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[2005.01.07]
戦慄!ゾクゾク心霊写真集



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霊界案内人 早見淳二郎

いやいやいや~、どうも皆さん、新年あけましておめでとうございます~。
ついこの前まで夏かと思っていたら、いつの間にか新年ですねえ。
実はね、2005年というのは、安倍清明没後ちょうど1000年なんですよ、うん。
だから今年は、何とな~く、オカルトチックな事が流行る気がするんですよ。
てな訳で、今回はですね、ミステリーの国として名高いイギリスで撮影された心霊写真を紹介しちゃおうと思います。
写真画像は、クリックすると拡大されたのが別ウインドウで出るよーにしてますんでね、カチカチッとどうぞ。
それでは逝ってみましょう!

PHOTO1:Brown Lady of Raynham Hall

まずはこちらの写真を御覧頂きましょうか。
これはですね、1936年12月26日にイギリスの雑誌『カントリーライフ』で発表されたものです。
有名な写真なんで、見た事があるって人もいるでしょう。
この写真は、1936年9月19日の午後4時頃に、イギリスのロングアイランド州オイスター・ベイの町の「レインハム・ホール(Raynham Hall)」っていう幽霊屋敷で、写真家のキャプテン・プロヴァンドと、彼の助手のインドラ・シラによって撮影されたんですよ。
レインハム・ホールは建築300年を経た2万エーカーの敷地内にそびえる広い屋敷でしてね、第2次大戦中は、ここにアメリカ兵が駐留していたそうなんですね。
その後はこの屋敷は部外者に公開されておらず、見学も許されていなかったそうなんですがね、プロヴァンドは交渉の末、何とか屋敷に入る事が出来たんですねえ。
したらば、彼の持っていたカメラの1台が、目に見えない手で粉々にされてしまったそうなんですよ。
しかしプロヴァンドは、超常現象は全く信じない人物だった為、幽霊が犯人だという可能性は否定してかかった。
で、調査の為に、屋敷の部屋の隅々を撮影していると、プロヴァンドは助手のシラが、有名な階段を目の前にしている事に気づいた。
すると突然、「見ろ!」とシラが恐怖にひきつった顔で叫んだ。
で、プロヴァンドも目を向けたんですがね、彼には何も見えなかった。
シラは、「白い姿がゆっくりと階段を降りている」と言い張ったそうなんですがね、疑り深いプロヴァンドは信じようとはせず、「そんなに言うなら、写真に撮ろうじゃないか」ってな具合で、急いでカメラを向け、撮影した。

こうして撮えられたのが、「心霊写真」ってなモノが世に出始めた頃の、先駆的な1枚です。
後に専門家によって写真は鑑定されましたが、二重露出写真あるいは捏造等の証拠は見つかりませんでした。
そいでですね、この写真に写ってる幽霊の身元も、ある程度推測されているんですよ。名前はドロシー・ワルポール。
彼女は古くから、しばしばホール及び階段を歩き回る姿を目撃され、褐色の金らん服を着ていた事から「褐色の夫人」なんて呼ばれたそうなんですね。
で、この服がホールの肖像画に描かれてたのと似ていた事から、ドロシーの幽霊って事が判明したんですよ。
しかも、この女性は英国初代大統領とされるロバート・ワルポール卿の姉妹だったらしいんですよ、ええ。
では何故に、その様な血筋の人が幽霊として漂っているかと言いますとね、この女性は、父親に反対され、自分の愛した人との結婚を許してもらう事が出来ず、しかも今で言う政略結婚の様な貴族同士の結婚をさせられてしまったそうなんですねえ。
でね、その夫のチャールズ・トゥンシェンドが妻の不品行をとがめてこのレインハム・ホールに閉じこめる様に住まわせたらしんですよ。
ドロシーは公式には1726年3月29日に、40歳で天然痘で亡くなったと言われてるんですがね、実は、彼女は写真の階段から何者かに突き落とされて、首の骨を折って死んだとも言われてるんですねえ。
そして、今も夜な夜な自分の5人の子供を捜す為に、屋敷を彷徨っているそうですよ・・・。

PHOTO2:Lord Combermere

えー、お次はこの写真を御覧頂きましょう。
これはですね、1891年12月5日に、イギリスのチェシア、カンバーミア・アビー図書館でサイベル・コーベットによって撮影されたモノです。
パッと見何処に何が写ってるのか判りませんが、よォーく見ると、椅子にうっすら誰かが座ってるんだな、これが。
ほら、頭と肘掛けの上の右腕が確認出来るでしょ?でも足が無いんですよ、足が。
これはね、カンバーミア卿の幽霊であると考えられているんですよ。
カンバーミア卿は1800年代初めの英国の騎兵指揮者でしてね、1817年に、バルバドスの知事になったんですよ、彼は。
ほら、「超摩訶不思議Xファイル」のFILE048で怪奇現象の調査を命じた人ですよ。
で、1891年に、カンバーミア卿は馬車に引かれて死んでしまった。
サイベル・コーベットがこの写真を撮影した時、約4マイル離れた場所でカンバーミア卿の葬式が営まわれていたそうです。
恐らく、カンバーミア卿は最後に自分の好きな部屋の好きな椅子に座る為に立ち寄ったんでしょう。

