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[2009.04.07]

イタリア怪紀行②
~真実の口、偽りの口~



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真実の口(ボッカ・デラ・ベリタ)は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られている。
元々は下水溝のマンホールの蓋だったらしく、海神トリトーネの顔が刻まれている。
手を口に入れると、嘘つきは手が抜けなくなったり、手首を噛み千切られるという伝説があり、映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンが手を入れるシーンにより、一躍世界的に有名となった。

ケッ、マンホールの蓋の分際でチヤホヤされやがって。
見てみろ、「ウガッ!」とか言いそうな実にマヌケな顔だぜ。

大魔王様と気が合いそうじゃないですか。

ウガッ!?

自分がモテないからって、何こんな無機物に嫉妬してんのよ、みっともない。

ちがわいっ、そんなんじゃないやいっ!
フッ、いっそ誰も手ェ突っ込みたくなくしてやろーじゃねーかコラ!

な、何ですか、それ?

ションベンだけど。

は?

え?

ドポドポドポドポッ

まあ、一杯やってくれや。

だあああいいいいまあああッ!!!?

きゃああああああああッ!!!?




嘘に決まってんだろ。
中身ファンタ・オレンジだし、一滴も口に注いでねえヨ。

キャラに違和感無い嘘やめんかッ!!

手ェ噛み千切られろッ!!

オマケ

こんなバカップルがあちこちで見かけられるのもこの国の特徴か。

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