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[2005.07.14]

SPOT30:ロンドン塔



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ロンドン塔の全体図を表すミニチュア。

プラモとして販売したら売れそうですね。

こんな物、両生動物のクソをかき集めた値打ちしかないッ!

・・・・・。

鎧のコレクションの量は凄まじい。
江戸幕府から送られてきたと云われる、日本の鎧も展示してあった。
どれも股間のガードにこだわりが感じられる。

武器は刀から鉄砲、大砲まで様々。
陳列方法が壁飾りの様にあしらわれており、なかなかユニークだ。

地上で最強の武器は―――己自身だ!
戦場で生き残りたいと思うなら殺戮本能を研ぎ澄ます事だ!
ライフルは道具にすぎん!我なくて銃役立たず!
殺しは鉄の心臓がやる!
敵のケツにミラクルを突っ込んでやるのだ!

なかなか歴史の趣を感じさせる品々でござるなあ。

なんて悪趣味な部屋だ。

処刑方法にも身分によっていろいろと種類があったそうです。
身分の高い貴族や紳士には、斧でバスッと首を叩き落とす名誉ある斬首刑、身分の低い者には、首をキューと絞め上げた後、腹を裂かれ四つ裂きにするという処刑法だったという。
そんな残酷なパフォーマンスも、人々はイベントでも見るかの様なノリで盛り上がっていたという。

何コイツ、ラブホにある様なイス指差してんだ?
さては、相当なS野郎・・・

処刑人ですよッ!

おっかねえだすねえ・・・。

見たらとっとと来やがれッ、腐れチン●が!
それとも、タマ切り取ってグズの家系を絶ってやろうかッ!?

ひいい!(こっちの方がおっかねえー!)

壁には、無実の罪で幽閉された人々が彫り付けたという、無念の言葉が残されていた。

せっかくだし、我々は記念の言葉を残・・・

やめんかッ!

首チョンパに処刑されちまった人を再現する、生首コレクション。
やはり苦労が多かった所為か、全体的に毛髪が薄い。ドンマイ。

中学ん時の担任の先生に似てる顔が・・・。

地下には大砲もこんなに陳列されていました。

外に出ると、イギリス名物の憲兵さんが、人形の如く微動だにせず立っていました。

アレ、時給いくらだろな?
試しに奴の足下に小銭投げてみねーか。
ついつい拾っちまうかもしれんぞ。

やめんかッ!

ロンドン塔には、チュウダー王朝時代の衣装を着たヨーマン・ウォーダーと呼ばれる退役軍人の守衛が42名いる。
ビーフ好きで血気盛んな事から、俗にビーフィーターとも呼ばれる。
昼は観光客の案内や記念撮影に笑顔で応じ、夜は鍵の儀式に従事している。
この儀式は、700年前のヘンリー7世の時に始められた戸締りで、毎晩9時半に行われるそうです。

ビーフィーターのおっちゃんが、ジョークを交えて観光客を盛り上げながら、ロンドン塔の説明をしていました。
こっちとしちゃあ、何言ってんのかまるで解らんが。

英語上手だすねえ・・・。(※マジで言いました)

ジュエル・ハウス(ウォータールー兵舎)には、王室の宝飾品クラウン・ジュエルが展示されている。
クラウン・ジュエルは単に豪華なアクセサリーというだけでなく、伝統に裏打ちされ、それぞれの役割を秘めているそうです。
現女王のエリザベス2世が使う王冠も、使用時以外ここで展示されているそうです。
また、館内の目玉として、「偉大なアフリカの星」と呼ばれる、530カラットの世界最大級のダイヤモンドがついている王笏が展示されているそうです。

世界最大級のダイヤ見てかないんですか?・・・サー。

貰えもしないダイヤなんざ眺めて何が面白い!?
このイカれポンキッキが!

