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[2008.09.24]

失われし三菱崎戸炭鉱


長崎県の北側に浮かぶ蠣浦島(かきのうらしま)は、 かつて県内最大規模の炭鉱であった三菱崎戸炭鉱が栄えた地である。
20世紀初頭の明治40年(1907)から九州炭鉱汽船という会社によって採掘が本格化したが、その後昭和15年(1940)に三菱鉱業の経営下になり、最盛期には年間120万トンの石炭を産出し、従業員も7500人を超える日本有数の炭鉱となった。
しかし、エネルギー革命の影響により昭和43年(1968)に閉山し、半世紀に渡る炭鉱の歴史に幕を下ろす。
平成11年(1999)に大島大橋が開通するまで本土とは離れており、 戦前までは過酷な労働条件から「一に高島、二に端島(軍艦島)、三に崎戸の鬼ヶ島」との悪名で呼ばれ坑夫達に恐れられた。
また、戦時中は強制連行された朝鮮人・中国人が労働させられた為、「監獄島」とも呼ばれていた。
現在も、一部の炭鉱施設は草木に埋もれて静かに眠っている。

佐世保から高速艇で行きゃ片道1000円位だったのに、わざわざハウステンボスからタクシーで8000円以上かけて蠣浦島に到着。
こちとらセレブですので、その程度の出費ロスなぞ別に悲しくなんかないったらない・・・。
ついたぜオルア!
どうよ、このめくるめくオーシャン・ビューん!⊂二二二( ^ω^)二⊃
180度・太陽と海の教室じゃねーか、おい!
大魔王様、危ないですって!そこめっさ崖なんですからっ!
良い子の皆がマネして落ちたらどーするんですか!
あと180度は微妙ですよ!
ふんっ、まあ、アンタの場合は、いっぺん落ちたショックでドタマに革命起こした方がいいかもしれないけどね。
てゆーか、なんだってまたムカつく暑さの中、わざわざこんな田舎に来たのよ?
あのお、正直そろそろ大分の実家に帰りたいのですが・・・。
何か徐々に遠のいているし・・・。

大きな地図で見る
いやホラ、政治的理由から軍艦島に上陸出来なかったからよ。
仕方が無いんで、近場の廃墟郡でも探索して埋め合わせしようかと。
それに昔は、「鬼ヶ島」とか「監獄島」とか呼ばれてたらしいからな。
ここにだって何かしら、もの凄いもんが隠されている可能性が無きにしも非ずと言えなくも無い。
そんなザックリでガッカリな希望的観測で来たんですかいッ!
他にも素敵な候補地があるって言うから来てみりゃあ・・・、何なのよそれ。信じらんない・・・。
いやー、空が青いなあ・・・。(現実逃避)
崎戸町の歴史民俗資料館付近に残るボイラー室の煙突。
別に銭湯がある訳ではなく、どうやら発電所が出来るまでの短い期間、病院や事務所棟等の暖房や浴場のお湯の為の蒸気を作るのに使用されていたらしいです。

一見すると分からないが、よーく観察してみると、実は建造物の一部が緑に覆われているっぽい。
こうした気づかないで通り過ぎてしまいそうな自然と一体化しつつある遺構が、島内ではあちこちに存在する。

しかし現在、こうした古い建物は、市の意向によりドンドン解体作業が行われており、かつての炭鉱の町の面影は失われつつある。
写っているのは解体中の教員アパート跡。
あーあ、もったいない。せっかくの廃墟が台無しじゃぜ。
一体何を考えちょるんじゃよ、まったく。
アンタがよ。
それにしても寂れたところですね。
ウロウロほっつき歩いてるのは私達ぐらいなもんですよ・・・。
まあ、炭鉱の町として栄える→でも次々に閉山→過疎化まっしぐらっていう、実に有り触れた路線を辿ってる様ですからね。
煉瓦造りが美しい福浦坑捲座(まきざ)。
鉱員や石炭を運ぶケージ(エレベーターみたいなもの)を昇降させる巻上機が収められてた施設であったらしい。

今では屋根は抜け落ち、周囲はすっかり植物に侵食されている。

旧福浦発電所の煉瓦造りの煙突。
先端からはモジャモジャとアフロの如く植物がはみ出しており、放置された月日の長さが感じられるちょっと不思議な光景だ。

煙突の横には島内最大の遺構である選炭工場が聳え立っている。
4〜5階建て位はあろうかという窓も無いこの構造物は、石炭を一時貯蔵する所だったらしく空洞になっており、ここから下の方に見える施設に流し込んで品質を選別していたらしいです。
おい、あそこ何か隠してありそうじゃね?
ちょっと行ってみよーぜ、なあ。
えー、あんなとこまでどうやって行くんですか?
結構遠回りする事になりそうですよ。
あたしはパスよ。
待っててあげるから、行きたきゃ勝手に行くといいわ。
僕もちょっと・・・。移動だけで疲れてしまいましたので・・・。
ケッ、根性の無い奴らめ。そうかい、そうかい。
んじゃ、ワシだけで行ってくるわい。
あとで後悔して泣きベソかいても知らんからなー。
じゃあ、私達はそこのレストハウスでかき氷でも食べながらゆっくり待ってましょうか。
あら、いいわねそれ。
あたし一度ブルーハワイとかいうの食べてみたかったのよ。
一体何味なのかしら。
じゃあ閣下、お気をつけて〜。
・・・・・。



夏場の生い茂りまくった植物や、無数に蔓延る蜘蛛の巣が行く手を阻みまくりやがる。
こんなんめんどくさくて行けっかー!!
都会育ちの現代っ子をナメんなよー!!



