最恐ホラー映画『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』公開記念！謎の喫茶店ピエロでコーヒーを飲んできた

全米で公開後、ホラー映画史上No.1の社会現象的な大ヒットを記録し、 日本では11月3日（金・祝）より全国ロードショーとなった映画『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』。
神出鬼没な謎の殺人ピエロ“ペニーワイズ”によるトラウマ級の恐怖と、“それ”に立ち向かう少年少女達の冒険を描いた超オススメ作品である。 既に観た人々からも、高評価の声が多数の模様だ。

単なるホラー映画ではなく、原作者スティーヴン・キングの別の名作『スタンド・バイ・ミー』を思わせるジュブナイルものでもあり、 青春系オカルトサイトを自称する当サイトともある意味通じるものがある（と勝手に感じている）。

そこで今回は、同作の日本公開を記念して、ピエロにまつわるネタをお送りしたいと思います。

キーワードは「ピエロ」という事で、都内某所にあるカフェ「ピエロ」に行ってきた。
もはやホラー映画の話とは何ら関係無くなるが、気にしないように。

こちらはマスターご夫婦の自宅を兼ねている為、詳しい住所や電話番号は秘密となっている隠れ家的なお店である。

ネット上では情報が少ない事から、"謎の喫茶店"や"幻の喫茶店"とも呼ばれているようだ。

店名の通り、その外観はピエロの絵が何体も描かれた特徴的なもので、通行人の目を引き付ける。

ピエロの他にも色々と描かれており、 オヤジ系珍スポットを思わせるフリーダムな雰囲気。

肝心の店内は撮影禁止だったが、カウンター兼作業場みたいな奥行きのある間取りで、 外観に比べると割と普通の印象ながらも、所々にピエロや各地の土産品などが置かれ、個性が滲み出ていた。

コーヒーを飲みつつ、人懐っこい感じのマスターご夫婦と1時間程お話させていただき、非常に楽しかった。
店名の由来を伺うと、単純にマスターがピエロ好きなのだそうだ。

建物の側面にもブロックアート作品が並ぶ。
これらは全て 30年来この地に店を構えるマスターが描いたもので、その時その時の盛り上がった気分が反映されているのだという。

また、完成度の高い絵が描かれていると、スプレーによる悪戯描きがされにくくなるという事で、防犯対策も兼ねているらしい。

可愛らしい画風に油断していると、急にチェ・ゲバラがいたりして、独自のセンスが光っている。
日付からも分かる通り最近の新作で、 絵は不定期に上書きされているようだ。

革命家の隣りの電柱裏には、応援する意味で描かれた地元の都議会議員の姿も。
図らずも右と左が並ぶ感じの、政治思想が強い（笑）みたいな状態になってしまったそうだ。

マスターはスマホもパソコンもいじらないらしく、せこせこ生きる現代人に疑問を抱いているようだった。
その存在は、つまらぬ事に固執する物質主義的な機械文明に抗いながら、素直に好きな事をして生きるネイチャリストといった印象で、色々と思わされるところがあった。

またそのうち、コーヒーを飲みに立ち寄りたい。

以下、せっかくなので、当サイトのピエロネタをまとめてみた。
よければ映画の予習として（全然必要ないけど）、各自適当にご覧ください。

あなたの住む町にも、“それ”が現れるかもしれない。