セントピーター礼拝堂の芝生の前には、鎖で囲われた一画がある。
約2m四方と小さいが、ここはかつて、多くの歴史上有名な人間が処刑された場所、処刑台の跡なのです。
例のヘンリー8世の妻の内の2人、アン・ブリンとキャサリン・ハワードもここで最後の瞬間を迎えたという。

ブラッディー・タワー(血塗られた塔)。
チューダー朝時代、ここには12歳のエドワード5世と、9歳の弟ヨーク公リチャードの2人が幽閉されていたという。
1483年にこの兄弟の父エドワード4世が亡くなった為、叔父のグロスター公リチャードの庇護の下、彼らはロンドン塔にしばらく住み、父の正式な後継ぎとして戴冠式を待っていた。
だが、ある日、忽然と2人の兄弟は姿を消してしまい、結局、王に即位したのは叔父のグロスター公でした。
そして、2人が姿を消してから191年後の1674年に、階段を修復工事していた作業員が偶然、ホワイト・タワーの傍から2人の子供の白骨死体が発見したのです。
もっぱら、王位を狙った叔父のグロスター公が、この幼い兄弟を殺害し、遺体を埋めたのだと考えられていますが、白骨死体が本当にこの兄弟なのかも、グロスター公がどう事件に関わっていたのかという真相も明らかにはなっていません。

現在内部は、ジェームズ1世を謀殺しようとした疑いで投獄された、サー・ウォルター・ローリーの13年間に渡る獄中生活の様子が再現されている。

ハッ、泣けてくるぜ。
俺の部屋より、獄中生活の部屋の方が広いだなんてよう・・・。

そりゃ切ないですね・・・。
・・・って、ツカールさん訛りはッ!?

え?

今はガラーンとして見える中庭は、中世当時には馬小屋が並び、テントが張られ、塔で働く従僕達の為の小屋も建ち並んでいたという。

ロンドン塔には、世界最大級の大きさであるワタリガラス(Raven)が6羽、風きり羽を切られて逃げない様にされ、Raven Masterと呼ばれる役職の王国衛士によって飼育されている。
このワタリガラス、元々は1666年に発生したロンドンの大火で出た、大量の焼死者の腐肉を餌に大いに増えたと云われており、ロンドン塔にも多数住み着いてたそうで、チャールズ2世が駆除を考えていた所、占い師に「カラスがいなくなるとロンドン塔が崩れ、英国が滅びる」というトンデモない予言をされた為、それ以来、ロンドン塔では、一定数のワタリガラスを飼育する風習が始まったそうです。
なお、ワタリガラスはかなり気性が荒いため、みだりに観光客がちょっかいを出すと襲われるケースもあるとの事。

たしかに、普段見るカラスより、堂々としてる感じでござるね・・・。

人間にビビって逃げる奴はただのカラスだ!
逃げないやつ奴は、よく訓練されたカラスだ!

全羽逃がして、イギリスが滅亡するかどーか試してみねーか?

ワールドワイド問題発言するなーッ!

セイウチのケツにド頭突っ込んでおっ死ね!

調査結果:そこにあった数々の品々により、残酷な時代の歴史を偲ぶ事が出来ましたが、昼間は単なる観光地なんで、嫌~な感じはしませんでした。
やはり心霊スポットというのは、管理されていない、野放しの状態でないと、何ら緊張感がありませんしね。
そもそも、イギリスの幽霊に対する意識は、日本のもの程オドロしいものではなく、何かの弾みで昔の人が出てきちゃった~みたいなファンタジックな感じだそうです。
しかもそれを利用して商売したりしてますからね。
つーか、もはや同時爆破テロとか起こってんのに、霊がどーのこーの言ってる場合じゃないですしね、ロンドン。
何はともあれ、忌まわしい過去を持つ中世の城塞は、今後も大英帝国の繁栄を見守り続ける事でしょう。

オマケ

エッフェル塔に続き、今回もシンボルタワーをぶっ叩くツカール。

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