワシの素敵な姿を撮れ! |
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病室内部も竹だらけ。 たまに生えている黒い竹の存在が地味に気になる。
どうやら古くなった竹はこんな風に変色するらしいが、場所が場所だけになんとも不気味。
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いや、伝染病のウイルスの影響で突然変異しのかもしれないおw |
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ここは浴室として使われていた部屋であろうか。
湯船というよりは消防用水の入れ物に見える気もするが。 |
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食器類が乱雑に置かれていた。 同地では数少ない生活感の痕跡である。 |
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ここも病室だったのでしょうか。
めんどくさい思いをして来た割に、本館と同じような内部構造でショボーンだったのですが、
この部屋には少し面白いものがありました。 |
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まんだらけにありそうな昔の雑誌がゴミクズ同然に落ちていました。
今の若い世代からしたら、手塚治虫の作品が雑誌に掲載された状態で目にする事に不思議な感覚を覚えると思う。 |
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それにしても、まさかこの漫画が実写ドラマ化される日が来ようとは、当時の読者も夢にも思わなかった事でしょう。 (撮影時の2010年春はちょうど放映していた) |
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いかにも昭和の少年誌といった感じの怪獣図解のページ。
今も昔も男の子がモンスター好きなのは同じみたいですね。 |
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平成から一気にタイムスリップした感じを味わせてもらったお(キリッ |
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隔離病棟から出て、小川のせせらぎを耳にしながら旧道の坂を下っていくと、頭上に橋が見えた。 |
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ふむ、手を伸ばせば届きそうな位置に人間界があるという訳か。 |
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急に藪の中へ突き進みだした外道ライダー。 もしや何か気になるものでも見つけたのだろうか? |
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藪の先は断崖絶壁になっており、眼下には荒々しい伊豆の海が広がっていました。
そして、心霊スポットとされている場所とは思えない程、風光明媚な景色を楽しんだ我々は、
次なる目的地へと向かったのであった。
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