PHOTO3:Freddy Jackson

この写真は1919年に撮影されたものでしてね、1975年にR.A.F.オフィサーを引退したヴィクター・ゴダード卿によって公表されました。
写真は第1次世界大戦で貢献したゴダード隊の集合写真なんですがね、そこにはいるはずの無い人物の顔が写っていたんですよ。
一番上の段の左から4番目のパイロットの後部に、はっきり顔が浮かび上がってるのが確認できます。
これは、2日前に飛行機のプロペラによって死亡したフレディー・ジャクソンという機械工の顔であると言われているんですよ。
しかも彼の葬式はね、この写真が撮られた日に営まれたんですよ。
故に、隊のメンバーは、すぐにこれはジャクソンの顔だと判ったそうです。
ゴダード卿は、「恐らく、ジャクソンは自分の死に気づかず、集合写真に出席したのだろう」と推測したそうです。

PHOTO4:Tulip Staircase Ghost

この写真は、1966年に元聖職者のラルフ・ハーディによって撮影されたものです。
彼はイギリス、ロンドンのグリニッジにある国立海洋博物館に見学に訪れた際、閉館間際、「チューリップ階段」と呼ばれる上品な螺旋階段を撮影したんですがね、写真には背筋が凍るものが写し出されてしまった。
なんと、チューリップ階段には、ネグリジェの様な服を着た金髪の女性が、片手で手すりを握り、同じ側の片足も手すりに乗せている姿が写っていたんですよ。
まるで、今から飛び降りるってな感じのポーズでね。
閉館間際な上、階段は立ち入り禁止で、そこには誰もいるはずがなかったのに。
実は、400年来のこの建物は、以前より怪奇現象の報告があったそうです。
白い影が目撃されたり、誰もいないはずなのに足音が聞こえた・・・なんていうね。
一説には、300年前にメイドが階段から転落して死亡したと言われているんですがね、真相は闇の中です。

PHOTO5:HamptonCourt Ghost

これは監視カメラが撮らえたものなんですがね、ニュースや新聞でも結構報じられたんで、見覚えがあるって人もいると思います。
2003年10月、イギリスのロンドン郊外にあるハンプトンコート宮殿の監視カメラに、正体不明の物体が撮影されたんですよ。
宮殿は、1525年に建てられ、国王ヘンリー8世が使用していたものでしてね、現在は人気の観光名所なんですよ。
広報担当のヴィッキー・ウッドによると、その夜は、人が出入りしないはずの防火扉が開いて警報機が鳴る騒ぎが3回発生し、その内2回は監視カメラに何も映ってなかったそうなんですがね、残る1回の時、警備員が監視カメラに映る幽霊の様な物体を発見したそうなんですよ。宮殿の警備員ジェームズ・ファウクスは、「顔は人間のものとは思えない。
最初は、クリスマスのジョークじゃないかって笑ってたんだ。
だけどその後、いつも宮殿の案内係がチューダー朝時代の衣装で観光客を迎えているから、案内係にアレは何だって聞いたら、彼らもそんな服を着た人は誰も知らないし、そんな衣装は無いって言うんだよ。本当にゾッとした。」と語っています。
写真は、ローブの様な覆いをまとった物体が、片手をドアノブにかけ、宮殿内から外に出ようとしている感じですね。物体の周りはぼやけており、顔は伸ばした手に比べ、妙に白い。
この宮殿には、以前から幽霊がいるってな噂があったんですよ。
ヘンリー8世の第3夫人、ジェーン・シーモアは、同宮殿で息子エドワード王子を産んだ後、死んでしまったそうでしてね、今もシーモアが蝋燭を手に、中庭を歩いている姿がしばしば目撃されているそうなんですよ。
また、エドワード王子の面倒を見たシベル・ペンという看護婦がですね、1562年に死去し、宮殿内に埋葬されたんですよ。
しかし、1829年の建築作業で墓が掘り起こされた直後から、宮殿南西部から怪音が聞こえ始めたそうなんですよ。
建築作業員がその音を辿っていくと、忘れ去られていた小さな部屋に着き、その中でシベル・ペンが使っていた古い糸車が発見されたそうなんですねえ。
また、ヘンリー8世の5番目の妻キャサリン・ハワードが不倫の罪で打ち首で処刑されたんですがね、その後、宮殿に関する事をまとめた1897冊の書物の中に、白い服を着た彼女の幽霊が金切り声をあげて宮殿のギャラリー内浮遊して徘徊している姿がいたる所で目撃されたって記述されているんですよ、ええ。
また宮殿は、清教徒革命の際に、政治家のオリバー・クロムウェルによって1649年に打ち首となったチャールズ1世を幽閉していた所でもあるという、とにかく曰くつきの場所なんで、霊の1人や2人、出現してもおかしくないんですねえ。
この霊の様な物体の姿は、ただの話題作りの為の悪戯なのか、それとも・・・。

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