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観光名所があまり無いと言われる埼玉だが、有名アニメの聖地に関してはやたら多い。
東京のベッドタウンという可も不可も無いフラットな土地柄が、物語の舞台として使い易いのかもしれない。
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そうした作品の中で、2007年に印象的なOP等で話題を呼んだアニメ『らき☆すた』の舞台である久喜市の鷲宮(※)にて、 先日、年に一度の土師祭(はじさい)が行われた為、ちょっくら見物してきました。
【※脚注】登場人物である女子高生の柊かがみとつかさの姉妹が、鷲宮神社をモデルとした場所に住んでいるという設定。
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今回のお目当てであった「らき☆すた神輿」。
アニメの放送から今年で早10周年だが、相変わらず毎年担がれ続けているようだ。
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土師祭のクライマックスとして、夕方に鷲宮神社を出発した神輿は、
担ぎ手や見物客による「かがみ!かがみ!」等のキャラ名を連呼する掛け声の中、
力強く商店街通りを進んでいく。
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サイリュウムを揺らしながら、半被姿の男達が威勢良く練り歩く、
古来からの伝統文化と現代サブカルチャーがコラボした不思議な光景。
「祝:第10回~」と書かれた横断幕も何だか誇らしげに先頭を行く。
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同作品の影響で、鷲宮神社の初詣の参拝者数が激増したというのは有名な話だが、
未だにこれ程盛り上がりを見せる地域活性化に繋がっているのは、実に興味深い現象である。
平凡な町に突如吹いた新しい風を、地元の商工会が積極的に受け入れ続けた結果なのだろう。
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古今東西の色々な文化を取り込み独自の形態に進化させ発展してきた、
日本という国の持つ訳が分からないパワフルさとクレイジーさの一端を垣間見れた気がした。
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神輿に夢中で気付かなかったが、見覚えがある人がいると思いきや、人斬り抜刀斎だった。新シリーズの連載が楽しみだ。
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各地から集ったオタク達や、ノリの良い地元の方々が心を一つにして萌え上がる聖地の祭典。
今後も末永く続けて欲しいものである。
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一方、
土師祭と同じタイミングで、『展示会プラフェス』なる催しが行われ、
“山手線を全駅再現したプラレール”が人々を驚かせた。
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展示会場となったのは、大宮の鉄道博物館にも程近い、さいたま市のプラザノースという施設。
2日間限定で一般公開された。
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当然の如く会場はキッズだらけで、
線路と線路の僅かなスペースもお構いなしに周囲を走り回っていた。
こんなの見せられたら、大人だってテンションが上がるのだから、それも仕方あるまい。
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こちらは秋葉原駅。
山手線だけでなく、総武線が交差しており、周辺の別路線もある程度作られているのが分かる。
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端っこの方には、レインボーブリッジやゆりかもめ、東京モノレールまで再現されていた。
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パッと見だと分からなかったけど、これは新宿の都庁らしい。
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ケースに入れられた大量のプラレールのパーツ。
有志13人によって制作されたそうだが、作業の大変さが察せられる。
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なんとなく眺めてたら突如崩壊した陸橋。
『シン・ゴジラ』で品川君が自衛隊のアパッチと対峙した場所にあった、京急電鉄の走る八ツ山橋である(初代ゴジラの初上陸地点でもある)。
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こちらは東京駅。
それこそ、こんな東京のジオラマの中を歩いていると、
ゴジラみたいに街を蹂躙しているような気分が味わえて面白かった。
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「彩の国」という愛称だけあって、なんだかんだ
埼玉にも色々と見所があるようだ。
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