アレッ、もう戻ってきたんですか?早いですね。
もしかして、虫が恐くて進めなかったんじゃない?
コイツね、昔セミ採りしてた時さ、網から勢い良くひっぺがしたもんだから、断末魔と供にセミの首がボロッと取れちゃってね。
黄色い血が吹き出て首が無いのに、胴体の手足がモゾモゾ動いているのを見て以来、それがトラウマになって、鳴く系の虫全般が大嫌いなのよ。
へえ、そうなんですか。火も水も恐れぬ閣下が意外ですね。
プロフィールんとこ改訂しないといけませんね。
・・・ワシもかき氷食う。
今では雑草が群生するだけのこの土地も、かつては木造の炭住長屋が所狭しと建ち並んでいたという。
高台に見える建物は昭和小学校跡(行き方不明)。

車が極たまにしか通らない道路沿いをスタンド・バイ・ミー気分で歩いていくと、前方に怪しい建造物が・・・。
ねえ、あそこにあるの何かしら?
んー、あれも廃墟か・・・?
たしかアパートのやつがあるらしいからな。
でも、何か建築現場のベールみたいなもんに覆われてる様に見えますよ。
しかし、こんな人っ気の無い島に、今更新築の住居とかを建てますかねえ?
で、近づいてみたけど、何だか嫌な予感・・・。
ねえ・・・、何か工事の作業音みたいなの聞こえてこない?
な、何を言うか、そんなん気のせいじゃろ。ワシの腹の音じゃよ。
あれ、瓦礫みたいなものに重機が見える様な・・・。
ば、バッカ、ちげーよ。アレはブロッケン現象による幻影じゃよ。
いやいや、目の前に広がる現実を直視して下さいヨ。
リアルタイムで解体作業の真っ最中やんけー!!
こちらは末広アパート跡。
ちょっ、これまで数十年もの間聳え立っていたくせに、何ワシらが来るのを見計らったかの様に解体されとんじゃー!!フンガーッ!!!
あー、もう、取り乱すんじゃないわよ、みっともない・・・。
夏空やバカ者どもが夢の跡・・・。
ぐぬぬ・・・!ちっきしょお、あともう少し早ければ・・・!
大魔王様、いつまでも試合に負けた野球少年みたいな表情で覗き続けてないで、そろそろズラかりましょうよ・・・。
いよいよ工事の作業員が不審者に向ける視線でこちらをチラチラ伺ってますから・・・。
あっ、そーじゃ、そーじゃ!
たしかな、もうちょっと先の方にも別のアパート郡の廃墟があるはずじゃよ・・・!
えっ、そーなんですか。
うむ、昨日ググって調べたから間違い無い。
こーなったら、そっちで総力を挙げて探索してやろうじゃねーか・・・!
はんっ、そっちのもとっくに解体されてたりしてね。
ああっ?んな訳ねーじゃろが!揉むぞコラ!
解体済み。
バッキャローーー!!!
明らかに最近まで何かしら建っていた感じの更地が・・・。
解体されちまった(辿り着けなかった)んじゃ仕方が無いので、在りし日の様子(約1年前〜2008年7月頃まで)は他サイト様から許可を得てお借りした画像でお送り致します。他力本願も何のそのだぜ。
選炭工場跡。
鉄骨むき出しな無機質な感じが、まるで悪の秘密組織の基地みたいな印象で、静かな迫力と存在感がある。

6棟から構成される集合住宅の美崎アパート跡。
重なる様に建ち並ぶ廃墟郡が壮観の一言です。
もう無いのが非常に残念だ。

映画『バトル・ロワイアルU』に出てくる「戦艦島」のロケ地でもあるらしいですね。

昭和小学校跡。3階建ての鉄筋校舎です。
かつては生徒数約2700名にも及ぶマンモス校だったというから驚きだ。

崎戸町郊外の「福浦会館(崎戸劇場)」という映画館の映写室跡。
ここも解体済み。
どうやら2000人を収容する程のかなり大きい映画館だったらしい。

崎戸鉱で特に有名であった平和寮跡。
左側の壁が新しい感じなのは、途中までブッタ斬られて解体された為みたいです。

ここぞとばかりにツタに覆われまくっていて、ザッツ廃墟って感じが素敵ですね。でも解体済み。

再び美崎アパート跡を望む景色。
ノスタルジックで、何となく独特の異世界感が漂っている様に見受けられますね。

だが、この景色がこの眼で見れる事はもう二度と無い・・・。


画像提供:お水の花道〜トイレとウンコと時々廃墟〜

ふむ、美しい島であったな・・・。
だ・か・ら、結局あたし達何しに来たのよ、このバカッ!
まあまあ、古き良き時代の残り香を僅かながらも感じられたっちゅー事で良しとしようではないか。ほら、ウンコ知新っちゅーやつじゃよ。
いや、温故か。
いい加減にしろや。
アハハ、早く実家に帰りたい・・・。
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